雪上訓練 富士山五合目    2009年12月27日(日)

大文司屋…(120分)…五合目・雪上訓練…(60分)…大文司屋・馬返し―(タクシー)―富士吉田・入浴―(高速バス)―新宿・解散

 


 山行2日目も、富士山五合目へ行きました。昨日に引き続き今日も快晴でした。五合目から、河口湖や富士吉田の町並みが良く見えました。 今日は、雪の斜面で、アイゼンとピッケルを用いた耐風姿勢、雪上の歩行、滑落停止の訓練をしました。雪の斜面を滑って、ピッケルを使って停止する練習を何回もしました。部員たちは、最初怖がりましたが、だんだんと雪に慣れていき、ピッケルをうまく使って、滑落を停止する動作を覚えました。




 今回の登山は、いつもの登山とはだいぶ違った。登山というぐらいだから、山を登るという動作は勿論変わらない。しかし、歩いている周りの環境は、大きく違った。そう、雪が積もっていたのである。雪が積もっている山というと、今までは一度しか登ったことがなかったのである。それも雪が積もっているといってもたいしたことはなく、しかも11月の話だから。この時の体験が、今回の山行に役に立つとは思ってもいなかった。実際、まったく役に立たないとまではいえなかったものの、状況は大きく違っていた。まず第一に、積もっている雪の量が違った。標高が上がれば上がるほど、その雪の深さは深くなり、少しでも体重をかければズボッとはまるくらいの雪がある所もあった。それは勿論全てではなかったものの、これにはかなり驚いた。また、雪の深さだけでなく、よく滑るのも大変だった。特に今回は、富士山にしては珍しく二日間快晴だったそうで、その分、雪がよくとけていて、滑りやすかった。そんな時にはいたアイゼンは、刃が多少丸まっていたものの、付ける前とつけた後では、まるで違った。だが、使っている間中足と足の間隔をある一定間隔あけなければならなかったので、不慣れな自分にとっては大変だった。ちょっとでも気を抜けば、すぐに両脚の間隔が狭まってしまうし、かと言ってずっと足がぶつからない様にして、集中していれば、後について来る部員との差が開いてしまったりと、難しいものだった。まだまだ慣れないなと言うのをよく感じた。また、寝る時も同じで、冬山の寒さは予想以上に寒かった。ここで更に驚いたのが、この二日間は、奇跡の二日間だったそうで、この程度の寒さは、まだ良い方だということだった。とにかくこの山行は、まだまだ慣れないことが多かったので、声には出さなかったが、驚きの連続だった。この体験を次の山行に活かせるかどうかの自信はないが、頑張っていこうと思う。(山溪部 中3A ムラナカタツキチ)

 




 今回の冬山合宿は、天候に恵まれた。1日目7時50分に新宿西口前のバスターミナルに集合だった。2時間したら、ようやく富士吉田に着いた。それからタクシーに乗って、大文司屋に着いた。なぜか鍵を渡された。「どこが鍵穴か?」と言われた。そんな場所ないと思ったけど、20秒くらいしたら分かった。中に電灯があると思ったんだけど、何もなく中は窓を開けるまでとても暗かった。小屋の中に入ったら、置いて行く物を置いて、荷物の整理をした。その後にアイゼンのはき方を教わった。そして、皆で五合目を目指した。歩いてすぐに一合目に着いた。それから三合目までは早く感じた。三合目まではアイゼンをはいていなかったから、とても歩きにくかったけど、三合目からはアイゼンを付けたので、急にとても雪上を歩きやすくなった。三合目から四合目まではとても長く感じたんだけど、もう歩くのに慣れていたからあまり疲れていなかった。四合目から五合目はとても疲れた。しかもまだ五合目じゃないのに、小屋があって精神的にとても疲れた。それから暫くしたら、開けた道路があった。そこで1日目の登山が終了した。2日目は、1日目のような感じで登っていった。でも、その日は、前日の道路からさらに30分くらい歩いて訓練場へ行った。そこで耐風姿勢やピッケルの使い方や雪上での歩き方を訓練した。とても疲れたし、おなかもすいた。そこで半日ほど過ごした。そこからの下りは、もうかなり疲れた。なのに皆は力が付いたのか、なんか僕以外の人は皆走っていた。僕は疲れたので、走れずおいて行かれた。でも井上先輩と鈴木先生は、待っていてくれた。それから大文司屋に着いたら、とてもあわただしかった。タクシーに乗ったら酔った。風呂は1000円もしたけど5分くらいで出て、みんな急いでバスに乗ったから、生きた心地がしなかった。それから新宿にすぐに着いた。新宿はとても寒かった。今回の山行は、天候にも恵まれてとても楽しかったのでまた行きたい。(山溪部 中2A コータロー)

 
 


 僕は今回の冬山山行に行くのも、富士山に行くのも初めてだったので、色々楽しみでした。でも思ったより大変で、またとても良い体験をすることができました。まず、12月26日、朝7時50分に新宿西口高速バスターミナルに集合しました。それから約2時間くらいバスに乗って、富士吉田駅で食料を調達してタクシーで馬返しにある明治大学の所有している大文司屋という所に荷物を置いて、1日目の富士登山に行きました。登っている時、最初はあまり凍ったりはしていませんでしたが、じきに雪や氷が出てきて、よく滑ったりするようになってきたので、三合目まで行ってアイゼンを付けました。それからはまったく滑らなくなったので、調子に乗っていたら歩幅が狭くなってきてよく注意されました。でも、休憩も少なくスムーズにスケジュールが進んだので良かったと思いました。次の日は4時起床で全員時間通りに起きて、朝食作りを始めて時間通りに出発することが出来ました。この日は、二合目からアイゼンを付けて登りました。皆疲れを忘れて登っていた様で、休憩も少なく無事に五合目に付きました。次に雪上訓練ということで、雪上歩行の仕方と耐風姿勢、あとか辛く停止の仕方を教えてもらいました。この中で一番難しかったのが滑落停止で、しっかりピッケルを雪に突き立てて踏ん張らないと効果がなく、慣れるまで大変でした。訓練が終わった後は下山だけだったので、変な所でショートカットコースを使ったりして、一部の人が先に急いで行ってしまって、追い付くのがとても大変でした。でも1日目よりだいぶ早く下りる事が出来たので、良かったと思いました。その後のバスでは疲れきっていたので、眠ってしまいました。振り返ってみると大変でしたが、とても楽しい山行でした。また、来年も行きたいと思いました。(山溪部 中2A ホン)