北アルプスへ


                       五 竜 岳

日時           1999年9月3日~9月6日
コース       
   八方池山荘〜唐松岳〜五竜岳〜遠見尾根〜神城

第1日(9月3日)     曇り 八方池山荘まで
               曇天の中久しぶり白馬の駅に降りる。
               観光協会でバス発車時刻やゴンドラの様子、又下りてからの神城周辺の
               様子を確認して八方に向かう。
               平日のためかそれとも夏山シーズンも終わったからか
               人気もまばらである。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方に着く。
               観光客は大勢だが登山者は少なく八方池山荘の宿泊者は10名である。
               天候はますます悪く明日が心配である。
第2日(9月4日)     曇り 五竜山荘まで
               朝日が撮れるかと期待し4:30出発。
               八方山でカメラを構え待つが大して空も焼けず早出した甲斐がない。
               八方池にかすかに白馬三山が写っていた。稜線に上がると眼前に
               端正な双子峰の鹿島槍・大きな五竜岳
               そして不帰の剣から白馬三山が雲の切れ間に眺められる。
               涼しいので快適に歩ける。
               ダケカンバの林を抜け、急な道を登りきると丸山に出る。
               連れは写真にならないので帰ろうというが、それではあまりに残念なので、
               五竜まで行こうと誘う。しぶしぶ納得。
               唐松山荘で一休み。天候ますます悪くなり、時折雨がぱらつく。
               唐松山頂は諦め先を急ぐ.。
               牛首岳から大黒岳の間は岩にへばりつくような道だが鎖などに
               助けられ無事通過。時折雨がぱらつくが陽射しがない分楽に歩ける。
               遠見尾根からの道と合流すると間もなく五竜山荘に到着。
               1:30着空いているかと思ったら超満員。
               夕方から雨となり夜半には雷まで聞こえ、
               ここまで来たのは間違いだったかと不安になる。
第3日(9月5日)     晴れ 山頂から神城
               4:00外を見ると晴れているので急いで4:30出発。
               暗い中をぞろぞろとヘッドランプの光が続く。
               途中で日が昇りそうなので直下のコブで待つことにする。
               すでに大勢のカメラマンが待ち構えている。
               仲間に入れてもらいご来光を待つが期待したほど焼けなかった。
               そこから一のぼりで山頂に出る。
               眼前に鹿島槍振り返れば白馬連邦が迫力満点で控えている。
               八峰キレットを眺め縦走の予定で来なかったことが悔やまれる。
               いつまで眺めていても飽きることがない。
               大勢いた登山者もそれぞれ散って残っているのは数人である。時間は
               たっぷりあるのでゆっくり眺めてはそれぞれに登った時を思い出して懐かしい。
               9:00小屋に戻り下山にかかる。
               昨日登って来た道を戻り白岳の肩から遠見尾根を下る。
               結構急な下りで炎天下応える。右手に見える鹿島槍が慰めになる。
               この尾根は結構長くあまり写真にもならない。遠見の池で休憩しひたすら歩く。
               小遠見山・地蔵のコルを過ぎる。
               この辺りは高山植物の宝庫だが時期が悪く花はない。ようやくアルプス平。
               ぬかっていたので靴を洗いゴンドラでエスカルプラザに下りる。
               昼食をとり神城のペンションを予約する。結構膝にきている。
               2:30早かったがチェックインでき休むことが出来よかった。
第4日(9月6日)     晴れ 帰宅

               連れが膝を痛めているので、無理の利かない山行だったが念願の五竜に登り
               雄大な眺めを堪能でき最高だった。次回は是非鹿島槍間を縦走したい。