都電荒川線と上野散策   2010年7月25日(日)

新宿駅―(山手線)―大塚駅…大塚駅前駅―(都電荒川線)―荒川車庫前駅・都電おもいで広場・見学―(都電荒川線)―王子駅前駅…飛鳥山公園・散策…王子駅―(京浜東北線)―上野駅…東京メトロ上野検車区…国立科学博物館・見学…上野駅・カシオペア撮影―(山手線)―秋葉原駅・解散




今日の活動は、都電荒川線沿線と上野を散策しました。まず、大塚駅より都電荒川線に乗って荒川車庫前駅に行きました。




荒川車庫前駅には、電車営業所があります。運転手さんの仕事の予定表を作ったり、定期券やカードを発行しています。営業所の中には、運行管理システムと運行表示板があります。




電車営業所の隣には、荒川車両検修所があります。車両検修所には、車両検査、月検査、車両洗浄を行う検車部門と、全般検査、重要部検査、臨時検査を行う修車部門があります。




荒川車両検修所にある都電おもいで広場を見学しました。写真は、おもいで広場に保存されている5500形(PCCカー)です。5500形は、アメリカ合衆国の路面電車委員会(Presidents’ Conference Committee)が開発したPCCカーの製造権を購入し、最新の技術を導入して1954年に作られたものです。独特の流線型の車体と低騒音、高加速の高性能を誇り、1系統(品川駅−上野駅)を1954年から1977年まで走りました。




車内には、これらの車両が走っていた昭和40年頃の東京の様子が写真やジオラマで紹介されていました。





写真の車両は、1962年に製造された7500形です。





従来の都電とは趣を変えた2つのヘッドライトが特徴です。朝のラッシュ時の通学用電車として大塚駅前から町屋駅前を走行し、「学園号」とよばれました。







次に徳川吉宗と縁のある飛鳥山公園へ行きました。王子駅側にある公園の入口には、飛鳥パークレールという小さなモノレールがありました。カタツムリの様な形をした乗り物で、飛鳥山の高台まで連れて行ってくれます。




飛鳥山公園は桜の名所で、滝や噴水もあり、とても静かで涼しい所でした。




飛鳥山公園には、都電6000型やD51蒸気機関車が保存されています。6000型は、1949年に製造された戦後初めての新造車です。こちらに保存されている6080号車は、青山、大久保、駒込の各車庫を経て1971年に荒川車庫の配属になりました。1978年まで荒川線を走りました。




写真の蒸気機関車は、D51 853です。1933年に製造され、吹田、梅小路、姫路、長岡、酒田の各機関区を経て、1972年に廃車となりました。





私たちは、音無橋をバックに飛鳥坂を行き来する都電の写真を撮りました。写真は、7000形リバイバル塗装車です。





写真は、2007年に製造された9000型レトロ調電車です。




飛鳥山公園を散策した後、京浜東北線に乗り、上野へ行きました。まず上野駅の正面玄関口と広小路口を撮影しました。1933年に建設された、趣のある駅舎です。





写真は、広小路口側から見た上野駅の駅舎です。





写真は、上野駅中央改札口前にあるグランドコンコースです。明るく広々としたところです。




次に東京地下鉄銀座線の上野検車区を撮影しました。ビルの谷間にある小さな車両基地です。




上野検車区は、1927東京地下鉄道上野電車庫として発足しました。当時は工場業務と検車区業務を行っていました。





戦後、銀座線の旅客輸送量が極端に増えました。このため、1963に上野検車区の工場設備を廃止し、車庫設備を撤去して改築を行いました。1968には、地下に6両編成13本を収容できる留置線を設け、地上部は6両編成を留置できる設備にしました。




銀座線を撮影した後、両大師橋という陸橋を通って上野駅の横断し、上野公園へ行きました。

 



 



徳川将軍家の祈祷所・菩提寺であり、徳川歴代将軍15人のうち6人が寛永寺に眠るとう寛永寺の前を通って、国立科学博物館へ行きました




国立科学博物館では、大哺乳類展と題して、クジラ・イルカ・トド・アシカなど海にすむ哺乳類の骨格が展示され、それらの生態について解説されていました。




次に地球館を見学しました。地下3階から地上3階へかけて、宇宙の誕生、地球環境の変動と生物の進化、人類の科学と技術の歩みという順に展示がされていました。




最後に日本館へ行きました。日本列島の生い立ちや日本の自然に関する展示がされていました。親子連れのお客さんたちで、凄く混雑していました。どのコーナーも、興味深く展示がされ、わかりやすく解説されていたので、一日中科学博物館で過ごせそうでした。


 



最後に上野駅に戻り、上野駅を行き来する電車を撮影しました。写真は、常磐線特急フレッシュひたちです。




16時には、13番線に寝台特急「カシオペア」札幌行きが来ました。13番線、14番線に、「カシオペア」を撮影しようと、多くの鉄道ファンが詰め掛けていました。




 



ずいぶんと豪華な客車でした。











ダイニングカーをのぞいて見ると、列車が到着するや否や、夕食を予約するお客さんたちが並んでいました。





無事、「カシオペア」を撮影した後、山手線に乗って帰宅しました。とても暑い一日でしたが、ずいぶんと色々な見学しました。