2023年8月10日()  室堂

雷鳥沢キャンプ場・テント撤収…(31)…エンマ台…(18)…室堂ターミナル…(30)…みくりが池温泉・入浴…(25)…室堂ターミナル−(立山高原バス)―美女平―(立山ケーブルカー) ―立山駅―(富山地方鉄道) ―富山駅・買い物―(北陸新幹線) ―大宮駅―(埼京線)―新宿駅・解散

9日()の夜から、雷鳥沢にはテントポールが歪むほどの強い風が吹きました。朝5時に起きました。まだ、風が強く吹いて、テントが揺れていたので、コンロで火を炊くのはやめて、行動食で朝食を済ませました。



そして、強風の中、荷物を片付け、テントを撤収しました。装備が飛ばされない様に、手で押さえながらテントポールを押し抜き、テント本体をたたみました。雷鳥沢には、電話帳くらいの大きさの石が沢山あり、テントの四隅に張り綱をそれらの石に括り付けておいたので、飛ばされないで済みました。



荷物を全て片付けてから、ザックを背負って、室堂ターミナルへ行きました。貴重品と着替えだけ持って、室堂ターミナルにザックを置いて、みくりが池を散策しながら、みくりが温泉へ行きました。



みくりが池温泉は、今までの夏期合宿の時よりすいてい、二交代でサッと汗を流しました。部員たちは、ソフトクリームやピザを食べました。みくりが池温泉から室堂ターミナルへ行く時、遊歩道から雷鳥が見られました。



室堂ターミナルへ戻ると、盗難もなく全てのザックが置きっぱなしになっていました。室堂ターミナルで買い物をし、立山高原バスに乗りました。バスの車窓から剱岳、称名滝、薬師岳が良く見え、「薬師岳は北アルプスの中でも最も美しい山と言われています。」と車内放送で紹介されました。



立山ケーブルカー、富山地方鉄道を乗り継ぎ、富山駅を目指しました。立山駅を出発して5分、有峰口駅に差し掛かると、顧問のター先生が「大学時代に山岳部の冬期合宿で北アルプスを縦走した時、最後の薬師岳を下れば、あとは麓の22.5kmの道を歩けば帰れると思った。薬師岳の麓に降り立ったら、雪が胸までの深さに積もっていた。ラッセルをした、急登のラッセルよりも、平地のラッセルの方が手間がかかった。1時間で200mしか進まなかった。これじゃ、街にたどり着く前に、雪融けの季節が来る。何時間もラッセルをしまくって、ふと後ろを振り返ったら、自分がラッセルをして作った道が長く続いていた。感慨深かった。麓から平野へ向けて下るにつれて、積雪量が減ってきて、だんだんラッセルが早くなった。そして、ついに人里へたどり着き、動く人間を見かけた。どこから来たか聞かれた。北アルプスを縦走して来たと答えたが、最初は信じてもらえなかった。それが、有峰口。」と語っていた。



電鉄富山駅から北陸本線の富山駅までの僅かな距離を歩くと、日焼けした腕が刺される様な暑さだった。「フェーン現象かよ。」とか言いながら富山駅の中央改札口の柱にザックを置き、ター先生が北陸新幹線の切符を買い、部員たちはお土産と昼食の弁当を買ったり、富山のブラックラーメンを食べた。富山はますずしが有名。中央改札口に戻って来たら、盗難もなく全てのザックが置きっぱなしになっていました。なんか、治安が良い。北陸新幹線に乗り、ザックをシートの間などに片付け、車窓に見える北アルプスの山々を眺めながら、弁当を食べました。ター先生が、「教員研修は、水場まで1時間ほどの山中で、雨の中のテント生活を共同でするのが良いのでは。」と呟いていました。明日、学園に集合し、団体装備の清掃と後片付けをする打ち合わせをし、新宿駅で解散しました。

中1C組 ソータ 感想文
僕はこの山岳部という部活に入って3000m越えの山や合宿などしたことがありませんでした。しかし今回の合宿で3000mを超えてくると分かる景色や登りきった時の達成感など多くの貴重な経験をしました。またいつも都会で生活しているのでそんなに自然に触れるという機会は滅多になかったのでそこも良い経験になったと思います。この2泊3日の合宿が完全に終わって最終的に思ったことは3つほどあります。1つ目は自分の体力のなさです。自分ではいつもしている練習で疲れるほど走ったりしていたものだから体力は結構ついているものだろうと思っていましたが実際に山を登ってみるとすぐ息が切れてしまって登ることが辛くなってしまっていたのでもっと練習で体力をつけられるように鍛えていきたいと思います。2つ目は東京と違うところが多いということです。例えばですが気温の高さ、周りの景色、空気のおいしさなどです。気温は夏なのに山の上は夜は寒く防寒着を着るレベルでした。しかし日中はテントの中は鬼熱かったです。最後は全体的に僕は荷物の整理や片付けなどが先輩たちよりも遅いためテント撤収の時にも少し足手纏いになってしまったということです。なのでもっとテントの中でもテキパキ動けるように頑張ります。この合宿では雨も降ったり寒かったりマイナスなこともありましたが綺麗な景色や山の楽しさなどすごくプラスのことも多かったので良かったと思います。この部活に入って良かったなと思いました。

