冬期合宿 東北本線・夜行急行はまなすを乗り継いで札幌へ  2016年1月4日()

赤羽駅―(東北本線)―宇都宮駅―(東北本線)―黒磯駅―(東北本線)―郡山駅―(東北本線)―福島駅―(東北本線)―仙台駅―(東北本線)―小牛田駅―(東北本線)―一ノ関駅―(東北本線)―盛岡駅―(いわて銀河鉄道・青い森鉄道)―八戸駅―(東北新幹線)―新青森駅―(奥羽本線)―青森駅―(津軽海峡線・函館本線 夜行急行はまなす)



本日、鉄道研究部は、冬期合宿として北海道、札幌へ向かいました。3月26日(土)に北海道新幹線の一部、新青森駅―新函館北斗駅間が開業します。それに伴い、夜行急行「はまなす」や寝台特急「カシオペア」の運転が取り止めになるとのこと。部員たちが、日本最後の寝台急行「はまなす」に乗っておきたいと希望したので、今期の冬合宿で札幌に行くこととなりました。朝、赤羽駅に集合し、北海道&東日本パスを利用し、東北本線に乗って、青森を目指しました。



仙台を越えると、東日本大震災以降、路線が変更され運転が再開された仙石線が車窓の右手に見えました。今では、塩釜駅・松島駅間に東北本線と仙石線を行き来する連絡線が建設され、東北本線の仙台駅と仙石線の塩釜駅間に直通の快速電車が運行されています。



ダイヤの乱れもなく、順調に八戸駅に到着しました。最後、八戸駅―青森駅間の普通電車が提示で走れば、「はまなす」発車15分前には、青森駅に到着でした。東京から仙台までは、穏やかな小春日和でしたが、盛岡あたりから雪が降り始めました。



天気予報では、青森は大雪注意報。ちょっとでも遅れたら、「はまなす」に乗れなくなるので、大事をとって八戸駅から新幹線「ややぶさ」に乗って青森駅へ行きました。




予定より1時間も早く青森駅に着いたので、青森駅のホームで「はまなす」を沢山撮影できました。部員たちは、喜びました。少々吹雪いていましたが、「はまなす」は定時に発車し、程なく青函トンネルに入りました。



少しうとうとしていると、函館駅に到着しました。この駅で、30分ほど停車。電気機関車を切り離し、ディーゼル機関車を連結。函館駅がスイッチバックになっているので、列車の進行方向も逆転です。「はまなす」のお客さん全員が、一斉に座席の向きを転換しました。鉄道研究部の部員たちは、函館駅のホームに出て、「はまなす」を撮影していました。




再び、札幌駅へ向けて「はまなす」が発車すると、部員たちはぐっすりと眠りました。朝早く赤羽駅に集合し、長い時間在来線を乗り継いだので、疲れたようです。深い眠りについた部員たちを乗せ、「はまなす」は、長万部駅、東室蘭駅、苫小牧駅と、札幌駅を目指して走りました。



高1B組 コーチ IGRいわて銀河鉄道
北海道に行く時に盛岡からIGR岩手銀河鉄道線に乗りました。IGR岩手銀河鉄道はもとJR東日本の路線を第3セクターにしたものです。車両もJRと同じ701系が走っています。でもぼくたちが乗った時は同じ第3セクターの青い森鉄道の701系で帰りは703系だったのでIGR岩手銀河鉄道の701系見られませんでした。IGR701系は一部更新車がいてシングルアームパンダに変えたりスノープラウン付きスカートに変更されていたりします。青い森701系も同じ改造をされているほか車内の座席をクロスシートに改造したりしています。青い森703系はJR東日本のE721系をベースにした車両でどれもIGR岩手銀河鉄道内で運行しています。僕は、IGR岩手銀河鉄道線内はIGRの車両しか走っていないと思っていましたが実際は青い森鉄道の車両も走っていました。また今度また行くときはIGR岩手銀河鉄道の車両を見たいです。



中3A組 ヨッシー 青函連絡船と青函トンネルについて
青函連絡船・青函トンネルは青森〜函館を結んでいます。
まずは、前者の青函連絡船から解説します。青函連絡船は1908年に登場し青函トンネルの198711月の開通の後に1988年に80年の歴史に幕を閉じました。連絡船は全国各地に存在していました。初期の連絡船は連絡の用途のみで車両を載せることは出来なかったのですが、戦後、貨車を乗せられるようになり、後期には、客車まで載せられるようになりました。ですが、1954年に洞爺丸が沈没事故を起こした影響で、客車に乗ったまま連絡船に乗ることが出来なくなりました。客車のいる第二甲板からの避難が遅れ、大勢の死者・行方不明者を出したため今は、主要航路はトンネルに置き換わり、その他も廃止になっています。青函トンネルは198711月に完成し、青函連絡船から青森〜函館を結ぶという役目を引き継ぎました。これによってボトルネックが解消されて、北海道へのアクセスがより容易になりました。青函トンネルは1067mm軌間で交流20000V1435mm軌間で交流25000Vに対応しており、間もなく北海道新幹線の開業を控えている。現在青函トンネルを走行しているのは、スーパー白鳥・白鳥・カシオペア・はまなす・貨物列車です。現在新幹線の試験時のみ交流25000Vに昇圧しているが、新幹線が開業すると、トンネル内の架線電圧が25000V固定となるため、従来の車両が入線出来なくなります。なので、スーパー白鳥・白鳥・カシオペア・はまなすは廃止に、貨物列車は交流25000V対応した新型機関車の導入や、トレインオントレインの計画があります。



1A組 リン 北海道新幹線
2016326日に北海道新幹線の新青森駅から新函館北斗駅まで開業します。これにより東京から新函館北斗駅の間が最速4時間2分で結ばれます。北海道新幹線は新青森駅から札幌までを結ぶ計画の新幹線です。この新幹線は1973年に計画されました。2005年になって新青森駅から新函館北斗駅間が着工されました。しかし当初の予定である札幌までの路線が完成するのはトンネルでかかると想定される費用の莫大さなどから遅れ、現在は2031年の春が開業予定だそうです。



中3B組 ノリリン 夜行急行「はまなす」
今回僕たちは、鉄道研究部の合宿で急行はまなすに乗り札幌まで行きました。急行はまなすは、青森〜札幌間を結ぶ列車です。はまなすは、客車列車なので自由席・指定席・寝台車があります。はまなすの指定席には、2種類あり、1つ目は座席車なのですが2つ目はカーペット車があります。2つ目のカーペット車は1編成の中に、1両しか連結されていないのでとても人気なので入手困難なチケットです。そしてはまなすは札幌に行くため非電化区間を通るため電気機関車では通れないので函館で機関車をディーゼル機関車に付け替えます。そして札幌に向かって走って行きます。今年の3月26日に開業予定の、北海道新幹線に伴い在来線の電圧と新幹線の電圧が違うので、廃止してしまうので乗りたいと思ったら、今のうちに乗らないと後悔してしまいます。なので、是非乗ってみて下さい。