上毛電気鉄道 大胡車庫 見学 2025年5月29日()

東武鉄道北千住駅―(東武鉄道)-東武動物公園前駅-(東武鉄道)-南栗橋駅-(東武鉄道)-栃木駅-(両毛線)-桐生駅…西桐生駅-(上毛電気鉄道)-赤城駅-(上毛電気鉄道)-大胡駅…大胡車庫・見学…大胡駅-(上毛電気鉄道)-中央前橋駅-(日本中央バス)-前橋駅-(両毛線・上野東京ライン)-高崎駅-(高崎線)-赤羽駅・解散

 528()に飛田給にある京王アリーナにて体育祭を開催しました。中間試験が終わってから2日間、各競技の練習をしました。以前は日本学園のグランドにて体育祭を開催し、四段円筒などの組体操や棒倒しなどをやっていました。2年ほど前から外部の体育館を貸切って、体育祭を行うようになりました。天気の心配がないので、これからも体育祭は外部の大きな体育館で開催するのが便利で良いなと感じました。





体育祭の翌日、日本学園は休校日です。鉄道研究部は、平日の休校日を利用して、上毛電気鉄道大胡車庫を見学しました。大胡車庫の方々が、車両の点検整備で忙しいさなか、さっと大胡車庫を見学させて下さりました。上毛電気鉄道と電車の仕組みについて解説して下さりました。上毛電気鉄道は、直流1500Vの電流を用い、2両編成5本の電車が30分間隔で運行しています。車庫には昭和3年製のデハ101、デハ1047006号車、800形が入庫していました。




デハ104は、全般検査を終え、臨時運転をし、入庫したところです。デハ101はかつては外装も木製でした。後の改装で鉄製となりました。導入された時、妻面に3枚の窓が並ぶ非貫通型で、単行運転が可能な両運転台車でした。運転台は妻面の真ん中に備え付けられました。1956年に従来の3扉配置を車体中央寄り2扉配置に改造しました。あわせて、制御車連結のため、中央前橋方に貫通路を設置し、運転台を進行方向の右側に配置しました。今、運転室は進行方向の右側にあり、左側には手ブレーキが備わっています。




運転室が進行方向の右側に配置しているのは、上毛電気鉄道の交換駅が島式ホームになっているので、タブレットの受け渡し対応するためです。最初単行運転でしたが、戦後に人の移動が多くなり、昭和40年頃がピークとなり、2両編成で運行されるようになりました。片方の100形をクレーンで吊り上げて方向を転換し、貫通路の付いてる妻面同士で連結し、2両編成を組みました。現在、100形のオリジナル部品が減ってきているので、修理や交換が大変です。だんだん交換部品がなくなってきまましたとのこと。今日は、全般検査を無事にパスし、営業路線で試運転が出来たので良かったとのことです。現在、デハ101は、イベントや貸切電車として利用されています。車内に蛍光灯や扇風機を備えた時、MG(補助電流装置)を装備しました。台車はコイルバネを用いています。昭和3年製としては最新鋭の設備です。昭和40年代には、自動車が増えたが、第1種踏切道が少なかったので、電車を警戒色の黄色に塗り替えました。モーターは釣り掛け式モーターを採用しました。床下には、床下に自動列車制御装置(ATC Automatic Train Control)の車上子が備え付けられていました。大胡車庫の入り口までレールが敷かれ、車庫の入り口に10tクレーンがあります。車庫の入り口まで台車を運び、10tクレーンで自動車に積みます。全般検査や台車の検査は、京王重機に委託しています。近隣の鉄道会社は、多くの場合、大きな検査を京王重機に委託しているそうです。パンタグラフの頂点、架線に接触する部分に取り付けてある集電装置、集電舟はかつては銅、今はカーボンで作られています。架線、トロリー線に接触する摺板、架線の分岐箇所などで架線をひっかけない様に両端が下向きにカーブした形になっています。トロリー線は銅を使用しています。集電舟の方がトロリー線より軟らかい材質にし、集電舟が擦り減ってきたら、集電舟を取り換える様にしています。トロリー線の張り替えの方が大変な作業だそうです。トロリー線には、1500Vの直流の電流が流れています。パンタグラフ全体が電流を受け取り電車に流しているのですが、パンタグラフのパーツ間、部品の繋ぎ目には、シャントリード線という導電性の接続線で繋がれえいます。集電舟の両端の下向きにカーブしている部分に、赤色などに塗られているものがあります。集電舟の材質や材料の配合の割合を見分けするための色分けです。



