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乳がん患者サロン・スイートピー会員
ヨーガインストラクター 石川須美子
2008年3月インド政府公認ヴィヴェーカナンダ・ヨーガ研究財団
ヨーガインストラクターコース(YTIC)卒業
学会認定ヨーガ療法士
『乳がんに負けない心で』
2010年の夏、初めての乳がん検診で1cmのがんが見つかりました。
「まさか、わたしが…なんで乳がんに…。喫煙、飲酒もしないし、食事や生活習慣も気をつけていたのに…」
その時は青天の霹靂でした。
総合病院でCT,MRI,マンモグラフィー、病理組織学的検査(針生検)を受けた結果は、グレード2、ホルモン受容体+の硬がんでした。
左乳房温存手術、リンパに1つだけ転移があったのでリンパ廓清を行い、その後は放射線治療を受けて、現在はホルモン剤の服用治療を受けています。
『がん』と診断されると「ガーン!!ってなる」…ダジャレのようですが、
よく耳にしまよね。まさににその時そう思いました。
がん患者さんの心情は複雑です。最初は治療に前向きであっても、常に「再発・転移」の不安がつきまといます。
自分は長く生きられないのではないか…。
そんな時に、スイートピーの患者会に参加しました。
勉強会やおしゃべり会では、乳がんに負けない生活を送るには、まず敵(乳がん)の事をよく知る事が大事だと感じました。
治療法も日進月歩で多様化しているので、自分にあった治療を見つける事も必要です。
そして人との繋がりを持って、自分一人で悩まないのが一番だと感じました。
スイートピーでは、先輩患者さん達は勉強熱心で何よりも明るい!
おしゃべり会も常に笑いがあって、一見すれば「がん患者って嘘でしょ!?」と思えるくらい。
参加すると「わたしもこんなに元気でいたい! いられるかも」と思えるようになります。
2年目の5月にリンパ浮腫にもなりました。腕を怪我してしまい、そこから菌が入ったのだと考えられます。
幸い軽度でしたが、今も毎朝晩に、勉強会で習ったリンパマッサージを行っています。
その中でわたしはヨーガ教室をさせて頂いています。
サークル活動の一つですが、わたしも乳がん患者ということで、その痛みや辛さが分かった上でのヨーガをしています。
「がんになると運動ができないのでは?」と思いがちですがそんな事はありません。
適切な運動は体力づくりやよいストレス発散になります。
身体を動かすこともそうですが、心の方も柔軟にできるようなヨーガを心がけています。
がんになって笑っているのも、泣いて生きるのも心の持ち方次第だと思います。同じ一生なら笑って暮らしたいですよね。
一度スイートピーに来て頂いてヨーガの体験をして下さい。
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