上毛電鉄 春のイベント2010   2010年4月25日(日)

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 鉄道研究部は、上毛電鉄の大胡駅で催された春のイベントを見学しました。写真は、上毛電鉄の中央前橋駅です。




 中央前橋駅は、南側に広瀬川が流れていて、とても長閑な感じの駅です。




 私たちは、写真の右側に写っている「さくら電車」に乗り、大胡駅へ行きました。

 



 「さくら電車」は、車内にもさくらの花がデコレーションされていました。




 大胡駅は、1928(昭和3)年に開業した駅です。

 



 2007年に大胡駅は、駅舎、変電所と車庫が国の登録有形文化財に登録されました。




 大胡駅には車両基地があり、上毛電鉄や東武博物館のグッズ販売、鉄道模型の運転、デハ101やデキ3021の撮影会が行われていました。




 デハ101は、昭和3年に製造された日本最古の動態保存電車です。デキ3021は、昭和4年に製造された凸型電気機関車です。






 写真は、会場の入り口に休憩所として置いてあった700型電車です。かつて井の頭線を走っていた電車です。

 



 大胡駅の車両基地にある検車区の検査ピットです。上毛電鉄の写真や東武鉄道のサボが展示されていました。




 検車区の中にあるジャッキアップ装置です。台車が展示されていました。




 検車区の中に展示されていた板台枠式台車です。




 検車区の中に展示されていた57型台車です。




 1953年から1960年までの間、浅草駅と中央前橋駅を結ぶ直通急行列車もあった。








 この車両は、デハ104(左)と、デキ3021(右)です。デハ104は、1928年の上毛電鉄開業時にデビューしました(この時に、臨時に運用されるデハ101も一緒にデビュー)。(鉄研 高校部長 高2Bサイトー)




 1970年代まで、上毛電鉄の主力として活躍しました。その後、定期運用から離脱し、1997年には除籍されましたが、現在は大胡駅構内の車両基地に動態保存されています。黄色のカラーリングが目を引きます。デキ3021は、1929年に製造されましたが、元は東急東横線などで活躍しました。(鉄研 高校部長 高2Bサイトー)




 その後、1980年に廃車されましたが、長津田工場で入れ換え機として活用されていました。そして、2009924日に上毛電鉄に渡されました。現在、デハ104と同様に大胡駅の構内にある車両基地に動態保存されています。この車両達は、上毛電鉄のイベントで展示されるので、一度は見に行ってみてはいかがでしょうか。(鉄研 高校部長 高2Bサイトー)









 写真の車両は、上毛電気鉄道のデハ100型電車です。1928年に製造されました。現在、日本で現存する数少ない可動状態の吊り掛け駆動の電車です。製造当時は3ドアでしたか1956年に現在の2ドアに改造されました。1997年まで定期列車に使われていました。(鉄研副部長 中3B モッティー)




 



 午後には、デハ101に乗って、大胡駅から西桐生駅まで行きました。








 お客さんたちは、懐かしい木製の内装を撮影したり、吊り掛け式駆動のモーター音を録音していました。車窓を見ると、多くの鉄道ファンが鉄橋や駅で赤城山をバックにデハ101を撮影していました。

 












 私たちは、西桐生駅の駅舎を見学しました。西桐生駅は、昭和3年に建設されたマンサード屋根の駅舎で、関東の駅百選に選ばれています。




  西桐生駅は上毛電気鉄道の終着駅です。駅舎は昭和3年開業当時からの木造平屋建てです。駅舎は国の登録有形文化財に指定されています。夜にはライトアップもされています。木造駅舎は味があっていいものです。(鉄研部員 中3C 快速登戸)










 次に私たちは赤城駅に行き、デハ101の走行写真を撮りました。そして、東武鉄道を乗り継いで、長閑な風景を眺めながら帰りました。




 






 地理の授業で春の気候について、三寒四温という言葉を紹介します。が、今年の春は、いつもより寒暖の差が激しい。でも今日は温かい陽気に恵まれ、良い一日を過ごしました。