京王れーるランド 2022年10月4日(火)
仙川駅―(京王電鉄)―高幡不動駅―(京王電鉄動物園線)―多摩動物公園駅…京王れーるランド・見学…多摩動物公園駅―(京王電鉄動物園線)―調布駅・解散
日学祭の代休日、代田橋駅から仙川駅まで、京王電鉄の風景を撮影した後、仙川駅で京王電車に乗り、多摩動物公園前駅へ行きました。高幡不動駅で昼食をとり、動物園線に乗り換えました。
東京都立多摩動物公園は、1960年に開業しました。1964年4月29日に動物園線が開通しました。開通当初は、多摩動物公園へのお客さんが押し寄せ、切符が足りなくなるほどだったそうです。
2000年に多摩都市モノレール線が多摩センター駅まで延伸開業し、動物園線と並行して走っています。2010年代になると、京王電鉄が沿線での観光開発を進めました。
多摩動物公園駅構内の展示施設として2000年3月24日に開業した「京王れーるランド」を、2013年10月10日に「京王の電車・バス100周年記念事業」の一環としてリニューアルオープンしました。2018年には子供向け遊戯施設「京王あそびの森 HUGHUG(ハグハグ)」を開業しました。2018年10月には「京王れーるランド アネックス」が開業しました。
6000系運転シミュレータ 6000系クハ6722カットボディの先頭部と、かつて乗務員教育に使われていた研修ソフトを使用した運転体験シミュレータです。150インチの画面で、難易度は初級・中級・上級の3段階を選べ、14通りのパターンを楽しめます。かつての保安装置(ATS)での運転体験ができます。京王電鉄ОBの元運転士に、運転操作などを教えてもらうことができます。ドアの開閉操作や車内放送など車掌体験もできるコーナーとなっています。
小型運転体験シミュレータ 京王電鉄の現行車両(京王線9000系、8000系、井の頭線1000系)の運転体験ができます。こちらは現行の保安装置「京王ATC」での運転体験となります。中学生部員たちが、ひたすら運転をしまくっていました。
HОゲージジオラマ 多摩動物公園や高尾山、京王聖蹟桜ヶ丘SCなど、京王沿線の街並みを再現したHОゲージのジオラマ(レイアウト)があります。
実際の京王電鉄の車両で使用していた運転台機器を利用したワンハンドル式とツーハンドル式で運転できます。ジオラマ上では、京王線・井の頭線の現役車両や引退車両、検測車「DAX」が走ります。
バス展示 超低床型小型バス「日産ディーゼル KC-RN210CSN型」が展示されています。京王帝都電鉄と日産ディーゼル工業(当時)が共同開発した小型バスで、車椅子で乗降可能なスロープ付小型ワンステップ路線バスとして日本で初めて開発・導入され、京王バスで活躍しました。2012年までに全車引退したが、保存されていた1台がリニューアルオープン時に新たに展示されました。
2階展示会場には、プラレールコーナー、クイズステーション、コレクションギャラリーなどがあります。
プラレールコーナー 京王線・井の頭線のプラレールを使って自由に遊べるコーナー。鉄道系博物館では日本最大級の面積です。2014年10月10日からは、従来の10区画から13区画に拡大されました。
クイズステーション 「京王電鉄社員からの挑戦状!」として、京王電鉄に関するクイズが出題され鉄道について学べます。
コレクションギャラリー 京王の歴史に関する資料を展示する。過去の制服や行先表示板などが展示されています。イベントなどに合わせて特別コレクションも展示されていす。
高校生部員は、「電車でGО!」をやっていました。
屋外展示場 京王電気軌道2400形デハ2410、京王帝都電鉄2010系デハ2015、5000系クハ5723、井の頭線3000系クハ3719、6000系デハ6438の5両が展示されています。
京王電気軌道2400形デハ2410 京王電鉄の前身で現在の京王線に相当する路線(軌道線)を運営していた京王電気軌道が、1940年(昭和15年)に投入した電車です。
2010系デハ2015 1957年より製造され、京王帝都電鉄に在籍していた通勤形電車です。
初代5000系クハ5723 1963〜1969年にかけて155両が日本車輌製造・東急車輛製造・日立製作所で製造されました。架線電圧の1500V昇圧に伴って投入されました。京王帝都電鉄京王線が路面電車由来の軌道線から大都市の高速鉄道へ変わっていった頃の車両です。
部員たちは、今日一日、京王電車の写真を撮ったり、展示施設で京王電鉄について学びました。