富士山八合目  

2011年7月17日(日)

 明日、体力トレーニングとチーム作りのために、富士山に登ります。昨年は、バスで夜に富士宮口五合目に行き、夜通し歩いて明け方に山頂に着きました。その時の山行では、部員たちの何人かがバスの中で充分な仮眠がとれず、山頂で酷く体調を崩しました。そこで、今回の山行は、前日に日本学園に泊り、当日の早朝3時に起床し、4時に甲州街道明大前駅近くから貸切バスに乗って、富士宮口五合目を目指しました。夜は20時に消灯し、教室でゆっくり寝る計画です。が、一部すぐには寝付けない部員がいました。



2011年7月18日(月)

日本学園−(貸切バス)−富士宮口五合目‥新六合目‥(宝永火口コース60)‥御殿場口下山道との分岐‥七合目‥八合目・赤岩八合館‥七合目‥(大砂走り)‥二合五勺の廃墟‥御殿場口―(富士急バス)―御殿場駅−(御殿場線)−松田駅‥新松田駅−(小田急電鉄)−町田駅・流れ解散



 富士宮五合目でバスから降りると、かなり涼しく風が強く吹いていました。しかも、雲の動きからも、台風6号が近づいていることがはっきりとわかりました。



 体調を標高2400mの高さに慣らすように、富士宮登山口で30分休憩をしてから、頂上を目指して出発しました。山頂に近づくに連れ、風が強くなり、天候が悪くなることが予想されたので、宝永火口コースを通って、御殿場口登山道から登りました。



 御殿場登山道なら、いつ引き返しても、確実に下山できると判断しました。大きな宝永火口を眺めながら、宝永火口の縁の登り道を歩いていると、4人のメンバーが体調を崩しました。そこで、4人は御殿場下山道大砂走りを下って、二合五勺の廃墟まで行きました。頭痛を感じていた二人は、二合五勺まで下ったら、元気になりました。




 本隊は、八合目の赤岩八合館まで登ってから、天候の悪化を考慮して、御殿場登山道を下りました。今日は、無理に頂上を目指さないほうが良いと判断しました。二合五勺で全員が落ち合いました。そこから、各自のペースで御殿場口の停留所を目指しました。



 御殿場駅で顧問団より、今回の山行について反省点が指摘されました。昨日の夜より予定通りに睡眠をし、充分に休養を取っておけば、全員一緒に行動できたかもしれない。本日、八合目で引き返すことになったのは、天候のためだけではありません。二合五勺や御殿場口で、もう既に登山が終ったかのように気持ちが緩んでいる。まだ、全体的に一体感が弱く、登山をするチームになりきれていない。これからも、これらの反省点を踏まえて、良い夏期合宿が出来ますように、日々の部活動に取り組みましょう。