一日乗車券を利用して広島電鉄を散策 2017年8月2日()

広電本社前・千田車庫・取材―(広電貸し切り電車)―広島駅―(広島電鉄)―広島港・昼食―(広島電鉄)―広電本社前―(広島電鉄)―横川駅―(広島電鉄)―江波―(広島電鉄)―原爆ドーム前…原爆ドーム…原爆ドーム前―(広島電鉄)―八町堀―(広島電鉄)―白鳥―(広島電鉄)―八丁堀―(広島電鉄)―広島駅―(芸備線)―三次駅…旅館・夕食・宿泊



千田車庫を取材した後、私たちは、再び貸し切り電車に乗り、広島駅へ戻りました。



帰りの貸し切り電車は、353号車でした。350形は、1971年に850形が350351353と改番された電車です。1975年にワンマン改造が行われ、正面中央上部に小型の行先表示器が設けられ、従前の行先表示器のスペースがワンマン表示に転用されました。



広島駅から広電5号線に乗り比治山下を経由して広島港へ行きました。広島港に3連接車の3000形が回送で止まっていました。3000形は、旧1201形を3連接車に改造し、市内線と宮島線との直通運用に充当された電車です。その後1101形改造車、そして先に1300形として投入されていた車両も改造され、全部で8編成となりました。1101形など、一部の車両がカルダン駆動でしたが、改造時に全車が吊り掛け駆動に統一されました。



3000形は、宮島線直通運用の主力車両でしたが、3700形、3800形、3900形が導入されてから、1992年に3900形の代替で3001が廃車されました。その後、主に平日朝のラッシュ時に運用されていましたが、他の直通運用車両よりも高速での加速が悪く、直通運用車両では唯一常用ブレーキが空気ブレーキのみで電気ブレーキが装備されていなかったので、ブレーキシューの交換頻度が短く、メンテナンスに手間がかかっていたので、老朽車両の代替と輸送力向上のために市内線へ移籍しました。1998年に市内線への移籍が決まり、宇品線で運用を開始しました。機器の老朽化もあり、1000形の導入が進んだ2015年に3005編成・3006編成が廃車となりました。



3000形を撮影して、広島港を眺めながら昼食を食べました。




昼食の後3号線に乗り、再び広電本社へ行き、広電グッズを買いました。その後、7号線に乗り横川駅へ行きました。



広電横川駅電停は、JR横川駅南口広場の東側にあります。大きな屋根が電停を覆うように設けられていて、雨の日でも濡れずにJR横川駅へ乗換えられます。両のりばとも、7号線広電前行きや8号線江波行き電車が停車します。これは、1つの列車が横川駅電停を境に7号線と8号線を交互に運転することがあるためです。



横川駅電停には単車ばかりが乗り入れていますが、朝夕ラッシュ時には連接車も乗り入れます。横川駅電停直前の国道上にクロスオーバーがあり、両ホーム同時に入線と出発が出来ます。1番線は線路の左右にホームが有り、1番ホームの向かい側を降車専用ホームにしています。




次に8号線に乗り江波へ行きました。



1943年に江波線の建設が始まりました。軍の要請により、江波地区にあった三菱重工業の広島造船所への通勤輸送をするために建設されました。194586日に原爆が投下され、江波線をはじめ広島電鉄の市内線は不通となりました。江波線は江波地区まで建設されずに終戦となりました。1954年に江波路線が舟入南町から延長され、江波停留場が開業しました。当時は江波口停留場と称していました。



江波車庫は、広島電鉄の路面電車の車庫、広電バスの路線バスの車庫(都市圏輸送営業部・江波営業課)です。電車の運行管理を行う電車事業本部・電車営業部江波出張所も併設されています。



江波車庫の担当路線は6・7・8・9号線です。超低床電車のグリーンムーバーがドイツから空輸された時、広島空港から江波車庫に搬入され整備されました。国産超低床電車のグリーンムーバーmax1000形も江波車庫で整備されています。



江波車庫に止められている電車を車庫の外から撮影してから、6号線に乗って、原爆ドーム前に行きました。



原爆ドームと広島爆心地の前で、被爆した方々の冥福を祈りました。




相生橋で原爆ドームの前を往来する電車を撮影しました。



相生橋は、広島市の中心部を流れる本川(旧太田川)と元安川の分岐点に架かる、相生通りと広島電鉄が通るT字型の併用橋です。2つの橋が「相合う」ことから相生橋です。原爆ドームと広島平和記念公園を結ぶ橋の一つで、その中で最も北にあります。



上流側に城南通り(広島市道中広宇品線)の空鞘橋、本川下流側に本川橋、元安川下流側に元安橋があります。東西方向(長手)に架かる橋は、国道183号・国道261号と広島電鉄本線が通る併用橋です。南北方向(短手)に架かる橋は「連絡橋」と呼ばれ、長手の橋中央で二叉します。




昭和初期から現在の形になりました。上空からも目立つので、広島市への原子爆弾投下の時に、目標点とされました。被爆当日、相生橋付近に居た人々が大勢亡くなったので、元安川下流側で毎年86日の夜に犠牲者を弔う灯篭流しが行われます。1983年に現在の橋に架け替えられました。



