東武ファンフェスタ2010 2010年12月5日(日)
浅草駅―(東武鉄道・快速)―東武動物公園駅―(東武鉄道)―南栗橋駅…(15分)…南栗橋工場・東武ファンフェスタ・見学―(送迎バス)―南栗橋駅―(東武鉄道・区間快速)―春日部駅・東武野田線撮影
浅草駅で東武電車を撮影した後、南栗橋工場で開催された東武ファンフェスタを見学しました。浅草駅より6050系快速電車に乗って、東武動物公園駅へ行きました。急行電車に乗り換え、南栗橋駅の近くにある南栗橋工場へ行きました。
南栗橋工場は、東武ファンフェスタとあって、多くの鉄道ファンで賑わっていました。
早速私たちは、工場棟を見学しました。工場棟の入場線には、先ほど乗った快速電車に運用されている6050系が置かれていました。
6050系の制動装置です。電気ブレーキ併用の電磁直通空気ブレーキ装置であり、これに保安ブレーキ、抑圧制動が付設されているほか、電気ブレーキのみの抑速ブレーキも持っています。
6050系の断流器です。主回路の電流を接続あるいは開放するための装置です。Line Breakerの頭文字よりLBと呼ばれています。
6050系の主断路器(主スイッチ)です。主回路を電気的に開放する必要があるとき、主回路中の機器が焼損その他の故障で使用できない場合、主回路に流れる電流を断つためと、また車両の点検などで開閉するために設けられています。
入場線の先にある車両気吹装置です。車両自動搬送装置で車両を通過させながら、空気を吹き付け床下機器についた埃を取り除きます。
車体と台車を切り離す作業場です。安全かつ迅速に車体を吊り上げ移動できる様に45t天井走行クレーンを2基設け、無線操縦により車体を吊り上げ車体架台に移動します。
工場棟では、天井走行クレーンを使っての車体の移動実演、マスコン・パンタグラフ・ブレーキ・ドアの開閉・車内放送などの操作体験、台車塗装ロボットや車輪圧入の実演などが行われていました。
台車は、台車洗浄装置で洗浄され、台車作業場へ移動されます。
洗浄された台車は、自動搬送装置により台車分解・組立装置に搬送され、台車から輪軸が分離されます。台車枠は検修後、過流探傷装置による台車枠亀裂の検査、板バネ、揺れ枕装置、心皿、ブレーキ装置などの検査と修繕を行います。
写真は、車両撮影会場に並べられた車両です。左側から順に200系特急「りょうもう」、100系特急「スペーシア」、臨時特急・臨時夜行列車に使用される300系、団体・臨時列車に私用される1800系です。100系スペーシアには、個室車両が1両連結されています。6両1編成を製造するのに14億円したそうです。駅に入線して来る時の台車の質感というか走行音の感じが、ちょっとカシオペアの客車に似ています。
車両基地では、マルタイによるレールの切断、運転台の見学、東武鉄道や東京急行電鉄の鉄道用品の販売が行われていました。私たちは、東武ファンフェスタを見学した後、春日部駅へ行き、東武野田線を撮影しました。