鹿島臨海鉄道と大洗の町  2016年5月2日(月)

ホテルシルバーイン…水戸駅―(鹿島臨海鉄道)―大洗駅・取材…大洗アウトレットモール…大洗マリンタワー…大洗駅―(鹿島臨海鉄道)―水戸駅―(常磐線)―勝田駅





本日は、鹿島臨海鉄道に乗り大洗駅へ行きました。鹿島臨海鉄道の方々より、大洗駅のホームから車庫に止まっている気動車を眺めながら、鹿島臨海鉄道について解説して頂きました。



鹿島臨海鉄道は、大洗鹿島線には旅客用の内燃動車6000形19両、8000形1両が所属しています。7000形2両「はまなす」は、既に売却されたそうです。



鹿島臨港線には、内燃機関車2両が所属しています。6000形はセミクロスシート車ですが、8000形は輸送人員を増やすためにロングシート車としました。公共輸送機関の法律で、新造車両には車椅子スペースが必要です、また車内トイレを付ける場合はバリアフリー対応であることが義務付けられています。



8000形は、車椅子スペースは設置しましたが、車内の広さを考慮し、車内トイレは設置しませんでした。現在、8000形は1両ですが、来年に2両、以降12年かけて毎年1両ずつ導入し、6000形と置き換えるそうです。



大洗駅の車庫では、気動車への給油や車体の洗浄が行われています。重要部検査や列車検査は、鹿島臨港線の神栖で行われています。部員たちは、鹿島臨海鉄道の解説を聞きながら、ホームから各車両を撮影しました。



テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」のラッピング車両もありました。「ガールズ&パンツァー」の舞台設定が大洗なので、大洗の街全体でアニメイベントを開いたり、関連商品を販売しています。鹿島臨海鉄道の利用客も少し増えたそうです。



今日は、鹿島臨海鉄道の方々に詳しく解説をしていただき、良い取材が出来ました。有難うございます。



次に、大洗の街を散策しました。大洗アウトレットモールや大洗マリンタワーを見学しました。アニメファンの方々で賑わっていました。



途中、道路工事の倉庫に、国鉄の貨車ワムが利用されていたので、皆で撮影しました。なんと、工事の敷居も水戸のキャラクター「ハッスル黄門さん」でした。



その後、「ガールズ&パンツァー」で話題になった旅館、肴や本店に立ち寄りました。そして、大洗駅より鹿島臨海鉄道8000形に乗り、水戸駅へ向かいました。



高2A リン 鹿島臨海鉄道
鹿島臨海鉄道は1969年に鹿島臨海工業地帯へ原料や生産品の輸送のために国鉄や茨城県の出資により貨物専用で開業しました。当時は成田空港への燃料のパイプラインが無かったそうで、燃料の輸送もしていたそうです。その間に旅客営業も始めたそうで、1978年から1983年までしていたようです。その後、国鉄から現在の鹿島臨海鉄道株式会社が水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅までの53kmと鹿島神宮駅までの約3kmの直通運転の合わせて約56kmを運用しています。現在も旅客営業だけではなくコンテナ輸送などをしているそうです。ちなみに、アニメ「ガールズアンドパンツァー」にも登場しており、ラッピング電車もあります。