特急やくもに乗って松江から岡山へ 2017年8月3日()

松江しんじ湖温泉―(松江市営バス)―松江駅―(伯備線 特急やくも)―岡山駅―(山陽本線)―姫路駅―(山陽本線・東海道本線 新快速)―米原駅―(東海道本線)―大垣駅―(東海道本線 夜行ムーンライトながら)―豊橋駅



松江しんじ湖温泉駅から松江市営バスに乗り、松江駅を目指しました。



松江市営バスが市内循環路線だったので、松江城などを眺めながら、松江駅へ行きました。



松江駅から伯備線特急やくもに乗って岡山駅へ向かいました。




米子駅には、JR境線を行き来する「鬼太郎列車」と「ねずみ男列車」が停車していました。境線は、米子駅と境港市の境港駅を結ぶJR西日本の地方交通線です。米子駅を起点として弓ヶ浜半島の中心部を通り貿易港で漁業基地である境港市へ伸びる路線です。



米子市の近郊線として駅の増設や列車の増発が図られています。普通列車として運用されているキハ40系、キハ47形は、一部車両を除いて基本的にはイラスト車両です。



1993年、境港市に水木しげるロードが完成してから、境港市出身の漫画家である水木しげるの作品『ゲゲゲの鬼太郎』のイラストが描かれた車体が運行しています。



2013年には、「鬼太郎列車」(四代目)・「ねずみ男列車」(二代目)・「ねこ娘列車」(二代目)・「目玉おやじ列車」(二代目)・「ファミリー(こなきじじい)」・ 「ファミリー(砂かけばばあ)」の6種類となりました。平日・土曜13往復、休日14往復がイラスト列車で運転されています。



米子駅を出発すると、車窓の前方にとても大きく大山が見えてきました。



大山は、鳥取県にある標高1729mの休火山です。中国地方の最高峰です。角盤山、鳥取県西部の旧国名が伯耆国であったことから伯耆大山、または郷土富士として伯耆富士ともよばれています。日本百名山や日本百景にも選定され、鳥取県のシンボルの一つとされています。



伯備線は、日野川や高梁川に沿って中国山地を縦断する路線ですが、三江線とは違い鉄橋やトンネルが多く、「特急やくも」が振り子式電車で、三江線に比べかなり速度の速い運転でした。渓谷を走り抜け、あっと言う間に倉敷に出ました。



伯備線は、倉敷駅―新見駅―米子市の伯耆大山駅を結ぶJR西日本の幹線です。



山陽地方と山陰地方を結ぶ陰陽連絡路線の一つで、中国山地を越えて鳥取県(伯耆国)と岡山県(備中国)を結びます。



陰陽連絡路線では初めて電化や改良工事が行われ、陰陽連絡路線では最も運転本数が多いです。倉敷駅―新郷駅間は高梁川水系、上石見駅―伯耆大山駅間は日野川水系に沿って走行し、曲線と急勾配が多いです。



岡山駅で四国と本州を行き来するマリンライナーとかを眺めながら一休みしました。岡山駅は岡山市の中心駅で、東海道・山陽新幹線の営業列車が全て停車し、新幹線と四国・山陰への連絡口として各方面への特急列車が発着するターミナル駅です。



新幹線と7つの在来線、福山方面・相生方面への山陰本線、米子・松江・出雲方面への伯備線、児島・四国方面への瀬戸大橋線・宇野線、鳥取方面への津山線、総社方面への吉備線、播州赤穂方面への赤穂線と東山方面・清輝橋方面への市内電車が集まる中国・四国地方最大の鉄道ターミナルです。



岡山駅で一休みしてから、普通電車に乗って姫路駅向かいました。明石で日が沈むと、車窓の右手に、ライトアップされた明石海峡大橋が綺麗に見えました。



姫路駅で新快速米原行きに乗り換えると、新快速はさすがに早い。三ノ宮、尼崎、大阪、高槻、京都と米原へ向かってビュンビュン飛ばしていきました。部員たちは、大阪の夜景を眺めながら、岡山駅で勝った駅弁を食べました。