車輪もレールより若干軟らかい素材を利用しています。車輪に傷がついたら転削装置を用いて踏面剥離を行います。踏面剥離を繰り返し、車輪が薄くなってきたら交換です。ブレーキシューは、駆動車、デハには鋳鉄製の物を使います。重さが14kgあります。付随車には合成樹脂の物を使います。大変軽い素材です。電車は、狭軌よりも標準軌、軌間が広い方がスピードを出せます。電車を設計する際、スピードを出すことより、確実に止められること、ブレーキの開発を優先します。上毛電気鉄道も駆動車は発電ブレーキを用いて電車を停車させます。エアブレーキは電車を固定する時に多く用いられますが、駆動車のブレーキシューは付随車よりも早く摩耗します。省エネルギーを意識し、回生ブレーキを導入しています。モーターは、通常時は駆動力を生み出すための電動機ですが、減速時には発電機として機能することを利用し、減速した時の回転エネルギーを電気エネルギーに変換し、電車から架線へ電気を送り返しています。ただし、2両編成5本の電車が30分間隔での運行だと、電気を受け取る電車が少なく対応し切れないので、各車両に抵抗器を備え付け、返し切れない電気を熱処理しています。



車体の前面の上部に標識灯、前照灯(ゴールデングローライト)がついています。標識灯の反射板には、人体に影響がないウランガラスを使用しています。ウランガラスは紫外線があたると淡い緑色に発光すします。車庫の中には、昭和4年製の電気機関車、デキ3021があります。東急東横線で活躍した電気機関車で、上毛電気鉄道へ譲渡される前は長津田工場にありました。デッキの前の部分にヘッドライトとテールライトがついています。テールライトの周りに丸く板がついていて、板を赤色に転換できます。資料室の前には、踏切があります。富士山下駅-渡良瀬間にあった踏切を移築し保存してあるものです。デハ101の隣には、東京メトロ日比谷線03系を改造した上毛電気鉄道の新型車両800形が留置していました。7006号車が仮台車に乗っていました。800形のモーターは、交流電動機です。交流モーターの方が直流モーターよりも小型軽量で、高い出力を出せます。メンテナンスも直流モーターよりも比較的手間がかからないです。車両の床下に交流電動機を制御するための電力変換装置、VVVFインバータ、可変電圧・可変周波数、Variable Voltage Variable Frequency(和製英語)制御装置を搭載し、架線から得た1500Ⅴ直流電気を変換して交流モーターを作動します。旧井の頭線車両の700形も旧東京メトロ日比谷線車両の800形ともに
18m車両です。上毛電気鉄道の曲線半径や駅ホームの構造を考慮すると、18m車がちょうど良いそうです。車庫の出口には、手動の転轍機があります。転轍機を倒すとトングレールが動きます。転轍機のハンドルの先に白黒に塗り分けられた板がついています。黒が上になる様にハンドルが倒れていたら電車が反位側へ、白が上になる様にハンドルが倒れていたら電車が定位側に行くようにトングレールが向いています。運転室から線路の分岐がどちらに向いているか視認するための工夫です。



 今日は忙しい中、大胡車庫の構内を見学させていただき、大変勉強になりました。部員たちは、鉄道に関する興味関心を一層深めたようです。有難うございました。 大胡車庫を見学した後、中央前橋駅から前橋駅へ行き、上野東京ライン直通電車で帰りました。



