ひたちなか海浜鉄道 那珂湊機関区   2012年3月12日(月)

新松戸駅―(常磐線)―勝田駅―(ひたちなか海浜鉄道)―那珂湊駅・那珂湊機関区・取材―(ひたちなか海浜鉄道)―勝田駅―(常磐線)―上野駅・解散



 流山車両基地を取材した後、常磐線に乗り勝田駅へ行きました。勝田駅でひたちなか海浜鉄道の気動車に乗ると、運転手さんに「本日、那珂湊機関区を見学する予定の方々ですね。運転室の隣で、那珂湊駅まで前方を見ながら乗車して下さい。」と声をかけられました。運転手さんの親切な計らいで、みんなで展望を眺めながら那珂湊駅まで行きました。



 那珂湊駅にある那珂湊機関区で気動車を見学しました。キハ205やキハ2004などの床下機器を見学しました。6気筒エンジン、燃料タンク、ラジエター、ATS車上子、駆動軸、バッテリーなどの仕組みについて学びました。



 燃料である軽油は、
1日およそ400km走って200ℓ消費します。キハ205は、1995年に水島臨海鉄道から譲渡されました。1975年に製造された旧国鉄の気動車です。180馬力の8気筒エンジンを搭載しています。



 ひたちなか海浜鉄道の各気動車は、2009年に三木鉄道から譲渡されたミキ300形以外は、電気系統の互換性があり、連結して走行できます。ミキ300形は、ブレーキ系統が他の気動車と正反対だそうです。動態保存をする予定だったのだが、急遽ひたちなか海浜鉄道に導入されることとなりました。



 かつて、国鉄より上野駅から6両編成の急行電車が阿字ヶ浦駅まで乗り入れていました。今でも、那珂湊駅のホームはたいへん大きいです。1980年代までは、通学輸送のために4両編成で走っていました。1996年頃からワンマン化が進みました。団体利用で3両編成を組む時、ツーマンで運行しています。



 私たちは、最後に単行ステンレスカーの車内を改造したギャラリーを見学しました。2008年、ひたちなか海浜鉄道が第3セクターになった時、倉庫として利用していた車両を展示室に改良したものでした。ひたちなか海浜鉄道の歴史や鉄道写真家が撮影した鉄道の写真が展示されていました。



 今日は、流鉄、なかみなと海浜鉄道の方々が親切に案内して下さったお陰で、沢山の勉強が出来ました。ありがとうございました。



高1C ユーキ
 ひたちなか海浜鉄道ディーゼルカーの仕組みについて見学しました。ひたちなか海浜鉄道には9両のディーゼルカーが在籍し中には、昭和40年代に製造された車両もあり今では見られなくなってしまった車両もここでは 現役で走っています。勝田駅から那珂湊駅まで始めて乗車したのですが、ディーゼル機関の音が周りの風景とマッチしていてとても味のある路線でし た。また車内が床が木になっていたり、窓枠の下に栓抜きがあったりと昭和を思わせる車両が関東近郊で走っているとはとても驚きました。