日本郵船氷川丸  2017年10月3日()

横浜埠頭…日本郵船氷川丸・見学…山下公園…元町・中華街駅・解散



最後に、山下公園まで歩き、日本郵船氷川丸を見学しました。



氷川丸は、1930年にシアトル航路用に建造された貨客船です。1920年頃より、欧米が投入した大型船に対抗して、当時の最新鋭の船として竣工しました。戦時中は海軍特設病院となり、敗戦まで3回も触雷しましたが沈没を免れ、戦後は貨客船となり、1953年にシアトル航路に復帰しました。



船齢
30年に達し第一線を退くまでに、太平洋横断254回、船客数は25000余名と活躍しました。1960年に引退した後、1961年より山下公園の前に係留保存され多くの人々に親しまれてきました。



部員たちは、一等食堂、一等読書室、一等社交室、一等喫煙室、一等客室、一等特別室などを見学し、レトロで豪華な造りに感激しました。一等食堂 一等船客の食事、給仕の様子など、昭和初期の華やかな客船文化を見学しました。




一等児童室



一等食堂



B−DECKからA−DECKへ登る階段



一等読書室




一等社交室 客船の代表的な公室です。折り上げ天井の周辺や入り口ドアの鉄細工など、アール・デコ調の文様を見ることが出来ました。



郵便局



一等喫煙室 食後に一服しながら談笑する社交場でした。暖炉の周辺や3段に折り上げられた天窓などに、アール・デコ調の装飾がありました。




一等客室



一等特別室



屋外デッキ 大桟橋やみなとみらいの景色が一望出来ました。




操舵室 伝声管やテレブラフ、無線局も見学しました。



船長室



機関室 日本郵船で最初に採用された、B&W社製ダブルアクティング・ディーゼルエンジンです。操作が難しく、建造に先だって、機関長らがB&W社の訓練を受けました。最高出力は、
11000馬力です。




展示室 氷川丸の航路 戦前・戦中・戦後、氷川丸の航海と変遷について展示されていました。



船長室、操舵室、機関室などを興味深く見て回っているうちに、閉館時間となりました。氷川丸から出ると、もう夕方になっていました。今日1日楽しく過ごしました。