ホビーセンターカトーを見学   2010年5月9日(日)

 新宿駅―(都営大江戸線)―落合南長崎駅…(10分)…ホビーセンターカトー・見学




 本日の午前中、ホビーセンターカトー東京で鉄道模型を見学しました。




 写真は、ホビーセンターカトー東京の入り口に静態保存されている京浜急行電鉄デハ230形です。1970年代頃に京浜急行大師線や空港線を走っていた懐かしい電車です。保存状態がたいへん良く、とても奇麗でした。




 京浜急行電鉄のデハ230形は、京浜電気鉄道(後の京浜急行電鉄)の子会社である湘南電気鉄道(現在の京急本線黄金町以南の区間)の開業に備えて、1930年から1940年にかけて製造されました。




 湘南・京浜の両社で同系車が合わせて55両製造されました。大東急から分離して、京浜急行電鉄が発足した時に、デハ230形となりました。車体長16m・車幅2.5mの半鋼製車体です。




 この車体の規格は、設計当時の東京地下鉄道東京高速鉄道(後の帝都高速度交通営団東京地下鉄銀座線)の車両規格と類似しています。当時、京浜電気鉄道の子会社に京浜地下鉄道という会社があり、品川より地下線を作り都心へ乗り入れる計画をしていたことの名残です。車体規格と車両の保安装置、サードレール集電靴設置の条件に対応すれば、乗り入れが可能でした。運転台は全室式の片運転台で、座席はセミクロスシートでした。




 ホビーセンターカトー東京は、新宿区の西落合にある関水金属 KATOの本社ビルの2階と3階にあります。まず入口で見かけるのが、京急の赤い電車(デハ268)です。この車両は、ホビーセンターへ改築する際に、彩りを添える為に購入したものです。保存状態もとても良かったというのが印象的です。センター内は、2階に展示コーナー、3階に販売コーナーという形で分けられていて、カトー製品をはじめとする世界の鉄道模型を展示、販売しています。また、大きなレイアウトなどもあり、鉄道模型の楽しさを味わえます。(鉄研 高校部長 高2B サイトー)




 2階は展示コーナーでは、近日発売品の紹介、運転コーナー、鉄道ビデオ放映などがあります。3階は販売コーナーになっていて、KATO製品の鉄道模型が外国型も含めたくさん販売されていました。




 中古品も多く販売されていて、KATOユニット式HOポイントが2000円、直線や曲線が1本200円で販売されていました。外国製のケーブルカー、ロープウェイ、遊園地の乗り物などの模型も販売されていました。




 部員たちは、展示物や珍しい販売品を興味深く見学しました。ドイツ製の遊園地の乗り物やロープウェイ、ケーブルカーの模型に大いに興味を示しました。




 ホビーセンターカトーを見学した後、私たちは青函連絡船の展示を見学するために、大江戸線に乗って船の科学館に行きました。