埼玉高速鉄道車両基地見学会 2010年11月13日(土)
日本学園…(7分)…明大前駅―(京王電鉄)―新宿駅―(JR山ノ手線)―駒込駅―(東京メトロ南北線)―赤羽岩淵駅―(埼玉高速鉄道)―浦和美園駅…(13分)…浦和美園車両基地・見学…(13分)…浦和美園駅―(埼玉高速鉄道)―赤羽岩淵駅―(東京メトロ南北線)―駒込駅
今日鉄道研究部は、埼玉高速鉄道車両基地見学会を見に、浦和美園へ行きました。今日は中学生部員が漢字検定試験だったので、高校生部員のみで行きました。埼玉高速鉄道の車両基地は、終点の浦和美園駅より1kmほど先に行った所、埼玉スタジアムの目の前にあります。
私たちは、車両基地に入ってすぐに、浦和美園まで乗り入れている東急電鉄目黒線5000系、埼玉高速鉄道2000系、東京メトロ南北線9000系の各展示車両を撮影しました。
次に、自動洗浄体験コーナーに置かれた南北線の車両を撮影しました。
そして私たちは、検査修繕庫に入りました。
検査修繕庫の入り口は、架線を張ったままシャッターが降ろせる様になっていました。
そこで、埼玉高速鉄道9000系の自動連結器、ジャンパ線、警笛、空気圧縮機、空気タンク、アフタークーラー、リアクトル、VVVFインバーターなどの床下機器を見学しました。
各床下機器、特に空気圧縮機が今まで見てきた車両に比べ、ずいぶんとコンパクトだったのにはビックリしました。
写真は、空気圧縮機です。圧縮空気は、ドアの開閉、ブレーキの操作、台車の空気バネに使用されます。私たちが今までに見た空気圧縮機に比べると、ずいぶんとコンパクトなものでした。
写真は、アフタークーラーと空気タンクです。圧縮空気の温度を下げる装置と圧縮空気を溜めておくタンクです。
写真は、VVVFインバータ制御装置です。Variable Voltage Variable Frequency、可変電圧可変周波数制御は、インバータ装置などの交流電力を出力する電力変換装置において、その出力交流電力の実行電圧と周波数を任意に制御する方式です。従来の抵抗制御やチョッパ制御に比べて、エネルギーの使用が効率の向上します。そして、今までの制御方式よりもきめ細やかいトルク制御ができ、実効出力の高い交流電動機を使用し加速性能、減速性能と高速性能を高められます。
リアクトル。巻線を利用した、受動素子です。モーター電流を平滑にします。
写真は、先頭車に付いている自動連結器です。
自動連結器の裏側には、警笛が付いています。
埼玉高速鉄道2000系の台車です。モノリンク式軸箱支持のボルスタレス台車です。牽引装置はZリンク式です。基礎ブレーキ装置は、ユニットブレーキによる踏面片押し方式です。
写真は、駆動車の台車です。M台車の駆動方式は平行カルダン方式です。
写真は、付随車の台車です。
検査修繕庫では、パンタグラフの操作を体験するコーナーがありました。
運転台から方向幕やモーターを操作するコーナーもありました。
構内では、モーターカーの試乗体験やレールスクーターの体験乗車が行われていました。
車両牽引車のリモコン運転操作が行われていました。
車輪転削庫では、自動車輪旋盤装置の解説がされていました。
今日の見学では、埼玉高速鉄道について詳しく学ぶことができました。