渋谷駅―(東京メトロ副都心線・西武池袋線)―武蔵丘検修場・見学―(西武池袋線)―飯能駅―(西武池袋線)―練馬駅・解散
本日、鉄道研究部は、西武鉄道武蔵丘車両検修場で開催された「西武・電車フェスタ2015」を見学しました。東急電鉄東横線の渋谷駅に集合し、直通快速急行電車に乗り、「ヤマノススメ」で話題の飯能にある武蔵丘検修場へ行きました。
西武池袋線開業１００周年展示、台車入れ実演、電車の屋根上機器、立体倉庫、輪軸探傷装置などを見学しました。鉄道模型のコーナーでは、かつて山口線を行き来していた蒸気機関車が走っていました。
体験コーナーでは、ブレーキ操作、非常通報、車輪転がし、パンタグラフ操作、制御器操作、トラバーサーで移動などの体験が行われ、大勢の見学者で賑わっていました。部員たちは、メインステージ前の物販コーナーで買い物をし、社員食堂で昼食を食べました。今日一日、西武鉄道武蔵丘検修場で、西武鉄道の概要、検修場の施設と役割について見学しました。
冷房機 家庭で使用しているクーラーは、部屋の中と外に送風機・室外機と別れていますが、電車は所領の屋根上に一緒になっています。冷房装置からの冷風は天井の吹き出し口より車内へ送られ、全体を涼しくします。能力は、家庭用クーラーの約１５倍です。
パンタグラフ パンタグラフは、架線から車内に電力を取り入れる装置です。架線には、１５００Ｖの直流の電流が流れていて、接触部分（アーム）は強力なバネの力により、架線に押し当てられています。アームは、圧縮空気の力で加工されます。
元ヒューズ（ＭＦ）・高圧補助ヒューズ（ＢＦ） 元ヒューズと高圧補助ヒューズは、それぞれの回路に所定以上の電流が流れた時、自ら溶断して回路を閉じ、各機器を守ります。
避雷器 落雷によって架線に異常電圧が加わった時、車体、車輪、レール、地面へと電機を流して、電車の機器を守ります。
断流器・単位スイッチ箱 直流の大電流を遮断すると、大きな火花が発生します。安全確実に遮断するための断流器・回路のつなぎ替えに使用する単位スイッチ・許容値以上の電流が流れた時に、高速で遮断するＨＳＣＢ（高速度遮断器）がこの箱に収められています。
回転試験及びケース内洗浄 ギアケース内の洗浄と回転試験を行います。ギアケース内の洗浄では、古い油を抜き取り、回転試験機にセットします。回転試験機で洗浄用の油が給油され、車輪を回転させてケース内を２度洗浄します。その後、試験用の油を給油し、回転試験を行います。新しい車輪にはめ替えられた輪軸は、歯車箱も分解・洗浄されているので、新しい油を給油し、回転試験を行います。ケース内の油量は、3.5?です。回転試験機では、６個の振動を検知するセンサーと２個の温度センサーを取り付け、2000ｒ・ｐ・ｍ（電車で薬50〜60km／ｈ）で回転させ、センサーの振動・温度をパソコンで読み取り、輪軸の良否を判断します。
立体自動倉庫 １３０本の車輪を格納、搬出および在庫を管理する設備です。
車輪中ぐり旋盤 車輪の内側、車軸が入る部分を削る作業を行います。
車軸旋盤 車軸についているペンキ、サビ、ホコリをやすりや布やすりなどで取り除く作業を行います。
自動輪軸探傷装置 超音波を使用し、軸に発生した有害傷を見つけます。減衰度測定、垂直探傷、局部探傷を行います。
中３Ｂ ヨッシー 西武鉄道の概要
西武鉄道は軌間1067mmで副都心線・有楽町線・秩父鉄道線と直通運転をする鉄道。飯能でスイッチバックをしている。現在はRED lucky train として、京急風ラッピングをしている他、6000系に旧来の黄色い塗装風のラッピングをしている。また、副都心線の東急線直通開始によって横浜や元町・中華街でも姿を見られるようになった。特殊な路線として、西武多摩湖線・多摩川線・有楽町線・山口線がある。多摩湖線・多摩川線は、他のどこの西武の路線と繋がっていない路線で、西武有楽町線は折り返し設備を持たないため、なんらかのトラブルによる運転見合わせのときは、列車がやってこないことがある。西武山口線は、元々はアトラクションのような路線として開業したが、現在は、新交通システムによるゴムタイヤ式の方式になっている。
高１Ｂ ダイキ 武蔵丘検修場の役割
西武鉄道最大の車両研修施設です。役割は、車両の更新や改造工事や重要部検査(4年に1回)全般検査(8年に1回)の検査などをしています。整備能力は、年480両。26両同時に研修ができる程広大な施設です。施設内の設備について、建屋内部中央にトラバーサーがあります。中央から北側に台車や車両を研修する設備。南側に車体や座席を研修する設備があります。
中３Ｂ ノリリン 印象に残った展示
今回僕たちは、西武のフェスタに行って来ました。僕が一番印象が強かった展示は鉄道模型です。鉄道模型は、西武電車のいろいろな車両が走っていてとても面白かったです。車両基地などもすごく細かいところまで再現されていました。レオライナーも細かいところまで再現されていました。今回フェスタに行って良かったと思いました。
高１Ｄ テッサイ 西武・電車フェスタ2015の感想
普段入ることが出来ない車両検修場に入って西武鉄道の点検する所だったり、西武鉄道が利用しているトラバーサー(車両を運び入れ移動させる機械のこと)の乗車体験や台車入れの実演、パンタグラフ操作体験など体験コーナーが充実していました。また京急ファミリー鉄道フェスタの時と同じように各鉄道会社からそれぞれの鉄道グッズが売り出されていており、盛り上がっていました。来年もこの鉄道フェスタに参加したいです。
