奥多摩つづら岩直下から搬送訓練 2011年9月18日(日)
立川駅−(青梅線・五日市線)−武蔵五日市駅−(タクシー)−千足…(35分)…綾滝…(30分)…つづら岩…(120分)…綾滝…(40分)…千足…(15分)…払沢の滝入口…(西東京バス)…武蔵五日市駅・解散
本日は、奥多摩にて搬送訓練を行いました。日本学園にて、ザックや雨具、ザイルやカラビナを使ってけが人を搬送する練習をしました。今日は、実際に山の中で搬送をする練習をしました。
山溪部員を2つのグループに分けました。1班は要救助者をつづら岩直下から千足まで、2班は綾滝直下から千足までという設定で行いました。1班の要救助者は、山溪部OB、現在大学4年生のナオ、2班の要救助者は中2Bのタイキにやってもらいました。
綾滝に着くと、1班は一休みしてから、つづら岩を目指し先を急ぎました。2班は、早速要救助者のタイキより状況を聞き、タイキの荷物を振り分けました。そして、ザックにカラビナとスリングを使って雨具を結びつけ、タイキを背負いました。そして、周囲の安全を確認しながら、代わる代わるタイキを背負いながら山道を下り始めました。沢を渡る時、木の橋を渡る時、岩を下る時、バランスを崩さない様に、他のメンバーがサポートをしました。
その頃、1班はつづら岩の直下で四苦八苦していました。つづら岩の直下はたいへんな急坂なので、支点を作り、要救助者と救助者をザイルで安全確保をしながら下りました。どこに支点を作るか、要救助者と救助者がより負担が少なく下るためには、ザイルをどの様に設置すべきか、部員たちはずいぶんと考えさせられました。綾滝から千足までは、驚くほど素早く要救助者を搬送しました。
1班・2班とも、無事に千足に戻ってきました。払沢の滝入口まで歩いたら、タイミング良く武蔵五日市駅行きのバスが来ました。
武蔵五日市の駅前で本日の搬送訓練の総括をしました。部員たちの体力がだんだんと向上し、要救助者を背負って山道を下ることも出来る様になりました。しかし、大きな声で連絡、確認、返事をし、お互いの意思疎通をしっかりした上で、連携を取ることがまだじゅうぶんに出来ていませんでした。顧問団より、「まずは、大きな声で挨拶と返事をする習慣からつけていきましょう」と指示されました。
高1B ヨシキ
今回の搬送訓練は出来たことと出来なかったことが大きく分かれました。出来た点は、ロープを出して素早く支点を作ることが出来たと思います。これは学校で何度も練習した成果だと思います。あとは平坦な場所ではみんなで交代で素早く交代して下ろせました。しかし出来なかったことが多く、挨拶返事がまだ意識していないと出来ない、やらなくてはいけないことを忘れたりしました。一番自分の中で大きかったのはつづら岩直下まで行くときに西田だけが先行して他の人は遅れ気味だったことです。自分は喉が渇いて結構苦しかったです、でもこの事は脱水症状に繋がり兼ねないので、今度から山に登る前から水をしっかり飲みたいです。今回出来なかったことは基本的なことが多いので、普段の練習のときから出来るようになるように心がけていきたいと思います。