中3A組 ケータ 夏合宿感想文
自分にとって初めての登山でした。わからないことも多かったですが徐々に慣れていくことが出来ました。
普段では見る、触れることのできない景色、自然を味わうことができました。
体力的には余裕をもってついていくことが出来ましたが平地とは違った箇所が疲れたり負荷がかかることを知りました。ついていくことができたのは日々の練習、トレーニングのおかげだなと感じました。継続していきたいです。
しかし生活面が大変でした。食事を作ること、かなりの早起きなど。また山の中は天気、気温が変わりやすく雨が激しく降ったりして素早く対処しなくてはならないのも大変でした。それでも空気がおいしくとても気持ちがよく頂上で食べたパンは最高でした。
他の大変だったことは荷物です。野球で荷物を背負うことは移動の時だけなので肉体的にも精神的にも疲れました。
今までしたことがない経験を積むことができ、成長することが出来たと思います。
山岳部に入ってこの合宿に来て正解でした。
この経験をさまざまなことに活かしていきたいです。

中3A組 リョー 感想文
今回の登山は久しぶりの登山でした。しかも夏期合宿でした。登山は北アルプスの立山と雄山などに登りました。1日目は移動と夕食などを作りました。夕食の作り方は思った以上に大変でした。初日は牛丼を食べました。牛丼なのに作り方はとても大変でした。2日目は登山をしました。2日目の登山は立山などに登りました。2日目はとても風が強く寒かったです。2日目の登山は登って降りての繰り返しで精神的に辛かったです。しかも登りより下りの方が疲れました。3日目は下山の日です。3日目の下山は下山ではなく登りの方が多かったです。凄く疲れました。今回の登山は辛かったです。でも凄くいい経験が出来たのでとても楽しかったし達成感もあり良かったです。

高1F組 イー 感想文
部活動で初めての合宿でした。この合宿で感動したことは、山頂からの綺麗な景色が見れたことです。3000mの山頂からは、山に雲がかかっている景色が見えました。まさに上から雲を見てました。他にも、日本有数の夏でも雪が残る、氷河も見れて感動しました。それから、東京とは違いとても涼しかったです。なので、羽根木公園でのランニングと違い、全然汗をかかなくて楽でした。ですが、下山後キャンプ場に帰ってきた時は、日差しが強くて日焼けしました。大変だったことは、岩が多くて登りにくかったことです。岩を避けたり、乗ったりしたりして、登ったので余計に疲れました。山の尾根を渡った時、両サイド崖だった上、道幅が狭かったので、とても怖かったです。それから、雄山の山頂に着いた時、ヘリコプターがやって来て、強い風が吹いていたので飛ばされそうになり、怖かったです。さらに、突然強い雨が降ったり、強風が吹いて、夜うるさかったり、テントの片付けが大変だったり、気候にも影響されたりしました。さらに、先生の話でこの山でも事故が起こったことが多くあったことを知ったので、命がけでいろいろ気をつけたりしなければならないと、感じました。2日目に夕飯をつくっている時に、取材されたので、テレビに映るかと思い、ワクワクしていましたが、結局僕らのグループは放送されていなかったので、少し残念でした。しかし、偶然テレビの記者に会えたことには、驚きを隠せません。それから帰りに雷鳥が見れました。写真を撮ろうとしましたが、うまく撮れませんでした。このように、さまざまな、大きな経験や、素晴らしい奇跡に出会え、思い出に残る合宿になりました。この部活に入って良かったと思いました。これからも部活動を頑張っていきたいです。

高2A組 ヒカリ 夏合宿の感想文
今回の合宿は自分にとっても部員にとっても初めての泊まり込みでの登山でした。
今回の登山で反省すべき点は2つあります。
一つ目は後輩への声掛けです。
合宿前の練習などで部長から後輩への声掛けや指示を最低限しかおこなっていないという課題があがり、今回の合宿では気づいたことには積極的に指示や声掛けしていこうと決めていました。しかし、注意のしすぎや、必要以上の声掛けのせいで部員を不快にさせてしまうことがありました。必要なことでも、発言する前にどの様に注意すれば反発されないかなど少し考えて発言する様にしようと考えました。
二つ目は山での食事です。
毎日の献立は部員の好き嫌いを聞いていなかったため部員が食べたいものを食べられないことがありました。また、体調の悪い部員やあまり朝食事をすることができない部員のことを考えていなかったため、部員に無理をさせることもありました。
今回の合宿で明らかになった課題は改善し、また今後も部長として後輩からの信頼を得られるような行動をしていきたいです。

高2C組 コー 夏合宿の感想文
僕はテントに宿泊して登山をするという経験がなかったので、今回の夏合宿はとても良い経験になりました。山の中では資源が有限で色々な工夫をしなくてはならないことを学べました。例えば、カレーなど食器が汚れる物を食べるとき、ルーをかける際には一気にかけるのではなく少しずつかけていくことで、食器が汚れることなく食べ終えることができ水の節約になります。このように少しの工夫を施すことが登山やキャンプをする上でとても大切なことなのだと実感できました。今回の登山の経験を日常生活に活かして行きたいです。