北アルプスへ
蝶が岳から常念岳
日時 1993年8月21日〜8月23日
コース 上高地〜徳沢〜長塀尾根〜蝶が岳〜常念岳
第1日目(8月21日) 晴れ 徳沢ロッジまで
上高地に着くと雨が降ったようで、
山から降りてくる人々はカッパを着て
汗と雨でびしょ濡れになってくる。
すれ違う人に「いいなーこれから登る人は・・・
山は1週間雨だったよ」と何人にも声を掛けられる。
下りてくる人には気の毒だが,明日からの山行が楽しみになる。
4:20徳沢ロッジ着。
雨続きだったためか空いていて快適
第2日目(8月22日) 晴れ後雨 徳沢〜蝶が岳ヒュッテまで
昨夜は風雨共に強く心配だった。風は収まらず霧が深い。
6:30カッパを着て出発。薄暗い長塀尾根をジグザグに登る。
いきなりかなりの急登である。
10:25天気も回復し始め、穂高連峰が見渡せる様になり、
長塀山山頂に着く。
登り下りを繰り返していくと妖精の池に出る。
高山植物が咲き乱れ穂高連峰が一際映える。
ゆっくり眺望を楽しみヒュッテを目指す。
11:40着宿泊手続きを済ませ昼食を取っているうちに、
雨が降りはじめる。仕方がないので食堂や談話室で、
知らない同士登った山の情報交換をしたり,
昼寝をしたりしながら明日に期待する。
第3日目(8月23日) 霧後晴れ 蝶が岳ヒュッテ〜常念岳〜ヒエ平
6:30出発 ガスが濃く濡れるのでカッパを着て出る。
風があり寒い。蝶が岳山頂はガスで何も見えない。残念!
そこからお花畑の中を一気に最低鞍部まで下ってしまう。
昨日の急登はなんだったのかと、恨めしくなる。
霧も晴れ晴天になった。そこは高山植物の宝庫でたくさん咲いている。
数種しか名前が分からないが、ウスユキ草
(エーデルワイス)がとても多く、元気付けてくれる。
鞍部から樹林の中を一登りすると視界が開け、
前常念と常念岳がすっくと聳え立ち、
その気高さと大きさに圧倒され声も出ない。きつい登りを一歩一歩つめ、
10:45ようやく常念岳山頂に立つ。裏銀座側絶景!!すべてが見渡せる。
豊科側は残念ながらガスがかかり槍を初め姿を見せてはすぐ隠れてしまう。
パートナーは重いカメラや三脚を背負って来ているので、
一時間ほどシャッターチャンスを待つが、なかなか良いチャンスに出会えず、
諦め下に見える常念小屋目指し一気に下る。12:05着
宿泊の予定だったが「今からでも林道の閉門(3:30)に間に合いますよ」と
言われたので、変更して下りることにする。
林道からのタクシーを予約して、お弁当を少し食べ下りはじめる。12:30
予定のコースではないのでコースタイムや其の他把握していないので、
不安がある。コースタイム2:00から2:30と聞いてきたので、何しろ急ぐ。
道はよく手入れされていて急な下りだが歩きやすい。
ところどころ一休みできる場所があり、
皇太子さまが登られた時作られたと話していた。
一時間下りたので一息入れていると「タクシーの予約をしていないので、
相乗りさせてくれ」と男性が言ってくる。
聞くと関西からの登山客で単独との事、
OKする。歩き始めると先にかなりの人がいて驚く。
あと少しなので安心して皆ゆっくり楽しみながら歩いている。
2:45ようやくヒエ平着。運転手さんが早かったですねとにこにこ待っていてくれる。
途中からの連れは少し遅れてくる。途中転んでめがねを壊したとの事。
ペースが合わず別々に下りたのだが、大事にならず良かった。
穂高温泉に泊まり24日帰宅
常念は大きな山で槍から見ると日の出の山でもあり
憧れの山だったので大満足!!