第11回 エナジーブレイカー

タイトー/ネバーランドカンパニー SFC 7980円
ジャンル シミュレーションRPG

ネバーランドのゲームの中では、今の所一番最近に買ったソフトだ。
確か買ったのは98年の4月だったと思う。
このソフトもネバーランドのゲームという事を知り、たまたま
売っていたのを見つけて購入した。
その後の話を聞くかぎり、これはなかなか入手しにくいそうなので、
あの時買っておいてよかったと思った。
で、プレイしてみると、確かに雰囲気がネバーみたいな感じ…………というよりも、
そのものだったりするが、これがまた面白い。
いわゆるターン制のシミュレーションRPGなのだが、
移動や攻撃は、バランスポイントというものを使用して行う。
例をあげると、バランスポイントが12の場合、1回移動して5消費し、
それから攻撃2回で3×2回で6消費、合計11で1残るという事になる。
だが、敵が隣接していた場合は、攻撃を4回分でちょうど12といった事もできる。
バランスポイントは、毎ターンごとに回復するが、いつも全快するかというと、そうでもない。
バランスポイントの回復量は、残りLP(HP)に比例する
LPが満タンの場合は全快するが、少ないとほとんど増えない。
つまり、なるべくLPを減らさない&回復させる事が重要になる。
逆に言えば、敵のLPを減らしておけば、攻撃を防げるという事だ。
あと、隣接して攻撃する時は、敵の向きに気を付けよう。
正面から攻撃すると、ほぼ確実に反撃される
だが、背後からだとダメージが増加するので、できるだけ背面や背後を狙うようにしよう。
当然これは味方にも適用されるので、背後を取られないように気を付けなければならない。

あと、このゲームには、エナジーバランスというパラメータが存在する。
エナジーバランスは、火・水・風・土の4つの属性から成り立っていて、
それぞれ光と闇に分かれている。
秘伝書に書かれた技を覚えたり使ったりするのに使う。
例えば、LPを回復する「エルビー」という技を覚えるには、
水が4、それ以外は0必要になるので、その数値にして戦うと、確実に技を覚えられる。
それ以上でも覚えることはできるが、上がれば上がるほど覚える確率は低くなっていく。
逆に、その値以下の場合、技は絶対に覚えられない。

会話には、ライブリートークシステムといったものが採用されている。
簡単に言うと、会話の際に自分の感情を決められることである。
強気に出たり、弱気に出たりする事ができるが、はっきり言って、
どう接してもほとんど違いがない
(本当は色々違う反応がかえってくるようにしたかったらしいが、時間や容量の問題でなくなってしまったようだ)
ついでに言うと、主人公を6人の中から選べるようにもしたかったらしい。
あと、細かい所では、物などを調べた時の主人公の反応が色々あって楽しい。
個人的には「あっ、こんな所に美女が!?」が一番好きだ(笑)
ストーリーはやや複雑だが、割と楽しめた。
私としてはぜひ完全版をリメイクしてほしいものだが、どうだろうか。


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