富士山 双子山で雪上訓練    2012年2月11日(土)

松田駅―(御殿場線)―御殿場駅―(タクシー)―太郎坊洞門…(30)…新五合目…(10)…大石茶屋・テント設営…(50)…双子山・雪上訓練…(40)…大石茶屋・飯盒炊爨・消灯



今回の山行は、春期合宿に参加する高校生メンバーで富士山の南斜面にある双子山で雪上訓練を行いました。前回の雪上訓練は、吉田登山口から登り、六合目で行いました。凄く寒く、部員たちの体調も少し悪くなりました。そこで今回の雪上訓練は、日当たりの良い富士山の南斜面にある双子山で行いました。



御殿場登山口から上り、新五合目にある大石茶屋にテントを設営しました。少しでも雪崩を避けられるように大石茶屋の建物の近くにテントを設営し、突風にも飛ばされないように、鉄骨の柱に際張りつけました。



一休みしてから、双子山上の塚に登りました。南側斜面で雪上歩行の練習をしました。再びテントに戻り、夕食のシチュー・スパゲティを作りました。




夕食を食べているうちに、日が暮れました。大石茶屋から御殿場や箱根山の向こうに相模原の夜景、空にはオリオン座などの星空が奇麗に見え、部員たちが歓声を上げました。夜景や星空をひとしきり眺めた後、明日の雪上訓練に備えて、早めに寝ました。



二月山行 高1B ユウ 
今回は12月に行った雪上訓練で出来なかったことを練習しに行きました。今回は、行く前から風邪気味で咳が止まらなかったので、行くべきかどうか少し悩みましたが、咳が出ること以外は特に大したことがなかったので結局、行くことにしました。初日は新松田駅に集合し、御殿場に向かいました。しかしここで事件が発生しました。部員の一人が冬用の靴を借りるはずだったのですが、借りるか借りないかはっきりしないまま、来てしまいました。仕方がないので打開策を考えました。今回は先生を頼らずに考えろといわれました。まず、靴を取りに帰るという案が出ましたが、これをやると取りに行った人はこの日、訓練が出来なくなる上、靴のサイズが合ってるかもわからないので却下。次に、御殿場の登山専門店でなにか買おうという案が出ましたが、そもそも御殿場に登山専門店はないので却下。最後に苦し紛れに出た案として、気休め程度に足用のカイロを買うという案が出ましたが、いざカイロを着けてみたら足が靴の中で動きにくくなってしまったためよけい凍傷になりやすくなってしまうということで却下。どうすればいいのかいよいよわからなくなり、結局先生を頼ることになってしまいました。これはこの日の夜にわかったことなのですが、テントマットをちょうどいいサイズに切りそれを靴の周りに形に合うように張り合わせるというやり方でした。このやり方は先生もやったことがなかったようです。テントマットを切るという発想がありませんでしたが、また先生を頼ってしまったのが残念でした。ちなみに御殿場では出張に来ていた父親に会いました。その後タクシーに乗り太郎坊まで行きました。準備を整えて林道から登ろうとしたら先生に「ここから大石茶屋までまっすぐ行け」と、言われました。最初は困惑しましたがちゃんと見てみたら、踏み跡がありました。途中先生とはぐれてしまうというアクシデントがありましたが、何とか大石茶屋まで着きました。後で聞いた話ですが、あのままはぐれ続けた場合、少しずつ進路がそれ、最終的に同じところに戻ってきてしまうらしいです。その話を聞いたとき、とても怖くなりました。大石茶屋でテントを張り装備を整えたところで、明日雪上訓練をする場所の下見も兼ねて、双子山に向かいました。この日の天候は、何回か霧がかかりましたが風は落ち着いていて、日も出ていたのでとても良かったです。雪質は少し固い部分もありましたが、基本的にやわらかく少し歩きにくかったです。そうやって苦戦しながら歩いていたらだんだん体調が悪くなり、咳が出るようになってきて、頭も痛くなりました。大石茶屋に戻ってきたときには咳が止まらなくなり頭もとても痛かったのでテントで一人休むこととなってしまいました。そのため雪集めには参加できませんでした。テントで休んでいたら回復してきたため、水作りと料理には参加しました。水作りは少し大変だったけど、おもしろかったです。料理はシチューにパスタを入れたものでした。器に入ったシチューを置こうとしたら置き場がわるかったため、こぼしてしまいましたが何とかきれいに拭き取れました。今回もとてもおいしかったです。食後は紅茶を飲み、トイレに行き、寝ました。星がとても綺麗に見えていました。