2023年8月8日() 夏期合宿 室堂・雷鳥沢

新宿駅・集合―(埼京線)―大宮駅―(北陸新幹線)―富山駅―(富山地方鉄道)―立山駅―(立山ケーブルカー)―美女平―(立山高原バス)―室堂…(15)…みくりが池温泉…(30)…雷鳥沢キャンプ場・テント設営・炊事・夕食・消灯



今年度は、夏期合宿を実施することとなりました。中学1年生から高校2年生までの9名の編成です。日頃のトレーニングへの取り組み、部員たちの体力、テントの設営と撤収や炊事の練習などをみて、今回の夏期合宿は雷鳥沢キャンプ場にテントを設営し、一ノ越から登って、立山雄山、立山大汝山、真砂岳、別山を巡り、別山乗越から下るのが妥当と判断しました。



出発の前日までに装備を整え、団体装備を振り分け、個人装備を揃え、夏期合宿へ行く身なりで日本学園に集合しました。登山靴、雨具、服装、防寒具の点検、寝袋、マット、ヘッドライト、地図、炊事用具、食料など持ち物の確認などをしました。



夏期合宿の出発日、新宿駅に集合し、埼京線に乗り大宮駅へ向かいました。大宮駅で北陸新幹線に乗り、富山へ向かいました。途中、長野駅にしか止まらず、2時間足らずで高崎、軽井沢、上越を駆け抜け、あっという間に車窓の右手に日本海が見えました。富山駅に着いた時には、「確か富山といえば、上野から夜行の急行「能登」で6時間くらいの所だった気がしたのだが、転移魔法かよ。」と感じた。



富山地方電鉄、立山ケーブルカー、立山高原バスを乗り継ぎ、室堂へ行きました。立山高原バスからは、称名滝やガキ田が良く見えました。室堂バスターミナルは、立山黒部アルペンルートの最高地点、標高約2450mの地点にあります。室堂バスターミナルに降り立つと、富山駅では35℃以上の猛暑だったのに、19℃の涼しさ、防寒具を持ってきて良かった。室堂から富山平野と日本海の景色は見えたが、立山三山には雲がかかっていました。



部員たちは、立山玉殿の湧き水を水筒に汲み、登山靴のひもを調整し、室堂の空気に身体を慣らしました。みくりが池やりんどう池などの火山湖を眺めながら遊歩道を歩き、エンマ台から地獄谷を眺めました。今は火山活動が活発で火山ガスへの備えから、地獄谷への遊歩道は立ち入り禁止です。



雷鳥荘の前に立つと、眼下に雷鳥沢キャンプ場が見渡せました。雷鳥沢キャンプ場は、立山の山々に囲まれた標高2277mの地点にあります。立山連峰や大日連山の景色を見渡せ、周りには高山植物が茂っています。部員たちは、雷鳥沢キャンプ場につくと、さっそくテントを設営しました。



すると雷鳴と黒い雲が近づいてきて、たちまち土砂降りとなりました。雷鳥沢キャンプ場は、付近を流れる称名川より一段高い広々とした平地にあり、豪雨や地震でも比較的安全な所です。「雨が降り出す前に、テントを設営できて良かった。」と思いながら、テントの中で雨が止むのを待ちました。1時間ほどで雨が上がりました。



さっそく、テントの外へコンロや鍋を用意して夕食を作って食べました。顧問のター先生が、「顧問の夕食は顧問が作るよ。」と言って、キムチ鍋を作ったら、部員たちが欲しがったので、キムチ鍋を部員達にも分けました。夕食が終わってから後片付けをし、明日の打合せをし、少し休んでからテントで寝ました。



雷鳥沢キャンプ場は、テントを300張りも張れる広い平地に点々とテーブルや椅子があり、管理所には飲める水がたっぷりあり、一晩中蛍光灯がついている水洗トイレもあり、至れり尽くせりのキャンプ場でした。まだ、経験の浅いウチの部員達にはありがたい環境でした。