爽やかな秋晴れのもと 乾徳山・笠盛山・黒金山・西沢渓谷へ   2011年10月9日(日)

高原ヒュッテ・国師原…(30)…扇平…(60)…乾徳山(2016m)(18)…水ノタル…(38)…笠盛山(2072m)(45)…黒金山(2231m)(20)…牛首ノタル…(65)…安宅の関…(55)…トロッコ道…(17)…七ツ釜五段ノ滝…(75)…西沢山荘…(20)…西沢渓谷入口―(山梨貸切バス)―塩山駅・着替え―(中央本線)―高尾駅・解散



 早朝3時30分に起床し、高原ヒュッテの中でご飯と味噌汁を作り食べました。その間に錦晶水で水を汲み、出発の準備をしました。オリオン座を始め、星が奇麗に見えました。



 高原ヒュッテを出発する頃には、すっかり夜が明けました。国師原を出発すると樹林帯から抜け、扇平に着きました。富士山や南アルプスの山々が良く見渡せました。目指す乾徳山もくっきりと見えました。





 扇平から再び樹林帯に入り、今度は岩場交じりの登り坂が続きました。髭剃り岩から先、クサリのついた巨岩を登るコースになりました。 



 乾徳山頂上の直下、天狗岩という10mほどのクサリ場がありました。すぐ隣には、巻き道つもついていたので、中学生部員は巻き道から登ることも考えました。



 顧問の高橋先生のサポートもあり、全員天狗岩を登ることが出来ました。乾徳山の頂上から、富士山、北岳、甲斐駒ケ岳、金峰山などが見渡せました。乾徳山は、1330年に恵林寺を開いた夢空国師が修行した山と伝えられています。頂上には祠があって、沢山の賽銭が供えられていました。









 一休みしてから、黒金山を目指しました。水ノタルまでの岩場に少し時間をかけました。水ノタルから先は、いつもの調子で素早く歩きました。あっと言う間に、笠盛山、黒金山へと登りました。





 黒金山の頂上は、笠盛山や乾徳山よりも広々していました。富士山から国師岳までの視界が開けていました。景色を眺めながら行動食を食べました。



 西沢渓谷へ向けて、サッと歩きました。場所によっては駆け下りました。



 トロッコ道に出ると多くのハイキング客で賑わっていました。七ツ釜五段ノ滝に出るのに15分くらい時間がかかるほど、混み合っていました。メンバーを4〜5人のグループに分け西沢渓谷に沿って、西沢渓谷口の停留所を目指しました。



 途中、偶然にも家族連れで西沢渓谷に訪れている日本学園の教員にもバッタリ出会いました。東沢を越える大きな吊橋を渡り、西沢山荘の前で全員集合しました。今日は晴天に恵まれたので、西沢渓谷の景色が、たいへん良かったです。



 部員たちはいたって元気で、停留所までピューっと早足で行きました。バスの中ではぐっすりと寝いいっていました。塩山駅で着替えをし、中央本線に乗って帰りました。



 今回の山行では、初日の登山口の道の迷いの時、暗い夜道の中視野が狭くなっていた、現在地を地図で各印しながら歩いていない、道を間違えたのではと感じてもすぐさま元の場所に戻らなかったなどの問題点が指摘されました。二日目は、しっかり地図で確認しながら歩き、予定よりも早く下山できました。



