横尾から涸沢カールへ  2010年8月9日(月)

横尾…(55分)…本谷橋…(110分)…涸沢・テント設営・飯盒炊爨




 朝3時、目覚ましの音ともにみんなスッと起き、寝袋を片付け各テントの中で朝食を食べました。今日は、パン、スープ、リンゴを食べ、最後に紅茶を飲みました。急いでテントを撤収しました。横尾キャンプ場を出発する時には、すっかり夜が明けていました。

 



 横尾からの道程は、いよいよ本格的な登山道です。




 横尾から1時間ほど歩いたところに、本谷橋という吊り橋があり、横尾谷を渡ります。




 本谷橋の近くには、部員たちが休憩するのにはちょうど良い広さの河原があります。しかも景色が良く、たいへん涼しい。




本谷橋を過ぎると、登山道が急な登り坂になって行きます。




更に進むと、右手に横尾本谷、手前に涸沢カールが見えてきます。涸沢ヒュッテの建物も見えてきました。




涸沢カールの手前、涸沢谷に雪渓が残っていました。けっこう滑りやすかった。




樹林帯を抜けると、石畳の道が続きました。手前の林の向こう側から涸沢ヒュッテの発電機の音が聞こえてきました。林の入り口で、登山道が涸沢ヒュッテ方面と涸沢小屋方面に分岐します。私たちは、枯沢ヒュッテ方面の道を選びました。




 林をくぐり石段をちょっと登ると、突然涸沢ヒュッテに出くわしました。




涸沢ヒュッテには、奇麗なトイレと水場、ラーメン、おかしやジュースを売っているお土産屋さん、穂高連峰を眺めながらゆっくり休めるイスやテーブルが備わっていました。




部員たちにとっては、夢の様な所でした。早速ザックを置いて、水を飲み、一休みしました。




写真は、涸沢ヒュッテから眺めた奥穂高岳、白出ノコル、涸沢岳です。




写真は、前穂高岳と奥穂高岳の間にある吊尾根です。




涸沢ヒュッテで一休みしてから、幕営地にテントを設営しました。写真は、涸沢カールと涸沢カールを囲むようにそびえ立つ前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳です。







涸沢キャンプ場は、大きな岩がゴロゴロとしている所です。部員たちは、テントを設営するのに都合が良い場所を探しました。




3つのテントを張る場所が決まり、テントの設営を始めました。後ろには、北穂高岳が見えています。







今日の午前、屏風の耳を往復しようかとも考えました。しかし、涸沢ヒュッテにて問合せてみたところ、屏風の耳への登山道が、今日はまだ状態が良くないとのことでした。私たちは、明日の奥穂高岳、涸沢岳登頂に向けて、今日はゆっくり休むことにしました。




キャンプ場で、みんなでポトフを作りました。




たいへん美味しくできました。