平成28年度 鉄道研究部冬期合宿 東海道本線・関西本線 2016年12月27日(火)
藤沢駅―(東海道本線)―熱海駅―(東海道本線)―興津駅―(東海道本線)―掛川駅―(東海道本線)―豊橋駅―(東海道本線)―名古屋駅―(関西本線)―亀山駅―(関西本線)―加茂駅―(関西本線・大阪環状線)―大阪駅―(神戸線)―神戸駅
鉄道研究部冬期合宿では、京阪神の電車を見学することになりました。藤沢駅に集合し、青春18きっぷを使って神戸を目指しました。東海道本線快速アクティーが、部員たちを乗せ、西へ西へと突っ走りました。
部員たちは、伊豆急電車、天竜川や琵琶湖、東海道本線と競争する名鉄特急などを眺めながら、東海道本線を乗り継ぎました。
いつもは、豊橋駅―大垣駅間、米原駅―大阪駅間で東海道本線の新快速に乗るのですが、今回の合宿では関西本線に乗ってみました。
名古屋駅で東海道本線を降り、きしめんを食べ、高山線の特急「ワイドビューひだ」や中央本線の特急「しなの」などを撮影してから、関西本線の快速電車に乗りました。
近鉄電車と並走しながら、木曽川や揖斐川を渡り、桑名駅、四日市駅を過ぎ、終点の亀山駅に着きました。亀山駅で2両編成の気動車に乗り換えました。
気動車が、山並みの単線をどんどん登って行きました。加茂駅に到着すると、大阪環状線直通の大阪行き区間快速電車に乗り換えです。いよいよ大阪の通勤電車です。
部員たちは、関西本線に乗るのは初めてなので、車窓から奈良駅に停車している103系普通電車や大阪環状線直通の区間快速電車などをパチパチ撮影していました。
大阪環状線に乗り入れると、ユニバーサルスタジオ直通の電車とすれ違いました。前に来た時はハリーポッターでしたが、今日はハローキティやスヌーピーのラッピングでした。
大阪駅は、ガラス張りのたいそう立派な駅舎で、部員たちが「すげー。」とか言って、駅の様子を写真に撮りました。最近、大阪環状線に投入された新型車も見られました。「今度、大阪に来る時には、みんなこの車両になっているのかな?」という話題になりました。私たちは、大阪駅発の新快速に乗り、神戸を目指しました。
新快速は、120km/hのスピードで走り、あっと言う間に神戸に到着しました。部員たちは、疲れた様子もなく、「神戸の夜景を見たい。」とやっていました。明日は、いよいよ京阪神圏の電車の撮影だ。
高1C組 おーちゃん 東海道本線
東海道本線はJR東日本、東海、西日本の3社にまたがっていて589.5kmと長い路線になっています。その中でもJR東海の東海道本線を紹介します。JR東海の東海道本線は静岡地区、名古屋地区と分かれており、静岡地区は普通、特急のみで普通列車は混雑緩和のため、ロングシートとなっています。名古屋地区は特急、特別快速、新快速、快速、区間快速、普通と種別が豊富で転換式クロスシートの313系0番や通勤列車の中でもトップクラスの乗り心地を有する313系5000番台がいたり編成両数が多いなど鉄道ファンや旅好きにとっては愛されている地区です。特急はしらさぎ、ワイドビューひだなどです。静岡地区は何故普通のみかと言うと新幹線や東名高速道路があるため快速を作っても寿命があるかあやふやなので普通のみかと思います。しかし18きっぷシーズン(春、夏、冬)の期間にムーンライトながらという夜行臨時快速列車があるので静岡地区苦手な人や安く遠くへ行きたい人にはもってこいの列車です。しかし夜行とついていますがベットやシャワー、コンセントがあるわけではないので事前に調べて利用するのが一番です。特急列車はワイドビューふじかわです。JR東海の東海道本線は大体が313系です。313系は0番台、300番台、1000番台、1100番台、1300番台、1500番台、1700番台、2300番台、2350番台、2500番台、2600番台、3000番台、3100番台、5000番台、5300番台、8500番台となっています。他にも211系や311系がいます。乗ってみるときは是非313系の番台や静岡地区と名古屋地区との違いを見つけたり感じてみてはいかがでしょうか。
高1A組 ハヤト 関西本線について
関西本線は、愛知県の名古屋と大阪府のJR難波の間を亀山、奈良経由で結ぶ路線である。1895年に関西鉄道によって名古屋〜木津間が、1892年に奈良〜湊町(今のJR難波)が大阪鉄道により、1896年に奈良〜木津間が奈良鉄道によってそれぞれ開通し、その後買収、ルート変更を経て現在の路線が完成した。名阪間の最短ルートであることから、今の東海道本線である官設鉄道と激しく争いあった。1907年に関西鉄道が国有化されこの争いは終わり、代わりに現在の近鉄に当たる参宮急行電鉄や大阪電気軌道が当路線に並行して延伸し、こちらと乗客争奪戦が行われるようになった。近鉄に先立って名古屋〜湊町間に後に急行「かすが」となる直通列車が運行開始したが、晩年は名古屋〜奈良の運転であり、2006年に廃止、現在は全線を直通する列車はない。現在の運行は、JR東海区間である名古屋〜亀山、JR西日本の非電化区間である亀山〜加茂、JR西日本の電化区間である加茂〜JR難波の3つに分かれる。名古屋〜亀山間は、日中は1時間あたり名古屋〜四日市間が、快速が2本(亀山発着と鳥羽発着「みえ」が各1本ずつ)、普通列車が2本、四日市〜亀山間はこの区間は各駅に止まる快速1本での運転であり、ラッシュ時は区間快速や桑名発着の普通列車も運転される。また、名古屋〜紀伊勝浦、新宮方面の特急「ワイドビュー南紀」も走る。運転は、313系を中心に211系、快速「みえ」にキハ75系が、特急「ワイドビュー南紀」にキハ85系が使用されている。亀山〜加茂間は路線内で一番の山間区間であり、キハ120系気動車が1〜2両で1時間に1本ほどの間隔で走っている。この区間内にある加太〜柘植間は「加太越え」と呼ばれたかつての鉄道の難所であり、25‰の急勾配があり、スイッチバック方式の中在家信号場や柘植駅には転車台や給水塔もあった。また、伊賀上野〜加茂間は木津川が並行しており、美しい景色を見ることができるが、大雨により運休になることもある。加茂〜JR難波間は、大和路線とも呼ばれる区間で、大阪近郊の色が強い。同じく阪奈間を走る近鉄奈良線は生駒山を新生駒トンネルで突っ切るのに対し、当路線は王寺、柏原、八尾と生駒山の南側を大きく迂回するため、近鉄に比べてかなり遠回りになっている。日中は天王寺から環状線を一周した後に大和路線に入る「大和路快速」が奈良行きと加茂行きが毎時4本である15分おきに交互に、それぞれ30分間隔で走っており、また、JR難波から王寺を経てJR和歌山線の高田駅までの快速が毎時2本、JR難波〜王寺間の普通列車がこちらも15分おき毎時4本運転されている。ラッシュ時には、王寺で奈良方面と和歌山線方面に分割する区間快速、快速列車も設定されている。車両は快速が221系、普通が103系と201系がメインであり、おおさか東線や片町線からの直通列車である207系と321系を除くとVVVFインバータ車が無い。名阪間の最短距離でありながら、新幹線や近鉄電車の陰に隠れる裏ルート。特急の走らないのんびりとした在来線で、たまには別ルートで関西に向かうのも、また新たな楽しみがあると思います。