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 ぶらり歩き   
 19. 鶴見川を歩く (3)     平成21年12月26日
  暮れも押し詰まった今年最後の土曜日に、今回はKさんが加わり、久しぶりにSさんとの3人で鶴見川の源流を目指して歩く。9時にJR横浜線・鴨居駅で待ち合わせて左岸を歩く。朝のうち小雨がぱらついていたため、曇天の空模様であるが、風がなく寒さは気にならない。

 鴨居辺りの鶴見川は河原が多少は残っており、そこでは少年野球の練習が行われている。落合橋で中原街道を横切った先で、鶴見川は横浜線に並行して西方に流れる恩田川と分流(写真9)して北上する。そして、鶴見川はこの辺りでは谷本川(やもとがわ)と呼ばれている。鴨居からの土手道には河口からの距離を表示した道標(写真10)が0.5kmあるいは1km間隔で設置されている。前回歩き始めてからここまで20.5kmを歩いたことがわかり、達成感が湧いてくる。
 
 川和遊水地管理棟の壁面には鶴見川流域を表す地図とその形が動物のバクに似ていることを示すシンボル図が表示されている。東名高速道路の青葉IC東急田園都市線の市ヶ尾駅辺りを通り過ぎる。

 水車橋(写真11)のところで、鶴見川は真福寺川と分流するが、役所の河川管理の複雑さというのか、一級河川の鶴見川は神奈川県、準用河川の真福寺川は川崎市の管理となることを示す立て札が立てられている。川沿いに設けられたフェンスが二つの川では異なる仕様のフェンスとなっていることに役所の縄張り意識を感じてしまう。

 この先でも鶴見川は支流と分流していくが、お昼の時間となり、前回はお店を探すのにひと苦労した経験を生かして、小田急線・鶴川駅前で昼食を摂る。ここまで曇天ではあるが、気温も低くなく、幸いにも風もまったくないため、快適なウォーキングである

 昼食後は陽が射してきて師走としては暖かいウォーキングとなる。せきやまはしを過ぎると、川の護岸にはススキ、周辺には竹林等が目に付き、里山の風情がある。
 護岸の茂みの枝にカワセミ(写真12)が餌の小魚でも狙っているのか、羽を休めているのを見かけ、写真におさめることができる。因みに、今歩いている町田市の市の鳥カワセミであり、この辺りではよく見かける野鳥なのであろう。
 
    

写真9 右 鶴見川  左 恩田川

写真10 鶴見川道標

写真11 水車橋

写真12 カワセミ

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