流鉄流山車両基地   2012年3月12日(月)

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 本日の午前中、流鉄流山車両基地を取材しました。流山駅につくと、わざわざ運輸課長の方が迎えに来てくださり、車両基地を案内して下さりました。



 流鉄は、1994年に西武鉄道からの譲渡車両で統一されました。現在、1994年に導入された旧西武鉄道の701系・801系を改造した20002編成、2009年に導入された旧西武鉄道の新101系を改造した50002編成の8両が走っています。それぞれ、青空・なの花・竜馬・流星と名付けられ、その名にちなんだ塗装が施されています。



 私たちは、流山車両基地にて2012年に導入される予定の旧西武鉄道の新101系を見学しました。ATSやワンマン車への改造と制御器の調整をしているところでした。赤い塗色で、50002両編成、2代目赤城として、まもなく営業運転に入ります。



 日本国・千葉県・流山市の補助金により導入しました。車内では、吊り革を長くし、扉に点字を施し、足元近くまでの長さの手すりを扉際につけるなどのバリアフリー改造が行われていました。補助金を用いて電車を導入する場合、車内のバリアフリー化が義務付けられているとのことでした。後日車内の審査があり、審査に合格したら営業運手に入るそうです。2両編成の車両をワンマン運転できるように改造するのに、4〜5千万円はかかるそうです。



 西武鉄道の車両で統一したのは、1994年頃西武鉄道が譲渡した車両を管理しやすいように対応してくれたことと、同じ車種で統一したほうが、検査や修繕の時に部品を調達しやすかったためだとのことです。2000系のコンプレッサーなどは、たいへん丈夫にできており、部品さえあれば、かなり長い間使用できますとのことでした。



 私たちは、2000系車両のコイルバネ台車や5000系の空気バネ台車などを見学しました。電気ブレーキを用いて電車を停止させますが、10km/h以下になると制輪子を用いてスピードを調整します。電子ホーンやATS車上子、デットマン装置など仕組みについても学びました。



 流鉄の皆様が親切に案内して下さったお陰で、私たちは流鉄の電車について詳しく学ぶことが出来ました。流山車両基地を見学した後、次の取材先である那珂湊機関区へ行きました。



高1C ユーキ
 今日は 流鉄、ひたちなか海浜鉄道の見学をしました。流鉄では整備中の2000形や5000形(旧西武101形)などを見学しました。現在流鉄には2000形4両と5000形6両の計10両が在籍していて、2000形はコイルばね台車を使用していて空気圧縮機なども国鉄で使われていたものと同等のものが使われています。古い機械はきちんと手入れさえいれば壊れることは少ないのですが現在はそれらを直せる人が少なくなって きているようです。