新潟県湯沢 飯士山 月例山行の下見  2015年1月25日()

新宿駅―(中央線)―東京駅―(上越新幹線)―越後湯沢駅―(シャトルバス)―岩原リゾートセンター…岩原スキー場より一本西側の尾根…811mのピーク…スキー場からの尾根とのジャンクション…岩原スキー場第3ペアリフト上…岩原スキー場ゲレンデ…岩原リゾートセンター―(シャトルバス)―越後湯沢駅―(上越新幹線)―大宮駅―(湘南新宿ライン)―新宿駅・解散



山溪部では、3学期に雪山登山の体験を実施しています。今日は、部員たちの雪山体験に備えて、新潟県湯沢町にある飯士山へ下見に行きました。山溪部は、2013年2月11日に飯士山の尾根道で雪上訓練をしたり、コルで雪崩捜索の訓練や雪洞つくりをしました。



雪山の体験をした後、尾根を下り、岩原スキー場第3ペアリフトの前に降り、岩原スキー場のゲレンデを歩いて下山しました。第3ペアリフトまであと100m位の所で、痩せ尾根となり、足元が不安定になりました。安全確保のためにザイルを張り、部員たち全員ハーネスをつけカラビナを使い、痩せ尾根を通過しました。



そこで、今日私たちは、第3ペアリフトの手前の痩せ尾根の下見とザイルを張る手順を確認しに行きました。2年前に行った時と同じ尾根を、輪かんじきを履いて登りました。雪道を登るのは大変な作業で、先頭を行く場合、輪かんじきを履いても、結構足をとられ大汗をかきました。その後ろを、踏み跡をたどりながら歩くと、ずいぶんと楽ちんでした。



本日は、晴天に恵まれ、風もなかったので、大汗をかいても、寒い思いをしないで済みました。私たちは、大事をとってビーコンを身に着け、ゾンデ棒もザックに入れ、尾根の雪の状態や雪庇の様子を観察しながら登りました。



今年度の部員たちの訓練に合った尾根道か、痩せ具合や傾斜もじっくり見ました。コルの近くの傾斜の緩い樹林帯も見ました。ビーコンを探し出す訓練や雪洞つくりを安全に出来そうです。



良く晴れていたので、飯士山の頂上への最後の道程が良く見渡せました。痩せ尾根や急傾斜が見て取れました。「この道程は、やめておいた方が良いだろう」と判断し、ジャンクションから第3ペアリフトへ向かって尾根を下りました。



2年前に来た時にザイルを張った地点に着くと、積雪が崩れかかっていました。私たちはザイルを張り、崩れかかっている部分を迂回して、第3ペアリフトの手前に降り立ちました。



次回、月例山行で来た時に同じ様な状況だったら、部員たちには危ないので、「この尾根道は通らないコース計画にしよう。」と言うことになりました。部活動の引率で登山に行く時、「やっぱり、下見は大切だ。」と感じました。



高校3年生の大学入試、日本学園の高校入試と忙しかったので、今回の下見は上越新幹線に乗り、さっと1日で行いました。久々に新幹線に乗ってみたら、ありえない速さで東京と越後湯沢を往復できました。