種池山荘…(34分)…爺ヶ岳中峰(2669.8ｍ)…(42分)…冷乗越…(12分)…冷池山荘…(46分)…布引山(2683ｍ)…(36分)…鹿島槍ヶ岳南峰(2889.1ｍ)…(58分)…冷池山荘…(78分)…種池山荘・炊事・夕食・消灯
朝３時に起床し、５時に出発しました。キャンプ指定地にテントを置いて、荷が軽くなっていました。
見晴らしの良い稜線、爺ヶ岳の頂上は目の前、冷池山荘は種池山荘との間にワイヤーを張り滑車で行けば「１０分ぐらいで行けるんじゃないか？」ぐらいに見えたので、部員たちは足取りも軽やかに、一気に爺ヶ岳頂上に登りました。
森林限界を超え、ハエマツから岩山になり、頂上から鹿島槍ヶ岳、剱岳、蓮華岳、遠くには穂高連峰も見渡せました。
冷池山荘で一休みしました。本日の行動も、午後の雷雨に備えて、午前中に種池山荘に戻るのが目標でした。時間を計算すると、よほど素早く行動しない限り、午前中に種池山荘に戻るのは無理と判断しました。そこで、日頃のトレーニングがより出来ている中３部員のみで、鹿島槍ヶ岳の頂上を目指すこととなりました。
引率顧問が二人居るので、中３の鹿島槍ヶ岳頂上アタック隊に１名、中１・２の冷池山荘待機組にもう１名の顧問が付きました。
冷池山荘からは、布引山、鹿島槍ヶ岳への登山道が良く見えました。
中１・２組が、「今どの辺に居るのかな？」と登山道を眺めながら、帰りに備えて冷池山荘で休んでいると、快晴だったのに、見る見る間に大町側から霧が立ち込めてきました。
110分で中３隊が舞い戻って来ました。舞い上がる霧と競争しながら、相当なスピードでピューっと登山道を行き来した様です。
鹿島槍ヶ岳の頂上からの景色も、見渡すことが出来ましたとのこと。冷池山荘からは、全員一緒に種池山荘を目指しました。中３部員たちは、まだまだ勢いが覚めない様で、結構なスピードで爺ヶ岳を越えて行きました。中１・２部員も、決死の覚悟で付いて行きました。
目標どおり、午前中に種池山荘に付きました。午後、またまた暗雲が立ち込めましたが、少々の雨ですみました。雨がやんだ後、皆でカレーを作って食べ、明日の下山に備え、ぐっすり寝ました。
顧問団も、剱岳に沈む夕日、ダイヤモンド剱岳を眺めてから、明日に備えて寝ました。