新横浜線と相模鉄道 2023年5月2日(火)
日吉駅―(横浜新線)―新横浜駅…ラーメン博物館…新横浜駅―(横浜新線)―西谷駅―(相模鉄道)―鶴ヶ峰駅―(相模鉄道)―二俣川駅―(相模鉄道)―かしわ台駅―(相模鉄道)―海老名駅
2022年11月30日(水)、JR東日本と相模鉄道の直通線が開業しました。相模鉄道西谷駅とJR貨物線の間に2.7kmの連絡線が新設され、相模鉄道本線やJRの貨物線、横須賀線、埼京線の線路を通って新宿駅と海老名駅が結ばれました。JRと相模鉄道の車両が互いに乗り入れ、一部の列車は大宮駅方面まで直通運転をしています。
2023年3月18日(土)、東急電鉄新横浜線(日吉駅―新横浜駅間)、相鉄新横浜線(新横浜駅―西谷駅間)が開通し、東急電鉄と相模鉄道間で相互乗り入れが始まりました。相鉄新横浜線・東急新横浜線は、相模鉄道本線・いずみ野線、東急電鉄東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行います。7社局14路線を結ぶ鉄道ネットワークが出来ました。
今回の鉄道研究部の散策では、相互乗り入れが始まった東急電鉄と相模鉄道を見学しました。日吉駅に集合しました。日吉駅から新横浜駅へ向かう相模鉄道車両などを撮影してから、東急新横浜線に乗りました。
日吉駅―新横浜駅間5.8kmに途中駅は新綱島駅のみなので、あっという間に新横浜駅に着きました。部員たちは新横浜駅を散策しました。
新横浜駅は、1964年に開業した時は、接続している横浜線が単線で列車本数も少なく、新幹線も「こだま」しか停車しませんでした。駅の周辺は田園地帯でした。
今、新横浜駅に行ってみると、横浜市営地下鉄が乗り入れ、JR横浜線も便利な通勤路線になっていました。部員たちは新幹線ホームに入り、新横浜駅を行き来する電車を撮影しました。
「のぞみ」や「ひかり」も停車するようになり、ラッシュ時の桜上水駅の様に、2番線に東京行きが発車する頃には、1番線に次の東京行きが入線してきて、下りホームには大阪方面への乗客で賑わっていて、大盛況となっていました。
新横浜駅周辺は、「新横浜都心」に指定され、オフィスビルやホテル、横浜アリーナや横浜国際総合競技場(日産スタジアム)が立ち並んでいました。
部員たちは、1994年3月6日に開業し、今話題になっているラーメン博物館へ行きました。開業時間の少し過ぎに行ったら、既に多くのお客さんが入り口に並んでいました。
ラーメン博物館は、2019年に史実に基づいた歴史調査や食育・ラーメン文化の普及に向けた体験プログラムに力を入れるために、1階部分の展示・体験エリアを増やしました。部員たちは、1階のカップ麺コーナーで、カップ綿を頼みました。
地下1・2階は、昭和30年代頃を再現した街並みになっていて、ラーメン店をはじめ、喫茶店、駄菓子屋、占いコーナーなどがありました。地下2階の広場、鶴亀公園を中心に明大前や経堂に映画館があり、世田谷線が玉川線へ乗り入れて、下高井戸駅―渋谷駅間を直通運転していた頃の映画の看板や風景が広がり、ラーメン店が幾つもあり、どの店も多くのお客さんで長蛇の列となっていました。
部員たちは、駄菓子屋などを見学した後、1階に戻り、実際に使用されていた屋台と明星チャルメラのマスコット「チャルメラおじさん」を見学してから新横浜駅に戻りました。
相模鉄道新横浜線に乗り、西谷駅へ行きました。相鉄新横浜線は、西谷駅−新横浜駅間6.3kmの路線ですが、途中羽沢横浜国大駅1駅しかなく、あっという間に西谷駅に着きました。
西谷駅で昼食を食べながら、地下路線から乗り入れて来るJR車両などを撮影しました。
2016年5月29日(日)に鉄道研究部で相鉄新横浜線開通へ向けての工事に着工している西谷駅を見学していました。当時よりもずっと大きな駅になっていたのでびっくりしました。
次に1駅乗り、鶴ヶ峰駅近くにある、相鉄撮影ポイントとして紹介されるS字カーブへ行きました。S字カーブを行き来する相鉄・東急・JR各車両を撮影しました。
次に、二俣川駅へ行きました。二俣川駅は、1976年4月8日に相鉄いずみ野線二俣川駅−いずみ野駅間が開業し、2路線の乗り換え駅となりました。部員たちは、海老名方面、湘南台方面へ行き来する電車を撮影しました。
次にかしわ台駅まで行きました。かしわ台駅は、車両基地と電車の点検や修理を行う車両工場がある駅です。ホームからも車両基地が少しだけ眺められます。
かしわ台駅で、回送車両などを撮影してから、最後に海老名駅へ行きました。横浜新線の開通により相模鉄道の路線に色々な会社の電車が乗り入れる様になりました。どの車両も4扉車で扉の位置が殆んど同じなのか、西谷駅からかしわ台駅まで全ての駅に扉が少し広めのホームドアが設置されていました。
新横浜線の開通により渋谷方面、都心への所要時間が随分と縮んだようです。以前は6時00分新横浜駅始発「ひかり533」は、随分とすいていて、新大阪駅に最も早く着く電車でしたが、これからは新横浜駅6時00分発の「ひかり533」に間に合う沿線が増えたので、これからは「ひかり533」も結構混むかもしれません。