琴平電鉄のレトロ電車  2012年4月2日(月)

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合宿2日目、本日は琴平電鉄の仏生山工場を取材しました。岡山駅前にある桃太郎の像と記念写真を撮り、快速マリンライナーに乗り、高松駅へ行きました。



途中、瀬戸大橋を渡りました。大変天気が良く、車窓から瀬戸内海の島々がよく見えました。部員たちは、電車の窓越しに写真を撮りました。



JR高松駅に着きました。25年前に来た時、気動車が並んでいる架線のないホームが印象的でした。今日行ったら、ホームには電車が並び、ガラス張りの大きな駅舎になっていました。





JR高松駅から、5分ほど歩いた所に、琴平電鉄の高松築港駅がありました。



ホームで待っていると、旧京王電鉄5000系の電車が走ってきました。それに乗って私たちは、一路仏生山駅へ行きました。



仏生山工場を訪ねると、すぐに琴平電鉄の方々が出迎えてくださりました。そして、工場の中を案内していただきました。





ジャッキアップによる台車の取り外し作業、車輪や駆動装置の整備について見学しました。





直流モーターの仕組みや車輪旋盤装置による車輪の踏面の転削などについて教わりました。



旧京浜急行、名古屋市営交通の電車の床下機器を見学しながら、それぞれの装置の役割と、琴平電鉄に導入する時、どのような改造をしたのか伺いました。



名古屋市営交通の車両は、幅が少し狭い第三軌条方式の車両だったので、ドアにステップが設置されていました。



台車の集電装置が外され、パンタグラフが取り付けられていました。



レトロ電車以外は、すべて2両1編成でユニットが組まれています。仏生山工場で検査をするために1両に切り離されると、自走できません。仏生山工場には、自走できない電車を動かすためのデカというデッキの付いた電気機関車があります。



デカの運転室を見学し、デッキに乗ってみんなで記念写真を撮りました。そうしたら、琴平電鉄の方が、私たちをデカのデッキに乗せて仏生山工場の構内を走ってくれました。



次に、琴平電鉄が4両動態保存をしている大正時代に製作されたレトロ電車の1つ、300型を見学させていただきました。



運転室や車内を撮影しました。すると、パンタグラフを架線に上げる操作をさせて下さりました。



レトロ電車に電気が入ると、車内放送やドアの開閉などの操作をさせていただきました。部員たちはかなり喜びました。



最後に、部員たちが琴平電鉄の方々に、毎年学園祭の時に作っている鉄道研究部の活動報告集を4年分手渡し感謝のお礼をしました。すると、「松山の伊予鉄道など四国の鉄道をもっと見に来てほしい。」と言われました。本日の取材は、たいへん充実したものになりました。







取材を終え、再び高松駅に戻りました。昼食を食べ、高松駅前にある鬼の像と一緒に記念写真を撮ってから、マリンライナーに乗って、岡山駅へ行きました。



姫路駅で、山陽電鉄の山陽姫路駅へ行きました。ここから、山陽電鉄・神戸高速鉄道・阪神電鉄を乗り継いで、大阪を目指しました。



電鉄姫路駅・阪神梅田駅直通特急に乗り、車窓から明石市立天文科学館や明石海峡大橋などを眺めながら、尼崎駅まで行きました。



尼崎駅で、阪神なんば線・近鉄難波線直通電車に乗り換え、近鉄日本橋駅に行きました。今日宿泊する大和屋本店は、そこから歩いて5分の所にありました。ホテルの前には、道頓堀という凄い繁華街がありました。部員たちは寄り付きませんでした。



明日の行程は今日以上に過密なので、夕食を食べてから疲れを取るようにすぐに寝ました。