燕山荘から槍ヶ岳へ 北アルプス表銀座を縦走  2012年8月16日

燕山荘・テント撤収‥(90)‥切通岩‥(50)‥大天井ヒュッテ‥(160)‥ヒュッテ西岳‥(60)‥水俣乗越‥(120)‥大槍ヒュッテ‥(50)‥槍ヶ岳山荘‥(40)‥槍ヶ岳(3180m)(30)‥槍ヶ岳山荘‥(20)‥殺生ヒュッテ・テント設営・飯盒炊爨・消灯




朝2時に起床し、朝食を食べ、テントを撤収し、槍ヶ岳を目指して表銀座縦走コースを歩きました。天候、部員たちの登山に対する取り組みによっては、大天井岳を往復して中房温泉に戻ることも考えていました。



大天井岳頂上への道と大天井岳を巻いて槍ヶ岳を目指す道の分岐点、切通岩に着いた時、天候がどんどん良くなる兆しで、部員たちも一生懸命登山に取り組んでいたので、東鎌尾根から槍ヶ岳の登頂に挑戦しました。



ヒュッテ西岳で一休みしました。いよいよ東鎌尾根です。部員一同気合を入れなおして、約200mの急な岩場を下りました。



水俣乗越からヒュッテ大槍まで、岩場の急な登りです。ハアハア息を切らせながら、やっとの思いでヒュッテ大槍に着きました。



ヒュッテ大槍の直ぐ近くに、本日テントを張る予定の殺生ヒュッテが見えました。「先に殺生ヒュッテに下って、テントを設営して、空身で槍ヶ岳に登ろうか?」とも検討しました。



でも、ヒュッテ大槍から槍ヶ岳山荘までは、僅か50分の道乗りで、本日今まで歩いた道程に比べたらたいした距離ではありません。そこで、「装備全てを担いで槍ヶ岳山荘まで歩いてこそ、東鎌尾根を縦走したことになるのだろう。」と考え、真っ直ぐ槍ヶ岳を目指しました。



ヒュッテ大槍を越えると、雲が解け、槍ヶ岳の山容が目前に現れ、槍ヶ岳山荘も目の前に見えました。(槍ヶ岳山荘まで)800mや400mの表示があり、部員たちは、大いに元気付けられました。



槍ヶ岳山荘の近くにザックを置き、槍ヶ岳山頂にアタックしました。天気が良く、行列になっていたので、思いのほか、頂上に立つまで時間がかかりました。





頂上で少し休憩をし、またまた槍ヶ岳の鉄梯子やクサリ場を下って行きました。下りの方が緊張しました。



殺生ヒュッテで、テントを張り、夕食を食べ、ぐっすり寝ました。今日はずいぶんと長い距離を歩き、たくさんの岩場を登りました。皆だいぶ疲れたようです。