立山で参拝 2011年8月8日(月)
富山駅―(富山地方鉄道)―立山駅―(立山ケーブル)−美女平―(高原バス)―室堂…(70分)…一ノ越…(50分)…雄山(3003m)…(15分)…大汝山(3015m)…(45分)…真砂岳(2861m)…(90分)…別山(2874m)…(30分)…剱沢キャンプ場・テント設営・飯盒炊爨・消灯
夜行バスと富山地方鉄道を乗り継ぎ、室堂から立山連峰を目指しました。立山とは、雄山(おやま)3003m、大汝山(おおなんじやま)3015m、富士ノ折立(ふじのおりたて)2999mの3つの峰の総称です。一般的に立山に登るというと、雄山に登ることをさします。
雄山の山頂には、雄山神社本宮があります。平安時代、日本に地獄極楽思想が広がった頃から、日本中の死者は立山の地獄に落ちると言われるようになりました。立山が極楽、地獄谷が地獄、剱岳を針の山として見たてたそうです。
雄山には立山の神様、大汝山には白山の神様、富士ノ折立には富士山の神が祀られ、日本の三霊山を兼ね備えてきました。雄山には、多くの参拝者が訪れます。山溪部の部員たちも、雄山神社で祝詞をあげてもらいお払いを受けました。「これで今回の夏期合宿で事故はないはず」と、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山と稜線を歩きました。
別山に立つと、今日テントを設営する剱沢キャンプ指定地と、その向こうに明日登る予定の剱岳が見渡せました。今回の夏期合宿では、バリエーションルートを通って剱岳に登頂する計画ですので、部員たちはいつもより緊張した面持ちで、剱岳を眺めました。
山溪部のみんなと一緒に見た映画「剱岳 点の記」を思い出しながら、「明日は、長次郎谷から登るんだ」と気合を入れて、別山から剱沢キャンプ指定地に一気に駆け下りました。テントを設営し、夕食を作って食べ、明日の剱岳登頂に向けて早々に寝ました。
剱沢キャンプ場でテントを設営しました。剱沢キャンプ場の夕暮れです。
雲が切れ、剱沢キャンプ場から見え隠れする剱岳。