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ようこそ乳がん患者サロン・スイートピーへ

 ごあいさつ




乳がん患者サロン・スイートピー  代表:田中文子

私は2003年3月に乳がんの手術を受けました。
3月1日、土曜日の朝、偶然見つけたシコリ。
その日は何度も何度も乳房を触り、「間違いかもしれない」「気のせいかもしれない」そう思おうと努力しました。
でも、その夜入浴中に「確かにある。ここにある。これはがんに違いない」と確信に近い予感を覚えたのです。

そして翌々日の月曜日、私は紹介状も持たず総合病院を訪れました。
手術、放射線治療、ホルモン療法と治療は進み、「がんなんかに負けてたまるか」、と元気をよそおってはいましたが、死は確実に近づいている、そんな不安を感じていました。

「いつまで生きられるのだろうか?再発するかしないかそれが運命の分かれ道…」そんな気持で過ごしていたある日、患者会の先輩と話す機会があり、「なんだ、私、死なないかもしれない」、突然そう思ったのです。

それから約5年間、全国組織の患者会の支部活動をしてきました。
そして2010年、一緒に活動してきた仲間と和歌山で新たに『乳がん患者サロン・スイートピー』として再出発することになったのです。

これから乳がんの治療をする方、退院して不安な日々を送っている方、再発して辛い治療を続けている方。
同じような仲間がいます。話すだけでも心は少し軽くなります。
あなた一人ではありません。
そして命ある限り、命あることを嬉しく感じ、毎日を生きていきましょう。