富士山 双子山で雪上訓練

2014年3月17日(月)
 装備、食糧の準備を行いました。今回の春期合宿は、東京都最高峰を目指す計画で、中学生と高校1年生の部員が相談して計画を立てました。

2014年3月19日(水)
 朝から雨が降っています。立川駅に集合して青梅線に乗りましたが、雨は次第に激しくなってきました。奥多摩駅まで行きましたが、予想天気図を見ると、発達中の低気圧が通過して、その後は強風が吹きそうです。雪山が初めての部員が大半で、万が一体を濡らしたら低体温の危険もあるため、今回は入山しない決定を下しました。
 学校に戻り、使う予定だった食材で炊事訓練をしました。その間、顧問の先生と卒業生、部員で、明日日帰りで行ける雪山ということで、富士山御殿場口の双子山に行く計画を立てました。食事後、新しい計画書を配布し、解散としました。

2014年3月20日(木)

松田(御殿場線)―御殿場駅―(タクシー30)―太郎坊洞門…(50)…御殿場口新五合目…(100)…双子山…(90)…双子山周辺斜面にて雪上訓練…(40)…御殿場口新五合目…(30)…太郎坊洞門…(タクシー30)…御殿場駅―(御殿場線)―松田駅…新松田駅 解散



今日は昨日とは打って変わって見事な晴天です。御殿場駅からタクシーで太郎坊洞門へ移動しました。月の大雪の影響で、積雪は例年より大目です。太郎坊洞門でスパッツ、手袋、サングラスを装着、新五合目に向けて出発しました。最初から雪上の歩行です。



新五合目近くの斜面で、キックステップの練習をして、双子山に向けて再び登りました。はじめは潜る雪でしたが、次第に硬くしまってきて、そしてアイスバーンになったので、アイゼンを装着しました。



アイゼンでの歩き方を教わった後、双子山頂上に向かいましたが、風が強まり、雪粒も飛んできました。下双子山で休憩の後、いったんコルに下りて上双子山を目指しました。



コルには雪原に雪解け水が溜まった綺麗な池ができていました。ここからもアイゼンの爪をしっかり斜面に食い込ませ、最後の急斜面を登り、上双子山に到着しました。



頂上一帯は、強風のため雪が飛ばされて、地面が露出していました。あまりに強風のため、すぐさきほどのコルに戻ってから、大休止としました。



その後は適当に雪の斜面を下って、新五合目脇を通過し、太郎坊洞門に下山しました。



今回、高1、中学生部員にとっては初めての雪山でしたが、皆前向きに取り組んで、充実した登山となりました。この一日でみるみる雪上歩行が上達しました。4月からは上級生として主体的に活動することを期待しています。