山溪部 雪の赤岳に立つ  2010年3月30日(火)

赤岳鉱泉…(30分)…中山展望台…(10分)…行者小屋…(120)…赤岳(2899m)…(30分)…地蔵仏…(60分)…行者小屋…(30分)…赤岳鉱泉・飯盒炊爨・消灯




 朝、ブーブーというケータイのバイブ音がなった、起きていたのですぐに寝袋をしまったユウが寝ぼけていてすごく眠そうだった。先生が来て火を付けた。朝食はラーメンだった。ぼくは、鷹ノ巣山のときに、ラーメンを食べてのどが渇いたトラウマがあり少し心配だった。食べ終えて、準備をして出発した。(山溪部員 中2A ヨシキ)




 今回の春期合宿では、3月30日か31日の天候の良い日に赤岳山頂へのアプローチする予定でした。春期合宿2日目の早朝に天気予報を調べ、本日の昼過ぎに赤岳山頂に登頂する行程で行けば、最も天候に恵まれると判断しました。朝、赤岳鉱泉をゆっくり出発しました。


 




 途中、中山展望台で赤岳、阿弥陀岳、横岳など八ヶ岳の山々を眺めました。快晴に恵まれ八ヶ岳の山々が鮮明に見えました。頂上では、まだ強風が吹いている様子でした。この時期、八ヶ岳の稜線で強風に吹かれると、目も明けていられず、一歩も進めなくなります。行者小屋で、アイゼンを付け、時間を調整しました。




 途中展望台に登り赤岳を見た。とてもきれいだった。行者小屋でハーネスを付けた。暇ができたので3人で雪に絵を描いて遊んだ。そして、森林の登山道を抜け、ロープをハーネスに付けた先生につなげてあり落ちそうになったら確保してくれるのだ。また少し歩いたらばててきた。もう少し行くと気持ち悪くなってきた。落ち着いたところで休憩することになり、がんばって10分歩いた。休憩しているときになんとなくカキピーを食べた。おいしかった。30分で着くといわれたので、気合で登った。しばらくすると、カキピーを食べたせいか元気が出てきた。険しい道なんてどうでも良くなった。(山溪部員 中2A ヨシキ)






 文三郎尾根から赤岳の頂上を目指しました。尾根の上部では強い風に吹かれました。赤岳頂上直下の岩場は風下でしたが凍りついていたので、部員たちは今までの登山で最も真剣な表情で岩に取り付きました。






 ついに、頂上についた。もうぐったりした。見るとまわりは、白銀一色だった。今回の登山で学んだことを2つあげると、根性出せば何とか登れる、ドウデモいいけどカキピー食べると元気が出る?カキピーは忘れられない食べ物になりました。(山溪部員 中2A ヨシキ)






 赤岳の頂上に着いたら、風がやみ日本アルプスの山々、今までの夏期合宿などで登った甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、穂高岳、槍ヶ岳、白馬岳などが見渡せました。部員たちは、雪目対策のサングラスを外し、景色を眺めました。「うわあ、辺りはこんなに明るかったんだ」と歓声をあげました。




 部員たちは、今日の登山に備え体力トレーニングやクライミングジムでの訓練をしました。実際に今日、強風や凍りついた岩場、体調の不調も乗り越えてやっとの思いで赤岳頂上に到達したので、頂上に着いた時にはかなり喜びました。



 



 僕は頂上に着いたとき、それまでがとても大変だったから嬉しかった。大変だったせいもあって、長い時間サミットにいた。そこで部員とお昼を食べた。下りは当たり前だけどとても急だった。先生がロープで確保してくれていたけれどとても怖かった。道無き道を歩いて1時間位経って行者小屋についた。(山溪部員 中2A コータロー)




 でも、一番緊張したのは、地蔵尾根から行者小屋への下り道でした。一歩間違えれば、遥か谷底まで滑り落ちそうな、やせた尾根を行く急な下り道で、夏に登った時とはまるで違う印象でした。




 文三郎の上部から赤岳頂上、地蔵尾根の核心部にかけての行動では、部員たちを2つのグループに分け、2人の顧問とザイルで繋いで歩きました。行者小屋に降り立った時には、山溪部一同本当にホッとしました。




 本日の行程の最後、赤岳鉱泉の近くの雪の斜面で滑り台を作って遊びました。顧問の高橋先生が雪の滑り台にスコップを使ってジャンプ台を作りました。部員たちがそこを滑り降りたら、凄い勢いで木に激突しました。




 そこでみんなが先生のスコップで滑ったから、それがたくさん滑れる場所にいった。僕は、とても楽しかった。ジャンプ台を作ってもらった。自分ともう一人以外はとてもびびっていった。この日はとても楽しかった。(山溪部員 中2A コータロー)




 今日の登山は緊張の連続でしたが、一日明るく取り組みました。