 次回、11月の月例山行では、今回の反省点を生かした登山にしましょう。

● 山溪部員たちの感想文

高1B タクジ
 今回の山行では山梨にある乾徳山、黒金山を登りました。土日ということで学校の授業が終わってすぐに出発しました。少し遠出になってしまうので夜間活動ということになりました。顧問が一人学校行事で遅れてしまうそうなので、秋の夜間活動は熊等に襲われる可能性が非常に高いので全員で行くため塩山駅で待つことになりました。その際12時間ほど暇ができたので、それぞれ自由時間という風になりました。僕は、夕食としてうどんを食べました。顧問が塩山駅に到着してからタクシーを3台に分け出発しました。外はすっかり暗くなってしまい、僕は初めての夜間活動だったので少し「怖いな」と思いました。そこから登山口まで来て出発しました。1時間程度歩いてから、道がおかしいということにタツキチ先輩、ニシダが気づいて20分ほど足止めをくらいました。地図を見て現在地を確認し本来進むべき道と大分離れていて焦ってたが、自分たちが歩いている道と重なることが分かり再出発しました。道の入り口を見つけてすぐに顧問に集合がかけられました。登山口で地図を確認しなかったことと、夜間活動ということでのヘッドライトの確認がおろそかだったことを注意されました。正直自分ももっと積極的に部を意識しないといけなと思いました。ヘッドライトで古い電池を使っている者はすぐに新しい電池に変えてすぐに出発しました。かなりのハイペースで登り、案外すぐに国師ヶ原に着きました。着いてすぐどこにテントを建てるか場所を探していたところ、奥の方からガサガサッと音がして熊ではないかと焦りが出ました。顧問たちがその方角に大きい音を上げながら歩いていき、少し経ってから空きの小屋があると言うのでそこへ行きました。結局音を出していたのは鹿だったそうで、小屋の周りに何匹か鹿がいました。小屋に入り全員分のスペースを確保し就寝時間を9:30まで延ばして、各自、行動食を食べたり少し話し込んだりして皆寝ました。ついでに自分は行動食を食べてからすぐに寝ました。
 二日目朝、起きる時間に皆ちゃんと起きられたのだが、朝食作りにかなり時間を使いました。しかも米の方は水が少なかったのがあり、芯が残っており非常に不味い米でした。予定より45分も遅れて出発しました。朝食事もあってか、登るスピードはいつもより遅めでした。扇平という所まで本来ならば45分かかるところをなぜか20分で着きました。そこから乾徳山までの道のりは、僕的には非常に楽しくかなりのハイテンションでした。岩場が多く三点支持が大事で結構危ない所がいくつかありました。乾徳山から笠盛山、黒金山への道のりは特に何もなく順調に進みました。黒金山につく頃には、最初の45分の遅れが30分早く着いているという状態になっていました。驚きです。黒金山から西沢渓谷までは、とても長い道のりで、歩いている最中2回ほど転びました。西沢渓谷から西沢渓谷入口までは川沿いを進み、歩きました。流星群目的か分かりませんが、とても人が行き来していて大変でした。その為よりスムーズに動くため3チームに分けての行動になりました。横に流れている川がとてもきれいで、時折眺めたりもしました。バス停には早く着き予定のバスより一本早いバスに乗り塩山駅に向かいました。塩山駅に着きミーティングをしてから解散になりました。今回の山行では、反省点が非常に分かりやすく出ていました。今回の反省点を次にいかし、自分なりに部活に取り組みたいと思いました。

高1D リョー 乾徳山、黒金山登山を終えて
 10月の日、日に山梨県の乾徳山・黒金山に行ってきました。8日の夕方に登山を開始し、夜に国師ヶ原に到着。高原ヒュッテに泊まりました。高原ヒュッテは廃屋のような感じの山小屋(避難小屋?)で、うす暗く、扉のガラスが割れており、さらに中には「いい感じの鏡」まであったので、夜中に何か起こらないかと期待していましたが、結局なにも起こらなかったので少し残念でした。
 朝、水を汲むために外に出たのですが、星がきれいでした。この日はりゅう座流星群が見えるらしいということで、それらしいものを探してみましたがよく分かりませんでした。そして予定よりちょっと遅れて出発。乾徳山を目指して登っていくと、朝日でちょっと赤く染まっているきれいな富士山を見られました。さらに登っていくと鎖場があり、いくつかの鎖場を越え、最後の一番急な岩場を登ると乾徳山の山頂がありました。山頂からは以前山渓部で登った北岳や、いつか登った雲取山を見ることもできました。そこから尾根沿いに進んでいくと黒金山に到着。ここからもいい景色を見ることができました。ここからは西沢渓谷に向けて下山。結構長い下りでしたが、あまりスピードを出さなかったおかげか足に疲労はありませんでした。西沢渓谷には山ガールがたくさんいました。
 今回の登山はとてもよかったと思いますが、課題もいくつか残りました。まず、登山口を見落とすという痛恨のミスを犯してしまったということ。高橋先生の「ヘッドライトが明るすぎると光の当たっていない周りの部分が見えなくなってしまう」という話通り、自分は登っている間に登山道しか見ておらず、登山口の看板を見逃していました。これについては、もっと地図でよく確認する癖をつけるようにして防いでいきたいです。そして、朝食がけっこうおいしくなかったこと。これは本当にどうにかしたいです。これについてはほかの部員と話し合って、なるべくおいしいご飯ができるように頑張っていきたいです。これらの課題をどうにかして、ご飯のおいしい、安全な山行ができるといいなと思います。

高1D シンヤ
 今回の山行は初の夜間での登山が印象的に残りました。ヘッドライトでの登山は視野が狭くて、足場がよくわからず、戸惑ったりしたけど、暗い闇をさまようのは探究心が止まらなかった。その夜はテントではなく、小屋に泊まったが、あきらかに幽霊がでそうな鏡が一つ、不気味な雰囲気の中、眠りについた翌日、結構出発時間が遅れてしまった。そして、部員は生米を蒸したような不味いご飯を食べるのに悩まされたらしいが、なぜかオレのだけ、ふっくらしたみずみずしい甘味のあるご飯だったのはここだけの話だ。山頂での景色は絶景で、カメラを忘れたのが残念だった。結局、コレらから何が言いたいかというと、久々の平和的な山行だった。ところどころで、ミスやふざけた出来事もあったけど、それでも、少し前進したと思いました。改善点は安易に列から外れたりしないこと、もう少し声を出すこと、次回の山行までに気を付けたいです。


