滝子山 東稜・浜立尾根 2011年12月11日(日)
高尾駅―(中央本線)―初狩駅…(30分)…藤沢子神社…(40分)…殿平(812m)…(65分)…鞍吾山西峰(1040m)…(35分)…送電線19号鉄塔(1060m)…(50分)…御正人ノタル…(70分)…滝子山(1620m)…(30分)…P4(浜立山)(1482m)…(100分)…道証地蔵…(30分)…吉久保入口…(20分)…笹子駅―(中央本線)―高尾駅
今回の月例山行も、地形図を読みながら登山をする訓練をしました。滝子山を東稜から登り、浜立尾根を通って下るコースです。11月の月例山行に参加できなかったメンバーで、前回の山行と同じコースを行きました。部員たちは、ペース配分や他の部員たちの様子にも気を配ることにも専念しました。今回の山行は、これからの山行でのリーダーを養成することも目標にしています。
藤沢子神社で、方位磁石と地形図を使って、行くべき方向を確認する手順をおさらいし、殿平を目指して山道を登りました。殿平で一休みしてから、藤沢の谷や檜平の尾根を眺めながら、地形図と尾根線を照らし合わせながら滝子山を目指しました。
鞍吾山西峰で一休みしました。送電線19号鉄塔までは緩やかな尾根道になりました。御正人ノタルの手前にあるピーク(1250m)で一休みしました。このピークを超えると滝子山の頂上まで、岩場と急登の連続です。日陰の斜面には、くるぶしくらいまで雪が積もっていました。踏みつけると、クサッと登山靴が地面にはまり、特に滑り落ちる様な恐怖感はありませんでした。部員たちは、落ち着いて急登を登っていきました。
前回、滝子山に登った時は、御正人ノタルから頂上まで幾つものピークがあり、少々気が滅入りました。今回は、2週間前に見たばかりの見覚えのある景色を眺めながらの山行だったので、前回よりも道のりが短く感じました。
滝子山の頂上に着くと、前回よりも富士山がくっきりと見渡せました。部員たちも元気でした。山頂で昼食を食べ、景色を眺めながら少し休みました。三ツ峠の頂上にあるアンテナ塔、大菩薩嶺、八ヶ岳連峰、南アルプスの山々が良く見えました。
顧問の高橋先生が、「今までの夏期合宿で登った北岳や甲斐駒ケ岳がどれだかわかるか?」と質問をしていました。部員たちは、南アルプスの山々を眺めながら、「あの三角の山だ。」と答えていました。
浜立尾根の下り道は、途中で尾根線が枝分かれするので、進むべき尾根線を間違わない様に細心の注意が必要です。滝子山東稜から浜立尾根にかけて、いくつかのチェックポイントを設定しておきました。部員たちは、地形図と景色を照らし合わせながら、各チェックポイントで自分たちがいる位置を確認しました。
滝子山山塊随一の絶景ポイントといわれる浜立山頂上近くの岩頭に立ち寄りました。急崖に囲まれた所でした。富士山・南アルプス・甲府盆地が良く見えました。
各チェックポイントで、尾根の分岐を見定め、道証地蔵まで行くことができました。今回の山行で部員たちは、方位磁石と地形図、尾根や谷など周りの景色、木につけられた赤テープ、踏み跡、折れた木の幹で作られた柵などを判断の材料に、自分たちが進むべき方向を見定める方法を学んでいきました。