想い出のスクリーン 2015年6月21日()

いよいよ、オープンキャンパス当日。朝早めに駆けつけた卒業生のヨシキと一緒に、ザイルを設置しました。皆で、懸垂下降の手順について最終確認しているところに、大学山岳部に所属しているユウがふらっと登場しました。今頃、三つ峠で岩登りをしているはずでしたが、予定が変わり急遽日本学園に舞い戻って来ました。



小学生たちを出迎え、ハーネス、カラビナと安全器具を装着。安全器具の使い方を説明し、階段を登りました。小学生たちに上からの吹き抜けの眺めを見てもらい、2階、3階のどちらから下ってみたいか聞きました。全員、3階からの懸垂下降を希望しました。



3階に立ち、小学生のハーネスに安全器具をつけザイル絡ませ、顧問の先生が小学生の動きをフォローしながら、小学生と一緒に懸垂下降をしました。もう一人の顧問がセルフビレイをとり、小学生のハーネスにカラビナでザイルを繋げ、万が一の時には確保をする体制で対応しました。卒業生が二人揃ったので、顧問と大学山岳部の卒業生が交互に小学生たちと一緒に懸垂下降をしました。



日本学園広報部の先生方に頼み、玄関ホールにスクリーンとプロジェクターを用意してもらいました。懸垂下降を終えた小学生たちに、昨年奥穂高岳に行った夏期合宿や今年谷川岳に行った春期合宿の様子を観てもらいました。



今日部活体験に来た小学生たちは、高い所にも怖がらず、3階からスイスイと降りて行きました。全員無事に懸垂下降が出来ました。山溪部の活動報告集を4年分手渡し、「来年、一緒に登山に行こう。」と挨拶をして、山溪部の部活体験が終わりました。



その後、中学生弁当を食べてもらう昼食会です。昼食会の会場にもスクリーンが用意され、以前に山溪部がアメリカ合衆国、シアトル近郊にあるレーニア山へ登頂した時の様子を撮影、編集したDVDが映されていました。ヨシキとユウも参加した登山でしたので、昼食会場でその画像を観ながら、当時のレーニア山行について解説をしました。熱心な保護者の方々から、色々と質問をされました。二人は、悠長に質問に答え、解説をしていました。大学に通いずいぶんと成長したようです。今日のオープンキャンパスでは、中学生、大学生それぞれ、自分の役割を十分に果たしました。