札幌市営地下鉄南北線 南車両基地 取材 2016年1月5日(火)
電車事業所前駅―(札幌市電)―西4丁目駅・昼食…大通駅―(札幌市営地下鉄南北線)―自衛隊前駅…南車両基地・取材…自衛隊前駅―(札幌市営地下鉄南北線)―札幌駅―(札幌市営地下鉄南北線)―中島公園駅…ビジネスインノルテ・夕食 消灯22時00分
私たちは、札幌市電の新型車両に乗り、西4丁目駅へ戻りました。昼食を食べ、大通駅から札幌市営地下鉄南北線に乗り、南車両基地へ行きました。
南車両基地を訪ねると、すぐに基地の方々より映像資料を用いて、札幌市営地下鉄の概要と南車両基地の役割について解説していただきました。
札幌市営地下鉄南北線は、1972年に開かれた札幌オリンピックに対応するために、1971年に建設されました。
南北線は、ゴムタイヤによる中央案内軌条方式の地下鉄です。路線には、高架線区間があるため、騒音対策とトンネルから高架線への傾斜のきつい坂路線に対応するために、ゴムタイヤを採用したそうです。
積雪対策として、除雪車両やヒーターの設置などが考案されましたが、高架線部分には、アルミ合金製のシェルターが設けられました。
南北線は第三軌条方式なのですが、東西線と東豊線はパンタグラフ方式です。南北線を建設した頃は、建設費用や工期の短縮など必要性から、小さいトンネルで対応できる第三軌条方式を採用しました。トンネルを掘って線路を建設し、ふたをするよりは高架線の方が建設費用が安く済んだそうです。
東西線や東豊線を建設する頃には、シールド工法や剛体架線が開発されたので、パンタグラフ方式が採用されたそうです。
南車両基地は、敷地面積52900uの基地で、出入庫検査、列車検査、月検査、重要部検査、全般検査、車両清掃が行われています。
私したちは、最初3000形と5000形のゴムタイヤを見学しました。ゴムタイヤを作る技術が向上し、タイヤの内圧が760KHPaから2050KHPaに向上し、小さいタイヤで走行できるようになりました。
タイヤが小さくなったので、客室の床をフラットにし、2枚扉車から4枚扉車になり、ラッシュ時の混雑に対応しているそうです。
ピット線には、ディーゼルの牽引車がありました。電圧を落とした車両を運ぶためのものです。ピット線では、年検査、4年に一同の重要部検査、8年に一度の全般検査が行われるところです。
月検査を行うピット線は、トロリー線が設置されていて、台車のソケットにジャックを差込み、電車を動かす様になっていました。床下検査も行うようになっていました。検査作業を行うので、ピット線には、第三軌条はありませんでした。
洗車線では、車体の洗車が手洗いで行われていました。
5000系の車内や運転室も見学しました。ワンマンで自動運転だそうです。車内は、新造車から連結部にカラス扉が付けられるようになりました。車内は、全て不燃性の素材で作られていますが、車両火災に備えてのことです。
今日の取材では、札幌市営地下鉄の方々が、詳しく解説して下さり、札幌の地下鉄について詳しく学ぶことができました。ありがとうございます。
私たちは、札幌駅へ戻り、本日取材で学んだことをまとめ、ホテルでゆっくり休みました。
中2A組 リョー 札幌市営地下鉄
札幌市営地下鉄の概要は雪国の北海道でも雪に関係なく使える。電車の特徴はゴムタイヤを使っていることで、そのおかげで騒音や揺れが少ないです。ちなみに人の手で清掃をしています。何故ゴムタイヤなのか?騒音防止が目的。線路の上にあるシェルターは雪対策で付けている。札幌市営地下鉄の一番の自慢はゴムタイヤを採用したことで、騒音を防ぐことが出来たことらしいです。ちなみに加速の速さは通常よりも早いです。
高1B組 コーチ 札幌市交通局ST南北線の南車両基地
今回札幌市営地下鉄南車両基地に行きました。この南車両基地では地下鉄南北線の5000形の管理をしています。場所は自衛隊前駅〜真駒内駅間にあります。空から見ると工場や留置線は全て屋根で覆われています。ほかに東車両基地では東西線8000形、西車両基地は東豊線7000形と新型の9000形を管理しています。札幌市営地下鉄はゴムタイヤなので車両基地にパンク検知装置があります。もしパンクした場合は補助輪があり次の駅までははしれるようになっています。その他にもピット線やタイヤ交換線もあります。タイヤ交換線は列車を連結したままタイヤを交換できる装置です。札幌市営地下鉄はゴムタイヤを採用していますがほかの地下鉄と基本同じようになっています。ぼくは、初めてゴムタイヤの地下鉄に乗りました。加速もよく車両も広くとても良かったです。