常念岳に登頂 2018年3月29日() 

幕営地…(30)…森林限界…(150)…前常念岳(2661.8)(60)…常念岳(2857)(130)…森林限界…(20)…幕営地



今日も暖かな朝を迎えました。アイゼン、ハーネスを装着し、日の出とともに出発。



すぐに森林限界を超えると、きれいな東尾根の雪稜が常念岳にのびていて、がぜんテンションがあがりました。



尾根がやせるところでヘルメットを装着し、お互いをザイルで結び合いました。



登るにつれて、北アルプス主脈の山々が見えてきました。



前常念手前の岩場を慎重に登り、前常念まで来ると、穂高の峰々が目の前に見えていました。



前常念からもきれいな雪稜を進み、早い時間に頂上に到着しました。



目の前には槍ヶ岳から穂高連峰の荘厳な稜線、その北には夏に登った立山や剱岳、中学1年の夏に登った白馬岳もかすかに望めました。



風も穏やかで、存分に360度の絶景を堪能しました。



下山は、岩が出ている急斜面ではお互いを確保しながらスタカットで下りました。



順調にテントに戻り、手袋や登攀具を干したり、イグルーを作って午後を過ごしました。



3時間かかって立派なイグルーが完成しました。



中に入ると、外の音が遮断されてとても静かで、ライトをつけるととても明るくなるのに驚きました。




高2B組 オツピー
今までの部活の総決算として、常念岳東尾根に行ってきました。ほりでーゆ四季の郷から薮こぎや雪の斜面をひたすら登ってゆき、時間程でキャンプ地の2100m付近に着きました。薮は想像していたよりも深いわけではなかったですが、最初の薮がとても大変でした。また、人生初のハンガーノックと、軽い脱水になり、なかなか熱い1日目となりましたが、なんとか頑張りました。2日目はキャンプ地から前常念岳・常念岳へと登っていきました。トレースがしっかりついていて、雪もしまっていたのでとても登りやすく、天気もとても良く絶好の登山日和でした。前常念岳の辺りで少し吐き気がしたものの、常念岳に登ることが出来ました。頂上の眺望は素晴らしく、間違いなく今までの山で番でした。
下りの危険箇所ではフィックスを張り、下りました。登っている最中ハーネスのギアループが破損し、カラビナが落ちてしまうミスがあったり、ビレイの支点につけたスリングが絞っていなかったり、ミスがちらほらあり、まだ自分が、未熟だということを再認識しました。その他は何事も無く無事にキャンプ地まで降りて、水作りをしながら、ほかの部員人のイグルー作りを見ていました。最後全員で手伝って立派なイグルーが出来ました。
最終日は何事も無く降り、温泉に入りました。
今回の山は今までの登山の中でも距離が長く、辛い山行でしたが、その分温泉から見える常念岳がとても美しく、やり切った感に溢れました。
年間続けてきた山渓部での山は一旦ここで一区切りとなり、これからは受験勉強と後輩への指導メインに切り替わることになります。もう年切ってはいますが、やり残したことがない状態で卒業できるよう頑張りたいと思います。