第10回 カエルの為に鐘は鳴る

任天堂 GB 3900円
ジャンル アドベンチャー

このタイトルを見て「なんじゃそりゃ!?」と思った方もいるかもしれない。
でも私はこのゲームを気に入っている。
パズル風のダンジョンもそうだが、そのテンポのよさを一番にあげたい。
戦闘はほぼオートバトルで、余計な操作は必要ない。
パズル風のダンジョンと書いたが、あまり難しくなく、ちょっと考えれば解ける程度のものだ。
とりあえず、システムを説明するために、大まかなあらすじを。

サブレ国の王子(主人公)と、カスタード王国のリチャード王子は、
幼なじみであり、ライバルでもあった。
ある日、フェンシングの試合中に、
ミルフィーユ王国が謎の軍団「ゲロニアン」に占領された事を知り、
2人は姫を助けるためにゲロニアンのリーダー「デラーリン」のもとへ向かう。
しかし、色々あって主人公とリチャードは、カエルに変えられてしまう。
元に戻る方法を探しているうちに、主人公は一旦元に戻れたが、
またさらに色々あって、人間・カエル・ヘビの3種類の姿になれるように
なってしまった。

相変わらず大まかすぎるが、この「人間・カエル・ヘビ」がポイントなのだ。
主人公は、この3種類の姿をうまく利用していかなければならない。
この3種類の能力を表にまとめると、

攻撃能力

ジャンプ力

変身方法

その他
人間

一番強い:剣で攻撃

そこそこ

幸せの果実

買い物ができる(笑)
カエル

貧弱:虫を食べて回復

かなり高い

水に入る

ゲロニアン兵と戦わなくてよい
ヘビ

弱いほう:敵をブロックに変える

低い

温泉タマゴ

小さい隙間を通れる

このようになる。
例えば、人間時にジャンプしても届かない場所でも、カエルになれば
簡単に届くし、もし近くに水がなくても、ヘビになって敵をブロックに変えてから
人間に戻り、ブロックを踏み台にすれば、届くようになる。
と、このようにして進めていく事になるが、それは決して難しすぎることはない。
そのため、ついつい先に進めてしまうのだ。
日記帳があればいつでもセーブできる(ストーリーの都合上なくなる事もある)ので、
時間がない時でもプレイできる。
私は、このゲームをこう思っている。
「もう1つのゼルダ」と。
任天堂にはぜひこのゲームの続編を出してもらいたいものだ。
ちなみに、このゲームを制作された「チームシカマル」は、
他にも「ファミコン探偵倶楽部1、2」や「メトロイド」も手掛けていることが判明した。
他にも手掛けたソフトがあったら教えてほしい。


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