福井鉄道北府車両工場 2016年8月8日(月)
ホテルクラウンヒルズ武生…越前武生駅…北府駅・車両工場・取材―(福井鉄道)―田原町駅・昼食
本日の午前は、福井鉄道北府車両工場を取材しました。武生のホテルから、途中越前武生駅に立ち寄り、北府駅まで歩きました。
北府駅にある資料館を見学し、福井鉄道武生線を行き来する電車を撮影しました。
北府駅に隣接する車両工場を訪ねました。
最初に735形を見学しました。ドイツのシュツットガルトより土佐電鉄に譲渡された車両です。福井県の支援により観光誘致のために福井鉄道に譲渡されました。
1965年生の車両です。シュツットガルトの路面電車には、車両の片側にしか乗降用の扉が付いていません。735形は、2つの台車に乗る連接車で、前と後のでは反対側に乗降用の扉が付いているので、2両を改造して1両の連接車にしたのではないかと推測されています。
福井鉄道に導入された時、故障が多かったのですが、原因はゴムパッキンの劣化によるエア漏れだと突き止めたので、修理をして故障がなくなりました。冷暖房装置が付いていないので、春や秋の休日に運用しています。
次に、低床型車両1000形(FUKURAM)を見学しました。3両からなる連接車で、定員は155人です。
車輪には、ゴムが入った弾性車輪が使用されています。超低床を実現するために車軸がなく、各車輪は独立して台車に組み込まれています。現在3編成が走っています。間もなく4編成目が導入されます。
次に、200形を見学しました。1962年に福井鉄道が導入した、自社発注車両です。FUKURAMは、50年ぶりの自社発注車両だそうです。
80形や140形が廃車される頃、名古屋鉄道の岐阜市内線が廃線になったので、名古屋鉄道の岐阜市内線の車両を譲渡して使用しています。
200形は、軌道線を走る大型車です。福武線は、福井駅近くが道路との併用線になっていて、各駅のホームの高さが低床車に合わせてあるので、200形の乗降扉を開けると二段のステップがパタンと出るようになっています。
福井市内も結構な積雪があるので、大雪の予報が出た時は、赤十字前駅に係員が待機して、除雪対策に備えるそうです。福井駅前が整備され、JR福井駅前に大きなバスターミナルと福井鉄道の福井駅が設置されました。また、田原町駅では、福井鉄道とえちぜん鉄道の相互乗り入れが始まりました。この様な改変を通じて、乗降客数が増えているそうです。
北府車両工場を取材した後、福武線に乗って、田原町駅へ行きました。私たちは、えちぜん鉄道が相互乗り入れ用に導入した黄色い連接車Ki−boに乗りました。急行だったので、凄く速かったです。
田原町駅を行き来する福井鉄道、えちぜん鉄道各車両を撮影してから、えちぜん鉄道に乗り福井口駅へ行きました。
高2B組 ダイ 福井鉄道 北府車両工場
北府車両工場では、定期検査をしています。しかし、モーターのオーバーホールやfukutolamuの一部は外部委託です。北府車両工場の一部の建物は、登録有形文化財です。この建物は、大正時代からあり福武電気鉄道時代から稼働している貴重な木造の建物です。
高1C組 ヨッシー 福井鉄道の車両
路面電車タイプ
770形 名古屋鉄道岐阜市内線より転属した車両。2連接車両。773・774編成と775・776編成はえちぜん鉄道乗り入れ対応。
880形 同じく名古屋鉄道岐阜市内線より転属した車両。2連接車両。車体デザインは770形と似ているが、ヘッドライト等に違いが見られる。
800形 名古屋鉄道岐阜市内線より転属した車両 低床車両で、単車である。
F1000形 えちぜん鉄道乗り入れ用新造車。4編成目まで製造予定。2連接車両。
735形 ドイツシュツットガルト市電転属車 土佐電鉄より転属した車両。2連接車両(735A+旧714A)。県民の声で導入。鉄道線タイプ
200形 製造より半世紀程たった古参車両。福井鉄道自社発注車。2連接車両。
ドア毎に可動式ステップ付600形 名古屋市交通局より転属した元地下鉄車。1両単車。
ドア毎に可動式ステップ付610形 600形の片運転台2両連結車。