大垣駅の駅前にあるコンビニでジュースや軽食を買って「ムーンライトながら」に乗りました。



全列車が定時に動いてくれたおかげで、予定通り夜行列車に乗れました。



部員たちは、岐阜から東海道本線と並走する名古屋鉄道を車窓から眺めていましたが、豊橋に着く頃には、疲れたのかバタバタと眠りにつきました。



高2A組 ハヤト 山陰本線

山陰本線は、京都駅より城崎温泉、鳥取、米子、松江、出雲市、萩を通って山口県下関市、山陽本線の幡生駅まで至る路線である。支線には長門市から仙崎まで走る、通称仙崎支線が存在する。
2002年に東北本線の盛岡?八戸間が東北新幹線八戸延伸に伴い第三セクター化されたことにより、東北本線の営業距離が山陰本線の営業距離を下回り、現在在来線としては日本最長となっている。
京都?城崎温泉と伯備線直通列車が乗り入れる伯耆大山?出雲市以外は電化されておらず、複線区間も一部のみであり、多くの区間が単線非電化である。
並行する新幹線がないため様々な特急列車が運行している反面、全線を走破する優等列車が設定されたことは今までに一度もない。これは、山陰の東西の移動よりも、山陰各都市から山陽新幹線の駅への連絡を重視したことによる。現在走る特急列車は、関西地区と北近畿を結ぶ電車による特急列車が京都?綾部間で特急「まいづる」(綾部から舞鶴線東舞鶴駅まで乗り入れ)、京都?福知山間で「はしだて」(福知山から北近畿タンゴ鉄道天橋立駅まで乗り入れ)、京都?城崎温泉間で「きのさき」、福知山?城崎温泉間で「こうのとり」(新大阪始発福知山線経由)が運転されており、その他気動車特急が和田山?鳥取間で「はまかぜ」(大阪始発神戸線、播但線経由)、鳥取?益田間で「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」(スーパーおきは益田から山口線経由で新山口駅へ乗り入れ)がそれぞれ運転されている。また、陰陽連絡特急として岡山より伯備線を経て伯耆大山?出雲市間で山陰本線を走る「やくも」、京都より東海道本線、山陽本線、智頭急行線を経て智頭?倉吉間で山陰本線を走る「スーパーはくと」がそれぞれ岡山と姫路で新幹線に接続している。また、伯備線を経て出雲市まで向かう列車は「やくも」以外に東京から乗り入れる寝台特急「サンライズ出雲」がある。「いそかぜ」寝台特急「出雲」など、利用客低迷による廃止、車両置き換えや編入による名称変更された優等列車も数多く存在する。
「全線を直通する優等列車が一度も存在しない」と前述したものの、国鉄時代はかなり長距離を走る普通列車が運転されており、日本各地で長距離普通列車が削減されていた昭和50年代、1982年に日本一の距離を走る普通列車が九州の門司を朝の5時半に発ち下関より山陰本線に入り18時間半をかけて福知山に至る「824列車」となった。現在そのような長距離・長時間走る普通列車はなく、園部、福知山、城崎温泉or豊岡、浜坂、鳥取、米子、出雲市、益田、長門市等で運行が分断されている。
関西?九州を結ぶルートは山陽本線、山陽新幹線であるが、列車から見える綺麗な日本海を始め、鳥取砂丘や出雲大社など、見所はたくさん。一度訪れてみるのも良いのではないでしょうか。



高2C組 ヨッシー 特急やくも
特急やくもは1972年の山陽新幹線岡山開業にともない山陰地方へのアクセス特急として運用を開始した。1982年より電車化され現在の381系電車による運用に変更された。1994年より速達列車はスーパーやくもとして区別されていたが、2006年の改正によりやくもに統一された。数少ない国鉄型特急車、さらに振り子式特急のやくもを是非体感してみては?