山梨県扇山 搬送訓練  2010年6月27日(日)

高尾駅―(中央本線)―鳥沢駅…
50分…梨ノ木平…20分…水場…65分(搬送訓練)…扇山(1137m)…20分…水場…20分…梨ノ木平…40分…鳥沢駅―(中央本線)―高尾駅・解散




 ボクは、朝5時50分ぐらいに起きて、のんびりと荷物の確認をして家を出ました。電車の中で寝ながら高尾駅に行きました。高尾駅で待っていたら、顧問のほかにフジナミ先生(担任)も来ていたのでビックリしました。(山溪部員 中1B ユーゴ)




 鳥沢駅から扇山まで1時間の道のりを歩いていたら、トンネルの中につばめの巣がありました。登山口にやっと着いて登ろうとしたら、森の中から銃砲の様な音が聞こえてきました。山を登っていると、後ろの方からフジナミ先生の悲鳴が聞こえてきました。(山溪部員 中1B ユーゴ)




 山を少し登った所で、水のみ場に着いて休んでいたら、フジナミ先生がそこら辺の木の棒を杖にして登って来ました。その後搬送訓練が始まって、背負ってもらった時に、バランスが崩れるのが良く分かりました。降ろしてもらう時に、少しバランスを崩してしまって怖かった。(山溪部員 中1B ユーゴ)




 最後に山頂の近くで、先輩を背負ったら、凄くたいへんでフラフラしながら歩きました。途中で倒れてしまって、凄く辛かったです。山頂に着いて、昼食を食べて、少し休憩しました。その後の下山で、鳥沢駅まで行くのに、足が痛くて辛かったです。(山溪部員 中1B ユーゴ)




 今回の山行は、「搬送訓練」というものが主な目的としておかれており、その分いつもと登る山も登り方も違った。登った山は扇山で、普通に登るのだとしたら、そんなに時間のかからない山だった。(山溪部員 高1B タツキチ)




 しかしながら、今回は背中には荷物はなく、人を背負って登ったので、なかなか大変だった。重さは勿論のことだが、それ以上に大変だったのが、荷物ではなく生きている人を背負っているということだった。バランスが崩れるたびにヒヤッとするし、何よりも背負われている人は、倒れそうになった時に、何も出来ないわけだから、その点でも怖いものだった。(山溪部員 高1B タツキチ)




 特に交代で人を降ろす時は、なかなか良い場所が無くて難しかった。ある程度の段差があるのが降ろしやすいのだが、それが不安定なところだったり、もしくは、山側ではなく、崖側にあったりと、歩く距離がどんどんと増えていくのが辛かった。また、背負う方も、中には、腰を痛めそうになった人もいたので、うまく交代しながらやる必要があった。(山溪部員 高1B タツキチ)




 3人のうちの2人でやっていた時もあった。その残りの1人も後ろから支えて補助したりと、当初の予定通りにはいかないこともあった。更に思ったのは、交代の際にかかる時間と、途中で1.2回とった水のみ休憩についてだった。実際にケガ人が出たら、なるべく人を早く運ぶ必要があるだろうから、なるべく交代を早くやるべきだろうし、休憩も極力少ない方が良いのではないかと思う。(山溪部員 高1B タツキチ)




 そう考えていたのだが、今振り返ってみるに、そう言うことは出来ていなかったのではないかと思う。交代は思った以上に時間がかかったし、休憩もどうしても長くなりがちだった。もう少し早く動けたらなと思った。(山溪部員 高1B タツキチ)