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2024年4月25日(木)   サルの食事 
 初夏を思わさせる暑さとなり、半袖ポロシャツの軽装でも汗ばんでくるが、平日であるにもかかわらず、ズーラシアには幼稚園児、高校生、そしてアメリカの子供たちの遠足に加えて余生を楽しむ高齢者、幼児連れの若い夫婦が訪れ、予想外に賑わっている。
 2月にはゾウとキリンの食事する姿を楽しんだが、本日はサルの食事をじっくりと見学した。
 12時過ぎに訪ねたが、ふと動物園で飼育されている動物の食事の時間は人間のように決まっているのだろうかと疑問が湧いてくる。飼育員の立場に立てば、決まった時間に餌を用意するのが合理的であるが、動物の本能としては好きな時間に、空腹を満たすために食べるのが自然である。しかし、アカアシドゥクラングール、テングザル、オナガザルは檻の餌場に用意された木の葉や枝の樹皮を食べており、食事タイムが決められているように思えてくる。概してサルは食事に集中するのではなく、本能がそうさせるのか、絶えず周囲に警戒を怠ることなく、目をキョロキョロと辺りにめぐらせ、テングザルの親は食事中に子供が近寄って来ると、威嚇して追い払ってしまう。子供を一本立ちさせるための行為なのかもしれないが、子供のテングザルも親の目を異常に気にしながら、見つけた木の葉を必死で食べている。
 
   
 
アカアシドゥクラングール

親のテングザル
 
子供のテングザル

オナガザル


さんど

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