高1B ユウ  十月山行

 十月山行は、泊まりがけで乾徳山と黒金山に登りました。まず、放課後学校から塩山まで電車で向かい、そこで先生を待ってからタクシーに乗り、登山道まで向かいました。すでに辺りは暗くなっていたためヘッドライトをつけ、国師ヶ原に向かい歩き始めました。順調に進んでいくと途中で道が二つに分かれました。左は林道に向かわないよう、バリケードで閉鎖されていたため、右の道を進みました。道はかなり荒れていたため、本当にこっちであっているのか心配になっていたところで、「不法投棄禁止」の看板が出てきたため地図で道を確認したら、だいぶ手前の方で道を間違え、林道に入ってしまったことに気づきました。しかし、このまま進めば再び登山道に戻れることがわかり、再び歩き出しました。登山道に戻れたところで、先生に呼び止められ、叱られました。内容は、タクシーを降りた時点で現在地を確認しなかったこと、道が違うかもしれないと思っていたのにも関わらずそのまま進んだこと、ヘッドライトの電池が新品でないものがいることです。山を登る上で最も大切な安全確保を怠っていたことに深く反省しました。叱られた後なので少し思い空気でしたが、気合いを入れ直し、登り始めました。しばらく歩くと国師が原に着きました。テントを張ろうかと思いましたが、行動が遅くなってしまったので避難小屋に泊まりました。避難小屋周辺は大量の鹿がいました。
 次の日は、まずい米とおいしい味噌汁を腹に流し込み乾徳山に向けて登り始めました。最初は少しとばして歩いてしまいましたが、みんなしっかりと付いてきてくれました。序盤はススキだらけの非常に気持ちのよい道を歩きました。目の前には富士山のシルエットが綺麗に浮かび上がっていて感動しました。一時間ほど歩いたところで一回休憩をし、再び歩き始めました。今度は背の高い木が増えてきましたが、あまり陰湿な感じがしなかったため気持ちよく登れました。しばらく歩くと岩場が出てくるようになりましたが難なく上れました。そうやって楽しく登っているうちにあっというまに頂上に着きました。次に登ったのは笠森岳でしたが、これも割とすぐに登れました。この時点でしおりに書いてあったコースタイムよりもだいぶ早く着いていたため、自然と志気が上がり黒金山まで一気に登れました。このときしおりのコースタイムよりかなり早く到着していたため、とてもよい気分になりました。しかし、黒金山出発時、頂上に立てられていた看板を見るとそこには、今までの自分たちの行動よりも若干早いコースタイムが書かれていました。別にコースタイムと競いあっているわけではないのですが、なんだか悔しい気持ちや、山に笑われているような恥ずかしい気持ちなどがこみ上げてきて、やる気が出てきました。そこからは一気に下りました僕は走っていないのですが、後ろの方は走っていたようです。西沢渓谷に着くとたくさんの人で溢れていて、高尾山を思い出させました。ここでは体力よりも人を避けることに疲れました。しかしそこまできつい下りではなかったので、バス停まで滝を見ながら楽しくおりました。バスで塩山駅まで行き、塩山駅で解散しました。

 後日、バス内で先生より先に座ったことと、外で着替えたことを叱られました。今回の山行は安全確保を怠ってしまうという、非常に大きい反省点が出てきてしまいました。次回からの山行はしっかりと安全に登ります。