相生橋で電車を撮ってから、八丁堀へ行きました。9号線八丁堀―白鳥間を行き来する旧京都市電1914号車や旧大阪市電914号車に乗りました。



900形電車。1969年に市内線で運用するために大阪市電から中古車両を譲り受けた電車です。従来、市内線に在籍した小型の4輪単車を代替する目的で、大阪市電の路線縮小に伴って余った2軸ボギー車各形式を大阪市電より、1965年から1969年にかけて40両を譲り受けました。900形は、1969年に増備車として、大阪市電2601形電車を14両譲り受けた電車です。



八丁堀から広島駅へ戻りました。広島駅でお土産を買い、新幹線ホームで500形を撮影してから、JR芸備線快速みよしライナーに乗り、三次へ向かいました。



みよしライナーの左手車窓には、太田川を挟んで対岸の街並みが良く見えました。芸備線からみて太田川の対岸には電化された可部線やアストラムラインが走っています。住宅地が広がり、大きなビルが沢山立ち並び、可部線沿線の都市化がうかがえました。



今日の取材では、広島電鉄の方々に親切に案内をしていただき、路面電車について詳しく学ぶことが出来ました。有難うございます。三次の旅館に荷物を置き、明日の打ち合わせをし、直ぐに寝ました。明日はJR三江線に乗って、山陰本線へ向かう日です。三次駅5時38分発なので、明日の遅刻は危険。



高2B組 タクヤ 広島電鉄
広島市の中心部を東西に貫く路線で、紙屋町 八丁堀といった都心とJR駅(広島駅 西広島駅)とを結ぶ役割を持ち、世界遺産である原爆ドームの前も経由している。荒神橋(猿猴川)、稲荷大橋(京橋川)、相生橋(旧太田川)、広電天満橋(天満川)、新已斐橋(太田川放水路)と5つの橋を渡る。このうち広電天満橋は軌道専用橋で、本線唯一の専用軌道区間でもある。
大半の区間は相生通り、寺町通り、平和大通りなど幅員の広い幹線道路の併用軌道として敷設されているが、土橋町交差点から天満町交差点間は幅員15m前後(通常の道路では片側1車線+両歩道程度)の道路に複線の軌道が敷設されているため、この間の電停(小網町、天満町、観音町)はホームの幅員が狭い、あるいは安全地帯がない電停となっており、停車前の車内放送でその旨の注意アナウンスがある。また、同様の理由で猿猴町電停もホームの幅員が狭い。



高2C組 ヨッシー 広電650形
広島電鉄650形は1942年に651655の5両が製造された。呉市電の600形と同型であり、広電750(大阪市電1651)の短尺仕様である。1945年、広島への原子爆弾の投下により651は中電前電停付近、652は宇品付近、653654は江波付近、655は広島駅前にて全車被爆した。このうち651654は翌年3月にはほぼ原型通りに復旧された。しかし、655のみ被害が大きかったため、初代700形に近いボディーで1948年に営業に復帰している。655号車が1967年に事故廃車になった以外は1975年のワンマン化を経て2006年までは全車在籍していた。しかし6536542006年に運用離脱し、653は貸し切り運用に、654は広島市交通科学館にて保存されている。また残る651652は平日のラッシュアワーをメインに走行している。広電650形は他車にない歴史のある車両なので広島にいった際には是非とも乗車してみてはいかがでしょうか? 取材時点では鉄道コレクションも発売中なので旅の思い出に是非ともお買い求めを!発売場所は広電の窓口になります。



高2C組 ヨッシー 広島バスセンター
広島バスセンターは広島市などが出資した第三セクターの株式会社広島バスセンターが運営しており、紙屋町のそごう広島店3階に同居している。広島の郊外路線バス、高速バスの始発着点となっている。バスの幕表記では 広島センター、バスセンター、センターという表記が見られる。また、建物の名称は広島センターとなっている。当時、各社散逸していた紙屋町付近のバス停留所を一ヶ所に整理、統合する目的で1957年に日本初の一般バスターミナルとして開業した。1974年に現在のそごうの3階に移転し、それにともないバス処理能力は従来の1日3000台から6000台に増加した。現在、1日約1600本のバスが発着し、利用客は約40000人にものぼる大ターミナルである。そんな広島バスセンターは今年、2017年の7月29日に開業60周年を迎える。歴史あるバスセンター、一見の価値あり。バスコレクション広島バスセンター60周年記念セットが好評発売中、広島バスセンターにて購入で特典がついてきます!是非是非!



高2D組 ノリリン JR芸備線
私たちは今回の合宿で芸備線に乗りました。芸備線は備中神代駅から三次駅を経て広島駅を結びます。芸備線は、全線非電化なので、気動車が走っています。車両はキハ120とキハ47とキハ40が走っています。芸備線は、急行みよしという列車が2007年までありましたが、ダイヤ改正後には、快速みよしライナーとして運行されています。芸備線はローカル線の一つでとても落ち着くところを走っているのでとてもいい路線です。