上級生2月山行 富士砂走り下斜面で雪上歩行訓練 2024年2月3日(土)
松田駅−(御殿場線)−御殿場駅−(タクシー)−新五合目…砂走り斜面・雪上訓練…新五合目−(タクシー)−御殿場駅−(御殿場線)−松田駅・解散
今回は上級生を対象として、雪上歩行訓練を行いました。場所は富士山御殿場口下部にある双子山。勝手知ったる御殿場口ですが、部員にとって初の雪山、重たい冬用登山靴に、ピッケル、アイゼンといった雪山装備など、これまでの登山とは勝手が違います。
予定では2合5勺横にある双子山までの計画でしたが、当日2日前まであった雪が前日に融けてしまい、砂走り下の斜面まで行くことにしました。
例年より雪は少なく、新5合目でも雪がありません。火山灰の斜面を登っていき、2合5勺の下あたりから雪が出てきたので雪崩ビーコンを装着。適当な斜面を見つけてまずは耐風姿勢の練習から。冬富士で最も警戒すべきは強風です。顧問の「風!」コールから2秒以内で耐風姿勢をとれるように練習しました。
次にキックステップの練習。上りはあっという間にマスターするも下りはちょっとコツがいります。その後はキックステップで次郎坊の上の斜面を登り、訓練に適した斜面を見つけてキックステップのおさらいとアイゼン歩行の練習を行いました。初めてのアイゼン歩行、傾斜も先ほどの場所より少し急だったのでおっかなびっくりの部員も。
下山も雪がある場所を選んでアイゼンを付けたまま下りましたが、次第に感覚もつかめてきて、良いペースで下山できました。
今回は雪上歩行の基礎訓練でしたが、部員たちは無雪期の山との違いを実感した1日でした。