高2B タツキチ 感想文
 今回の山行は乾徳山と黒金山を登りに行った。乾徳山は、日本学園からだと山のふもとに行くまでに時間がかかるので、夜間行動をすることになった。夜間行動をするに当たっては、長い間くらい中を歩くので、ヘッドライトの電池を新品に換えなくてはならなかったのだが、今回はその確認が出来ていなかった。一応全員のライトを実際につけてみて確認したのだが、明るい昼間にそれをやったからなのか新品かどうかまではチェックできていなかったようだった。 
 また、道についても事前の確認が足りていなくて、暗い山の中、迷ってしまった。タクシーから降りた時点で地図を見て現在地を確認すべきだったのだが、先を急ぐ余りつい確認しないで歩き出してしまったのだった。これが良くなかった。ちょっとでもおかしいなと思ったらすぐ調べるようにしなくてはならないなと思った。  朝起きてからの行動についても食事に時間がかかって予定の時間よりも30分遅くなってしまった。これは食べると、食事を盛るのに時間がかかったことが大きかった。特に盛り付けは食器が誰のが出て、誰のが出ていないのかがよくわからないことになって手間取った。次からはさっさと盛り付けられるようにしたい。そうすれば味噌汁が冷えることもなかったし、食べるのに時間がかかってももう少し早く出発できたかも知れないと思った。 
 出発してからの行動については、割と良かったように思える。最初の方は結構いいペースで行くことが出来て、扇平に付く頃には遅れを10分以上回復していた。乾徳山に付く頃にはほぼ遅れを取り戻し、予定通りとなった。ただこのあたりから列の分断が増えてきて、後ろはそのたびに走って前に追いつかなくてはならなかったので大変だった。特に乾徳山から笠盛山のあたりは切り立っていて危なかったので余計にその状態は良くなかったなと思った。列の前の方の人に話を聞いた限りではそんなに速度を出して歩いていたわけではなかったらしいのでやはり途中で列が切れたことが原因であると思う。後ろを歩く人は、もっと全体を意識して前の人についていく努力をすべきだと思う。その上でさらに前の人は後ろの人を考慮して歩くべきだ。
 あとは下りでの休憩のとり方についてももう少し考えたらよかったかなと思った。下りだからそこまで疲れないだろうと思っていたら、長く歩きすぎてしまって下りの後半のあたりで大変だった。大体1時間を目安に、そして休む時間になる前に休むところを考えておく必要があると感じた。
 全体的には反省すべき点も多かった山行だったが、良かった点もそれなりにあってよかった。次は今回以上にもっと良い点を見つけられるような山行にしたい。

中2B ゆうご

 今回の乾徳山と西澤渓谷では10メートル位のクサリ場などがありました。そのクサリ場を登る時に足と手がぶるぶるとふるえていました。登っている最中に落っこちそうでとても怖かったです。登りおえたらほっとしました。下山する時に西澤渓谷に来ていた観光客がいっぱいいて下りるのにとても苦労しました。今回
の山行は、初めてクサリ場を登ったり山小屋に泊まったりしてとても楽しかったです

高1B ヨシキ
 今回の山行は、いろいろあって出発が遅れました。塩山駅からタクシーに乗って登山口に着いたころは、真っ暗でした早速道の端によってヘッドライトを取り出そうと端のほうを歩いていたら、途中でなぜか溝の蓋がなくて早速落ちてぬれてしまいました。ナイターになってしまったので、今日泊まる所まではみんなヘッドライトをつけていきました。しばらく歩いていると道がおかしいことに気付きました、地図を見た結果間違えて林道に入ってしまっているとのことでしたので、その先で登山道と交差していたのでそこまで歩いて元の道を見つけたときに、高橋先生から誰かタクシーを降りたときに地図を確認したのか?ヘッドライトをつけているときは、視野が狭くなるから注意しろ、ヘッドライトの電池はナイターをやるときは新品にしておけと注意が入りました。ヘッドライトは学校でつくかどうか確認したのみで新品かどうか確認していませんでした。一時間遅れで目的地に着き非難小屋が空いていたので、そこにとまりました。
 次の朝、テント撤収がないので30分遅らせて起きました。僕は田中ともに水を汲みにいきました、そのときに結構な数の鹿がいてびっくりしました。出発が30分遅れましたがどんどん取り返して行き最後の頂上直下の岩場に着きました。岩登りに自信ない人は、巻き道もあったのですが、みんな岩を登りきりました。乾徳山の頂上はせまかったけどすごく景色はよかったです。長居はせずにほかの2つの山も順調に行き、下山のみとなりました。西沢渓谷の手前で道を間違えましたが、すぐに気付くことができました。西沢渓谷はとてもきれいでしたが、部員が多すぎて少しほかの人の迷惑になっていたかもしれません。水の色が滝つぼによっても違い少し新鮮でした。予定よりかなり早いバスに乗れたのでよかったです。
 今回は部員全体ペースは良かったのですが、基本の反省点が出てしまいました、次の登山はもう一段階上の登山をしたいです。

高1D カイ
 今回の山行は乾徳山で、塩山駅に16時頃に着きました。そこからタクシーに乗り、登山口まで行きそこから徒歩で国師ヶ原へ行きました。途中道を間違え、到着が21時頃になってしまい、小屋に泊まりました。星は綺麗でしたが、消灯時間は遅くなってしまいした。
 次の日は、起床して朝食を作りました。この日の朝食は味噌汁とご飯でしたが、ご飯のほうが生米を少し膨らましたような硬いものだったので食べづらかったです。出発し扇原で休憩をして、乾徳山に行きました。少し休憩し、笠盛山、黒金山を越え、歩き続けていると、牛首ノタル、紅葉台を通過していました。五段の滝付近は綺麗でしたが、人が多くて通るのが少し大変でした。
 今回も誰も怪我無く下山出来たのでよかったと思います。自分の反省点はまだ視野が狭いので周りを意識的に視ていきたいと思います。