高1D組 のん
 初めて鉄道研究部の校外活動に参加しました。今回活動をした上毛電気鉄道には700(元京王)800(元メトロ)など譲渡され、第二の人生を送っている車両が営業運転をしていました。貴重な吊り掛け駆動方式を使用している101型はライトに少しウランが使われているということで、夜でも少し光るらしいです。初めて聞いた事例だったのですごく驚きました。先人たちの知恵はすごいなと思いました。上毛電気鉄道はカラーバリエーションが多いのに加え、ラッピング列車も多く見ていてすごくおもしろかったです。上毛電気鉄道は大胡駅の重要文化財の駅舎や、大胡車庫、101型や104型、元京王や元メトロなどの古き良きものを残していていいなと思いました。30分間隔の毎時2本のローカル線とはいえ、思っていた以上に高校生などの学生の利用者や地域住民などが利用しているとわかり、大事な地域の足なんだなと思いました。今現在走っている元京王の700型は廃車になった車両もあり、もうあまり先がありません。実際に大胡駅構内には次に廃車となる車両が休車中で日焼け防止なのかはわかりませんが白幕で止まっていました。また、上毛電気鉄道では新車となる元メトロの800型も譲渡できる車両があまりないと思うので、800型で置き換えられなかった700型の編成は何で置き換えられるのか気になります。ただ、上毛電気鉄道の今までを振り返ると、新車として作られた車両はあまりなく、東武や京王などからの譲渡車なので、次もどこかから譲渡されてくると思います。また、上毛電気鉄道の方が18m級車両のほうがカーブなどの関係も含め、いいと言っていたので、18m級車両をもらってくるんじゃないかなと思います。今回すごく楽しかったのでまた行ってみたいと思います。101の走行シーンも見てみたいなと思いました。
高1F組 さー
 今日は北千住から東武線で栃木へ出て両毛線に乗車、桐生に向かい駅から徒歩8分ほど離れている上毛電気鉄道の西桐生駅へ移動、上毛電気鉄道に乗車し赤城に出て浅草へ向かうカルピスりょうもうと駅に到着するワンマン電車を撮影、大胡へ向かい上毛電気鉄道の拠点大胡電車区を見学、中央前橋に向かいシャトルバスでJR線前橋駅へ移動、上野東京ラインで赤羽へというルートだった。春日部では鬼怒川方面への特急の待避があったが、「今度の特急電車は本日満席となっております」のアナウンスが聞こえ、次の特急も満席ですとの放送が聞こえたので、平日でも多くの乗客が特急に乗るのかと改めて思った。栃木から乗車した両毛線に使われる国鉄211系のモーター音は健在であった。両毛線の沿線には田んぼやあしかがフラワーパーク、住宅街など色々とあるが、日中の高崎-小山間は毎時1本しかないので乗車する際は時間に余裕を持つことをお勧めする。西桐生駅はレトロ感が溢れ出ており、カメラのシャッターを切る手が止まらなかった。上毛電気鉄道は地元民と学生が多く使用している印象が強かった。また、ほぼ終日に渡り自転車の持ち込みが可能であることに驚いた、赤城で撮影した東武桐生線のワンマン電車に使われていた車両は小さい頃見た8000系ではなく1003050番台であった。どうやら桐生線が走る館林エリアのワンマン列車は8000系から10000系と10030系に変わっていっているようである。大胡電車区には日比谷線で走行していた800(03)などの車両や車両の部品や使用されていた工具や方向幕などがあり、もはや鉄オタ向けディズニーランドである。高崎線は通勤客が学生の使用が多くみられた。籠原で増結時は増結車両の乗車位置に多くの乗客が並んでいた。景色は熊谷あたりで大きく変わった。今回も色々な体験ができて楽しかった。是非、群馬の鉄道、乗ってみてね!
高1E組 とも
 今回は群馬県前橋市にある上毛電鉄大胡車庫を見学させてもらいました。上毛電鉄には現在700型が7800型が2本とデハ10110編成19両が所属しています。今回大胡車庫の中にいたのは800811-821編成とデハ101が外から見える形で置いてありました。車庫の中に入ると、718-728編成が全般検査を受けている姿を見ることが出来ました。上毛電鉄の700型は1998年から京王井の頭線から転属してきており、2024年から導入が始まった800方によって既に716-726編成が館林に廃車になっているため、すぐにどの編成が廃車になってもおかしくない状態です。そんな状態で車庫の外から見える場所にいる車両が800型とデハ101だった時自分は落ち込みましたが、車庫を出た時自分はかなり満足して帰ることが出来ました。それは、大胡車庫の案内の良さ車庫の中の体験で部員と楽しめたことなどがあると思います。自分は去年の大胡車庫見学にも参加しており、去年は700型と800型が展示されており、去年の方が満足出来たように見えるかもしれませんが、今年の方が満足することが出来ました。自分が個人的に追っかけているアルピコ交通3000形の京王時代の片割れの700型も見ることが出来、素晴らしい一日になったと思います。いつか鉄研ではなく1人の時も上毛電鉄を訪れ700型を撮影したいと思いました。上毛電鉄は素晴らしい鉄道会社なので、皆さん一度は訪れてみて下さい。
高2C組 きく
 今回は前橋市にある中央前橋駅から、桐生市にある西桐生駅までを結ぶ上毛電気鉄道に乗車した。存在自体は知っていたが、実際に乗車した事は無かった為、とても楽しみにしていた。乗車した車両は行き帰り共に、かつて京王電鉄井の頭線で活躍した700形(旧3000系)だった。上毛線は全区間が単線で、見える景色も非常に長閑だったので、東京の電車とは全く違う雰囲気を味わう事ができた。途中の大胡駅では、上毛電気鉄道の電車区に見学に行った。そこでは、日本の鉄道車両の中でも非常に長い歴史を持つ茶色塗装の101形や、黄色い塗装が目立った104形、そして、かつて東京メトロ日比谷線で活躍した800形(旧03系)を見る事ができた。僕は日比谷線時代に何回かこの車両に乗車した事があった為、東京から100km以上離れた群馬の地で、5年ぶりに見る事ができ、とても嬉しかった。また、上毛電気鉄道で唯一の車庫であり、登録有形文化財にも指定されている大胡電車区は、1928(昭和3)年から実に97年間、移転も改築もせずにずっと同じ状態のまま、使用されている事に非常に驚いた。非常に長い歴史を持つ今の日本学園の校舎よりも長く活躍しているので尚更だ。(今の日本学園の校舎は1936年より使用されている。)上毛線は運行本数こそ首都圏には劣るものの、それでも地域の人々にとって非常に大切な移動手段として機能しているので、非常に素晴らしい鉄道だと思った。もし、あなたも群馬に行く機会があれば、是非とも上毛電気鉄道に乗ってほしい。