東京湾を一周 小湊鉄道・JR久留里線散策 2024年5月6日() 



JR総武線錦糸町駅・集合―(総武線・内房線)−五井駅・小湊鉄道・保存車両撮影−(内房線)−木更津駅



本日の校外活動は、小湊鉄道とJR久留里線を見学です。まず五井駅へ行き、小湊鉄道の五井機関区に保存されている蒸気機関車と気動車を見学しました。



五井機関区には小湊鉄道開業時から1962年にかけて使用された蒸気機関車が3両保存されています。



写真の左側の蒸気機関車は、B104、四輪連結十輪タンク機関車(B型機関車)です。イギリスのベイヤーピーコック社が1894年に製造したものを、当時の日本鉄道が輸入し、宇都宮機関区、千葉機関区などで使用しました。1946年に小湊鉄道が国鉄から払い下げ、1950年まで使用しました。



中央と右側の蒸気機関車は、1号、2号機関車です。連結十輪タンク機関車(C型タンク車)で、1924年に小湊鉄道が1925年の開業に向けて、アメリカから輸入したものです。



ボールドウイーン機関車会社が1924年に製造した57776号、57777号で、1956年まで活躍した機関車です。



写真の左側の車両は、キハ5800形式気動車です。1960年に国鉄から譲り受け、電車から気動車へ改造し、1997年に廃車されるまで、旅客用車両として使われました。小湊鉄道以前には、三信鉄道(飯田線の前身4社のうち、三河川合から天竜峡を運営)を経て、飯田線で使われました。



写真の右側の車両は、キハ200形気動車です。老朽化したそれまでの車両の置き換えのため、1961年から1977年までに14両が新造されました。



旧国鉄キハ20形に準じた設計ですが、デザインや塗装は京成電鉄の赤電3100形電車の影響を受けています。



車内はオールロングシートで、車体中央の排気管によって分かれています。



部員達は、五井機関区の保存車両を見学した後、3両編成のキハ200形気動車を撮影し、こみなと待合室から房総里山トロッコ 各車両を撮影しました。