滝子山 東稜・浜立尾根    2011年11月23日(水)

高尾駅―(中央本線)―初狩駅…(30)…藤沢子神社…(30)…殿平(812m)…(65)…鞍吾山西峰(1040m)(35)…送電線19号鉄塔(1060m)(60)…御正人ノタル…(60)…滝子山(1620m)(20)P4(浜立山)(1482m)(100)…道証地蔵…(30)…吉久保入口…(20)…笹子駅―(中央本線)―高尾駅

私達は、今回の月例山行で、地形図を読みながら登山をする訓練をしました。滝子山を東稜から登り、浜立尾根を通って下るコースを選びました。



滝子山東稜、浜立尾根ともに登山地図には一般登山道として紹介されていません。しかし、この2つの稜線には、踏み跡や所々に道標があり、気を付けて地形図を見ながら登って行けば、滝子山を登れます。部員たちが地形図を読図する訓練には丁度良いコースです。



早速、藤沢子神社から、部員たちは地形図と方位磁石を片手に、踏み跡を探しながら、殿平を目指しました。殿平で一休みしてから、滝子山を目指して尾根を歩きました。



慎重に稜線を選んで行けば、迷わず滝子山を目指すことが出来ました。鞍吾山西峰・送電線19号鉄塔までは順調に進みました。鉄塔を越えた辺りから、やせ尾根になってきました。



御正人ノタルの手前にあるピーク(1250m)で一休みしました。このピークを超えると滝子山の頂上まで、岩場と急登の連続でした。



滝子山は、三つ丸とも呼ばれ、麓から見ると山頂が3つ見えます。実際に御正人ノタルから登ってみると、幾つものピークがありました。これさえ登れば頂上だと思いきや、更に次の頂がありました。




滝子山3つのピークの一番高い頂上に着くと、登山客で賑わっていました。山頂から、三つ峠などの山々と富士山が南側に見え、北側には大菩薩嶺、西側には八ヶ岳連峰が眺められました。



滝子山は、山梨百名山と大月市の秀麗富嶽十二景に選定されています。今日、富士山は、くっきりとは見えませんでした。



下り道の浜立尾根は、途中で尾根線が枝分かれするので、進むべき尾根線を間違わない様に細心の注意が必要です。しかし、東稜の登りとは打って変わって、部員たちはずいぶんと苦戦しました。



地形図を見ながら歩く場合、尾根を登るのよりも下る方が正しい行き先を判断するのが難しいです。時には、自分の位置さえ見失いそうです。今回のルートは、地形図の読図の訓練としては入門的な尾根線でしたが、けっこう迷いました。笹子駅に着いた時には、すっかり日が暮れました。

今回の山行で、高校生部員たちは地形図と方位磁石の使い方に少し慣れたようです。また、中学生部員たちの体力が、以前より向上していました。