硫黄岳からの眺め 2016年3月29日()

赤岳鉱泉・朝食…(60)…森林限界・雪崩危険の確認…(10)…赤岩ノ頭(2656)(20)…硫黄岳(2760)(10)…赤岩ノ頭(2656)(60)…赤岳鉱泉・テント撤収…(30)…堰堤広場…(30)…赤岳山荘…(30)…美濃戸口・入浴・昼食―(タクシー)―茅野駅―(中央本線)―新宿駅・解散



 今日は、硫黄岳を目指しました。森林限界を越えた辺り、赤岩ノ頭の直下で、顧問の高橋先生が、スコップで雪面を環状に掘り、雪柱を築きました。雪柱をよく見ると、サラサラ雪の層、ザラメ雪の層がはっきりと見分けられました。



「硬く固まった雪の層の上に新雪が積もったり、異なる質の雪が層をなすと、雪崩が起こる。」と部員たちに解説しました。実際に雪塔を抱えて、力強く引いたら、スッパっとザラメ雪の層が滑り落ちて、一同焦りました。



赤岩ノ頭は、雪崩注意ポインの1つです。「このくらい力を入れないと、雪質が異なる層の雪が滑り落ちないのなら、今日は雪崩が起きないだろう。」と判断しました。




雪崩の注意について学習した後、硫黄岳の頂上に登りました。快晴、雲一つなく、八ヶ岳、南アルプス、北アルプスの山々が眺められました。何度か春に八ヶ岳に登頂しましたが、いつも頂上には強い風が吹いていました。



今日は風が弱く、ベストコンディションの中、山頂で過ごせました。部員たちは、甲斐駒ケ岳、穂高岳、鹿島槍ヶ岳などを確認しました。そして、今後チャレンジしたい剱岳を眺めました。剱岳にチャレンジするためには、まずは体力強化。




赤岩ノ頭から赤岳鉱泉への下り、樹林帯の中では、登山道に沿って、雪の滑り台と化したショートカットコースがいくつもありました。ピッケルを使って、シリセードで下りました。結構スリルがありました。



 午前中に赤岳鉱泉に戻り、テントを撤収し、美濃戸口へ下りました。美濃戸口では、新しくできたレストランで入浴をし、昼食を食べました。そこへ外国人がレストランに訪ねてきました。顧問の高橋先生が英語で聞くと、「スウェーデン人で日本には3回も来ている。今回は、清里から赤岳を登り、雪洞を掘って一晩過ごし、美濃戸口に下って来た。これから日本風の温泉に入って、京都に行きたい。どうしたら温泉に行けるのか?」とのことでした。そこで、私たちと一緒にタクシーで茅野へ行きました。高橋先生が部員たちに、「中学3年生は、オーストラリア語学研修から帰って来たばかりなのだから、英語で話してごらん。」と促しました。



 今回の春期合宿は、部員たちがテキパキ動き、予定よりも早く行動できました。子供が生まれたばかりの高橋先生が、子育ての本の中で「2歳児には、保護者がそっとフォローをし、成功体験を積み重ねましょう。」という一節を読み、「う〜む。中学生の引率も、ちょっとこれに似ている気がするのは何故。」と呟いていました。



3A レオナ

 今回の春合宿で私達は、八ヶ岳の赤岳と硫黄岳に行きました
 初日は美濃戸口から赤岳鉱泉まで行きました。ゆったりとした登りと聞いていたので、楽だと思っていましたが、予想以上の距離と荷物の重量でかなりバデてしまいました。

 2日目は赤岳鉱泉から文三郎尾根を通って赤岳山頂に行き、地蔵尾根を下りて、赤岳鉱泉に戻りました、行者小屋から、文三郎尾根が見えたのですが、予想以上に急で登ってみてもかなり急に感じました、しかし荷物が軽かったため、早めの行動が出来ました、山頂ではガスがかかってしまい展望はほとんどありませんでしたが、達成感はとてもありました。下山の地蔵尾根では、最初ヒヤリとするところがたくさんありましたが、無事予定時刻よりも早く下山できました。
 3日目は、赤岳鉱泉から硫黄岳に登り、赤岳鉱泉でテントを撤収して美濃戸口に下山しました、最終日にして少し体調が悪くなり、頭痛がしましたが、無事下山登頂できました、硫黄岳山頂から北アルプスや南アルプス、2日目に登った赤岳が見えました、見れば見るほど2日目に登ったルートが急に見え、少し不思議でした。硫黄岳から赤岳鉱泉まではとても早く下山できました、しかし赤岳鉱泉から荷物が増え、美濃戸口に戻る途中は、頭痛に襲われ、とても大変でした。
 今回の春合宿では、大変な時や辛い時もありましたが、それを乗り越えて頑張ることが大切だと感じました。



中3B オツピー
 今回の春合宿は三年間の集大成として赤岳・硫黄岳に行ってきました。僕たちはその前までオーストラリア語学研修に行っていてランニングや筋トレがほぼできなかったので少し不安でした。
 一日目は赤岳山荘から歩きで赤岳鉱泉まで行きました。一日目はすべての装備を持ったうえに上りだらけだったので赤岳鉱泉につく頃にはヘトヘトになってしまいました。赤岳鉱泉でテントを建ててアルファ米のドライカレーとポタージュスープを食べました。
 二日目は赤岳鉱泉から文三郎道で赤岳に登りました。朝から少し高山病のような症状がでていたので途中でへばってしまいました。なんとか頂上には登れたけど自分の体力不足がとても痛感しました。
 三日目は赤岳鉱泉から硫黄岳に登り、赤岳鉱泉に戻ったらテント撤収をして、赤岳山荘まで下山しました。三日目は頭痛や吐き気も無くなり結構早いペースで登ることが出来ました。
 今回の春合宿では練習期間が少なかったにも関わらず登ることが出来たので嬉しかったです。しかし、赤岳でへばってしまったので、もっと体力をつけなければ行けないと思いました。なので高1での夏合宿に計画している剱岳までにさらに体力強化や技術を身につけようと思います。